にせ・のんびり。

〔2025年/日本/テレパック〕



■第12話「狂い咲く理想の家族」

蒼太を殺害し、緋莉を追い出し「偽物の家族」を
排除した千翠。血に染まった灰原家に現れたのは
翠の元夫・一馬だった。

苦しみの元凶だった一馬と対峙し、恐怖で震える翠…。
絶望の底に沈んだ灰原家の前に姿を現したクロミは
翠に“ある言葉”を囁く。

覚悟を決めた翠が選ぶ最後の選択とは…？
クロミが求めた「理想の家族」の結末とは…!?




すばらしい。クロミが囁くだけで、
あれだけ会社命だった元ぬのじうらが、
一家心中にまで易々と至ってしまう。

言っておくが、クロミは一切手出ししていない。
無理に罪に問うならば自殺教唆か。

ノリカ手作りの毒入りミートボールを最後の晩餐に
長男坊もついに年貢の納め時。

口から白い泡を吹いて昇天。

それを見届けたノリカも長男坊の皿から、
イシイのミートボールを手づかみで自分の口に・・・。

なぜか、こちらは血を吐いてお陀仏。

無事生き残ったこの家の娘は、
クロミから代々伝わる秘密のペンダントを賜り、
無事、三代目襲名。

スケバン刑事でいうところの浅香唯である。



そしてまたクロミは新しい屋敷の門をくぐる。
自分にとっての「理想の家族」を追い求めて・・・。


終盤は長男坊のクレイジーくんな演技に圧倒されて、
クロミの存在感が薄まったが、最後まで普通に楽しめた。
やはり初志貫徹。「腐った家族を許さない」のタイトル
通り、有言実行っぷりが心地よかった。

それにしても、この家族・・・。
こんな結末を迎えるほどヒドイ事したっけ？

特に父親なんて、女子大生と不倫してただけ。
それも妻公認で。

長男坊のイジメもクロミが仕掛けなければ、
そこまで追い込まれなかったような・・・。




■番組出演　関水渚、藤原紀香、高橋光臣、阿久津仁愛、
　大熊杏優、しゅはまはるみ、関哲汰、倉冨なおと、
　石川大樹、久保乃々花、井上想良、田村智浩、
　菊池ハル、辻皓平、中原みなみ、丸山智己、
　吉澤要人、福田温子、テイ龍進、八神慶仁郎、
　赤間麻里子、うらじぬの、大西礼芳、岡本望来、
　千賀由紀子、津村知与支、水野智則さんほか。




評価　★★★★☆

■明日から移行が完了するまで、更新をおやすみします。
いつ終わるのん？

〔2025年/日本/TBSスパークル〕



■第10話
「辿り着いた真実〜父を信じた娘が起こす愛の奇跡」

一連の犯行を告白した鳴川。
一方、心麦、松風、神井は赤沢のGPSを追いかけて
林川家に辿り着く。扉を開けた先には、刺された
赤沢と包丁を手にした妻の京子がいた。

ついに、心麦にとって宿命のはじまりである
東賀山事件の全貌が明らかに。
そして、心麦たちそれぞれの宿命が終わり、
心麦と春生に愛の奇跡が訪れる。




「愛の奇跡」じゃねーわ。
フリー・リランキー、殺されたのって、
自業自得みたいなもんじゃねぇの？

結局、自分が東賀山の事件現場に最初に辿り着いて、
赤ん坊を2階にあげたのを隠さなければ、普通に
捜査が進んでいたものを・・・なぜ隠す？

で、冤罪で犯人として無関係の人間が逮捕され、
死刑判決を受けてもダンマリで過ごしていた。
そんだけ子どもが、赤の他人を死に追いやっても、
自分ら夫婦に子どもが欲しかったの？

で、いきなり手のひらを返したように、
あぁ、オレ・・・こんなこっちゃダメだ！、
真っ当に生きなくちゃ！とクリスマスに思い立ち、
西田尚美を責める。

西田尚美のほうだって、今は幸せにクリスマスを
息子たちと過ごそうとしているところに、いきなり
全部バラそうぜ！悪いけど、あんたも巻き込まれて
くれよ！・・・なんて、やって来られたら、
もう殺すしかないよな！

でも、西田尚美さすが「OUT」出身。
自宅にクスリは隠し持ってるわ、人に次々と
罪をきせまくるわ、放火までやってのけて、
最後はダンナまで出刃で刺してしまう。無敵だろ？

フリー・リランキーも名探偵コナンじゃないんだから、
謎解きの遺言なんか残していくなよ！、
一言、「お父さんはこれから京子さんに会いに行きます」
これだけで済む話だった。

