内藤如安の居城、丹波国八木城攻城記。 その1 <登山道> : 坂の上のサインボード
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内藤如安の居城、丹波国八木城攻城記。 その1 <登山道>

丹波国八上城から西へ25kmほど離れた京都府南丹市に、かつて八木城がありました。

八木城はキリシタン武将・内藤如安(ジョアン)ゆかりの城としても知られています。

ここも、天正7年(1579年)の明智光秀丹波攻めの際に落城した城です。


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八木城はJR山陰本線の八木駅の南東に聳える標高344m、比高約220mの山頂から尾根伝いに広がる広大な城で、丹波国では、黒井城八上城と並んで丹波国三大山城のひとつに数えられます。

上の写真は城跡北東側の国道477号線からの遠景です。


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八木城跡をズームします。

山の形がいかにも城跡って感じですね。


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城跡への登山口は、麓の春日神社の西側にある京都縦貫自動車道のガード下をくぐったところにあるのですが、そのガード下が見てのとおり、城門風に演出されています。


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いいですね、こういうおもてなし精神

普通はコンクリートむき出しのガード下のトンネルも、ちょっとした演出でこんなに楽しい空間になります。


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トンネル近くに設置された説明板です。


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トンネルをくぐります。


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トンネルを抜けるとすぐに登山口があります。

登山開始です。


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登り始めてすぐ、左右にいくつもの削平地が段差になって棚田のように連なっていました。


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おそらく、これらはかつての麓の屋敷跡の遺構と思われます。


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登山道には、現在何合目かを示した道標が設置されています。

これは目安になってありがたい。


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屋敷群は二合目あたりまでつづきます。


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三合目あたりから、登山道の傾斜がキツくなります。


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五合目


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壊れちゃっていますが、地元小学校卒業生が作った立て札も。


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七合目

陽の光が差し始めました。

そろそろ頂上が近いのかもしれません。


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八木城は有名な山城ではありますが、丹波国守護細川氏守護代をつとめた内藤氏の居城だったという以外は不明な点が多く、「幻の八木城」といわれています。

それは、キリシタン武将として知られる内藤如安の居城として禁教令(キリスト弾圧)を受け、後難を避けるため史料の多くが故意に書き換えられたり、記録が抹殺されてしまったようで、その真偽を鮮明にすることが非常に困難となってしまっているためです。


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九合目です。


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青空が見えてきました。


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登りきりました。

ここは城跡の尾根の中央にある馬屋曲輪跡です。

細長い帯曲輪です。


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さて、いざ本丸へ・・・と言いたいところですが、長くなっちゃったので、つづきは「その2」にて。




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by sakanoueno-kumo | 2020-06-22 13:17 | 京都の史跡・観光 | Trackback | Comments(0)  

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