このドラマ脚本、最大の失敗は（漫画原作があるので
気軽に改変は出来ないが）、クジャクがどうのこうの
言いながら、事件の謎を自分たちで解く事を放棄。

西田尚美が捕まってからは、法廷ですべて白日の下に。

弁護士とか、記者とか、ヤメ検事とかいらなくね？

VRおぢさんこと、野間口徹が最近、どこのドラマに
出てもモテモテなのも納得できないのだが、
松浦りょうさんも結局、スマホ画像だけの登場かよ！
松浦りょうである意味、ある？

色々と気に食わないところは多々あるが、
結局、「広瀬すずを愛でるため専用」の作品に
終始してしまった感が強い。

だって普通に考えて、弁護士が事件被害者の娘を
自分の事務所に雇ったり、必要以上に構いまくったり、
事件が解決してもいつのまにか、そばに立ち、
ラーメンおごるから食いに行くべと誘うんだぜ？
ロリコン、ここに極まれり！

それもこれも「広瀬すずだから」だろう？
原日出子なら無視すんだろ？

なんだか、ロリコンとサイコパスが入り乱れて、
延々と時間稼ぎをしているようなドラマだった。
クジャク、関係ねぇし。クエーー！！





■番組出演　広瀬すず、松山ケンイチ、リリー・フランキー、
　磯村勇斗、森崎ウィン、瀧内公美、酒井敏也、酒向芳、
　成田凌、藤本隆宏、西田尚美、野村康太、絃瀬聡一、
　斉藤優、仙道敦子、原日出子、清乃あさ姫、
　オクイシュージ、森下ひさえ、岩瀬亮、上田遥、堀内充治、
　大森嘉之、神田青、藤森祥平、伊藤隆太、白鳥廉、
　宮瀬なこ、石丸謙二郎、布施勇弥、篠井英介、
　宮崎美子、松浦りょう 、間宮啓行、鳥谷宏之、有森也実、
　山岸門人、肥田日向、井上肇、大島蓉子、原ふき子、
　椙本滋、市川大貴、後藤亜希、唐沢龍之介、ゴリけん、
　吉村恵里子、矢野ぺぺ、ひより、ノボせもんなべ、
　髙橋秀斗、たかおぽん、土居祥平、中野勇助、
　北島タツロウ、野間口徹さんほか。




評価　★☆☆☆☆

〔2023年/日本/AX-ON〕



■第10話「帰る場所」

麻美は幼馴染の夏希と美穂の飛行機事故を阻止するために、
真里と一緒にパイロットになった。しかし、Xデー直前に
機長として乗れないことが発覚し…。

地方公務員、薬剤師、ドラマP、研究医、パイロット…。
巡り巡ってたどり着く、麻美の人生の終着点は!?
かつて思い描いた希望の未来は、果たしてやってくるのか!?
奇想天外なブラッシュアップライフついに完結!!




2人はこの日のために、この航空事故を回避させるため、
5回も6回も生き直して、同じような人生をなぞって
来たのだ！その苦労が報われる日がついに来た！

突然2人の目の前に現れる謎の男。


「実は私、タイムリーパーなんですね…」


ん？既視感。

すべては終わり、舞台は58年後。

ん？既視感。

これって・・・「ホットスポット」のマネじゃん。

いや、正しくは私が順番を逆に見てるだけであって、
「ブラッシュアップライフ」を「ホットスポット」が
なぞっているだけじゃん！

これをおもしろい！オマージュだ！おまんじゅうだ！、
インスパイアだ！と受け取るか、バカリズム先生の
大いなる手抜きと受け取るかで作品の評価は
ガラリと変わると思われる。

でもあれだな。天寿を全うすれば、もう転生する事は
ないんだな。魂も浄化されて消滅しちゃうんだろうな。
じゃないとあの世も大渋滞を起こすだろうし。

だから少しずつ日本の人口も減っていって少子化が
叫ばれてるワケだ。みんな最後はサナダムシとか、
ぎょう虫に生まれ変わって、ぎょう虫の天寿を全うし、
あとにはなにも残らないんだろうな・・・。




■番組出演　安藤サクラ、夏帆、木南晴香、水川あさみ、
バカリズム、田中直樹、染谷将太、志田未来、永尾柚乃、
中島ひろ子、松坂桃李、鈴木浩介、小吹奈合緒、羽子田梨杏、
小澤美優、野呂佳代、中村啓子、安原琉那、うらじぬの、
宮下雄也、早瀬憩、住田萌乃、和田愛海、前田織音、瀧七海、
真白莉瑚、藤井優、野中梨緒那、板垣樹、市川由衣、
小嶋咲絢、松金よね子、綾田俊樹、野間口徹、三浦透子、
中田クルミ、勢登健雄、竹森千人、佐々木史帆、冨手麻妙、
矢嶋俊作、高木トモユキ、鈴木凛子、吉田萌果、泉谷星奈、
中山啓子、龍野七海、中野真緒、入江甚儀、森永徹、
芦原優愛、拓夢、田野良樹、上村結羽、本屋碧美、塩崎忍、
深尾あむ、荒川ひなた、和泉詩、増田光桜、田井葵、
石塚月雪、佐々木明杏、川畑亮人、道仙拓真、堀かおり、
森田亜沙美、上埜すみれ、黒木華、前野朋哉、川面千晶、
蓑輪裕太、荒木誠、藤田啓介、塚地武雅、BOB、山口森広、
岩永ひひお、金子ゆい、佐藤まんごろう、佐藤太助、
西村ひさあき、中野深咲、宮島はるか、臼田あさ美、
吉田芽吹、島田美希、篠原美紀、仲村トオル、佐々木春香、
岡部尚、阿部翔平、横内亜弓、鈴木隆仁、上地春奈、
名取えりか、りんごちゃん、佐藤玲、古川康、矢柴俊博、
小林千里、田村健太郎、山田真歩、上野凱、浅野忠信、
近藤春菜、江口のりこ、神保悟志、緒方ありさ、大津尋葵、
星川愁、小山弘訓、中村公隆、内藤トモヤ、加藤美智子、
本田涼香、後藤悠子、愛由、石原ヒロ子、橘侑希、内藤律子、
仙石みよ子、藤下栞さんほか。




評価　★★☆☆☆

〔2025年/日本/TBSスパークル〕



■第11話「ハッピー・バッドエンド」

ついに麗奈を見つけた紗智子と誠。
麗奈がいたのは１４年前、紗智子が麗奈に刺された
音楽室だった。紗智子と誠が麗奈に自首を勧める一方で、
麗奈は罪の意識を持つことができず心底不思議そうな
顔を見せるのだった。

紗智子を姉のように慕っていたと語り、
一緒に過ごした時間を回顧しながら口先だけの
謝罪を述べる麗奈は、ハサミを手にして…。

紗智子の父の死の真相は？
紗智子の全てを掛けた壮絶な復讐の果てとは…？！






まったく「ハッピー」とは思えない、
ただの「バッドエンド」でしたが・・・。

そもそも、犯罪被害者がその加害者の娘を
預かって養育する…なんて法的にも、倫理的にも
許されるの？

普通に考えて「被害者」なのだから「加害者」の
娘に対して、なんらかの感情が湧きだし、
どこかのタイミングでそれが爆発、手にかけて…。

充分ありえなくなくない？

警察的にも、検察的にも絶対に許されんと思うわ。
まぁ、そこはドラマだから・・・。


麗奈はとりあえず刑務所に収監されているようだが、
あれだけの人間をぶっ殺してる訳だから、
二度とシャバには出られないだろう？

そして「反省」は今も見られない様子。
とにかく何かを殺害したい衝動にかられながら、
ムショの臭いメシを食っている。

そしてその衝動は娘にも確実に遺伝したようで、
自分より小さいものを殺したがる娘。
それの何がいけないのかがわからない娘。

そんな娘のとびっきりの笑顔で物語は終わる・・・。

思いっきりホラーで、一体誰にとって
「ハッピー」だったのだろうか・・・。

結局、このドラマも「復讐」しなかったな・・・。





■番組出演　佐々木希、渋谷凪咲、井上祐貴、向里祐香、
柳ゆり菜、深尾あむ、三輪晴香、吉澤閑也、芝田凰乃、
石塚友菜、板尾創路、亘理舞、吉田ウーロン太、川瀬絵梨、
福山康平、ゆかわたかし、小倉弘子、赤荻歩、
藤原邦章、長野克弘、空美、瑠璃、佐藤遙灯さんほか。




評価　★★☆☆☆

〔2025年/日本/TBSスパークル〕



■第9話
「真犯人の告白！サヨナラ私が走った旅路の最果て」

心麦は松風と鳴川とともに、手紙に書かれていた
最後の人物“廣島育美”のもとへー。

一方、赤沢は神井からある資料を見せられ、
その内容に驚愕し、どこかへ走り去る。
その頃、捜査本部では阿波山夫妻殺害の疑いが
赤沢に向けられ、検察では阿南がついに友哉の
起訴を決意。
そんな中、神井が心麦たちに“ある提案”を持ち掛けるー。




ヤフーのコラムに
「『クジャクのダンス、誰が見た？』は混迷のドラマである。
　ジャングルに迷い込んで、自分のいまいる位置がわからない。
　タイトルに忠実な展開を見せている。」と書かれていた。

まさに。混迷し過ぎて、視聴者も誰に感情移入していいのか
判断に苦しんでしまう。

ひとつのドラマでこれだけ多くの「父と子」の物語が
重なり合っているのも、見づらい理由のひとつだと思う。


そもそも物語の出だし、広瀬すずの父親の
フリー・リランキーがアタマオカシイ。

遺言めいた手紙を遺すのだが、周りの人間の名前を
連ねて、私が殺されても、この人たちは「犯人では
ありません！」とリスト化し、それをラーメン屋に
託す。

私が殺されたら、「多分犯人はこの人です！」
リストを残しておけよ。ラーメン屋もらい殺害。

「オカちゃん」と呼ばれていたヤツが犯人だ！
なにっ？！西田尚美の旧姓が「吉丘」だから、
「オカちゃん」確定！

…吉丘京子で「オカちゃん」になるかね？
普通に考えて「キョウコちゃん」「キョウちゃん」、
苗字から取るなら「ヨッちゃん」「ヨッシー」
あたりだろうよ。

血まみれの赤沢の横で包丁を握る西田尚美で、
つづく…！次回、最終回だったから、視聴者に
あぁ！犯人は西田尚美か！と思わせておいてからの～、
別の真犯人である「オカちゃん」登場の可能性。

そして当初「林川うた」とされ、海外留学中と紹介
された松浦りょうさん。彼女ほど名のある女優が、
スマホの写真程度な友情出演で終わるハズがない。
彼女こそが本当の「林川うた」なのだろう。

つまり、広瀬すずは林川うたではない・・・！
広瀬アリスの妹である。

…ここまで来たら、最終回までつきあうか…。
今期のTBSドラマはハズレが多い印象。





■番組出演　広瀬すず、松山ケンイチ、リリー・フランキー、
　磯村勇斗、森崎ウィン、瀧内公美、酒井敏也、酒向芳、
　成田凌、藤本隆宏、西田尚美、野村康太、絃瀬聡一、
　斉藤優、仙道敦子、原日出子、清乃あさ姫、
　オクイシュージ、森下ひさえ、岩瀬亮、上田遥、堀内充治、
　大森嘉之、神田青、藤森祥平、伊藤隆太、白鳥廉、
　宮瀬なこ、石丸謙二郎、布施勇弥、篠井英介、
　宮崎美子、松浦りょう 、間宮啓行、鳥谷宏之、有森也実、
　山岸門人、肥田日向、井上肇、大島蓉子、原ふき子、
　椙本滋、市川大貴、後藤亜希、唐沢龍之介、ゴリけん、
　吉村恵里子、矢野ぺぺ、ひより、ノボせもんなべ、
　髙橋秀斗、たかおぽん、土居祥平、中野勇助、
　北島タツロウさんほか。




評価　★☆☆☆☆

〔2023年/日本/NHK〕




もめ事あるところに現れ、法をささやく謎の男。
あらゆる法律をそらんじるが、弁護士ではない。

失踪した猫が他人に飼われていたら、どうなる？
渦巻く悩みに分け入る男の、仲裁も解決もしない
「あくまで法律上の話」に人々の心が動く。

拾った猫を飼う田中のもとに、その猫の飼い主を
名乗るエリコとミホの姉妹が訪れる。
姉妹は猫を返すよう求めるが田中は拒否。
果たして猫は誰のもの？




変質者を演じさせれば日本一の個性派俳優、
柄本時生さん主演による、法律にめっぽう詳しいが
弁護士や法律家じゃないやはり変質者な短編ドラマ。

5分で法律のウンチクを視聴者に分からせるって、
これはもう、「令和の六法やぶれクン」ではないか！（笑）

それよりも気になるのが・・・、
エンディングの・・・。

「脚本　向田邦彦」

昭和ドラマ好きなら誰でも・・・エッ？と思うわな。
検索してみたのだけれど、これが本名なのか
ペンネームなのか、あの先生と何らかの関係があるのか、
はたまた、ただの偶然か・・・一切不明。

見た者にこういう感情を抱かせたことで、
まんまと相手の思うツボなのかも知れないが・・・。




■番組出演　柄本時生、田中要次、阿佐ヶ谷姉妹、
猫さんほか。




評価　★★☆☆☆

〔2025年/日本/TBSテレビ〕



■Last Episode -Puppets can’t control you-

隣徳学院と霞が関と永田町をつなぐ不正の証拠はそろった。

その不正には、千木良遥が巻き込まれていた。
大人たちが、自分の利権欲しさに踏みにじってきた
子どもたちの未来を御上は取り戻すべく、
生徒たちと考え、立ち向かっていく。

そして迎える卒業の日、最後の授業。
３年２組を待ち受けるのは、未来の光か、それとも。




文句つけながらも最後まで見ていたわけだが・・・。

不正を告発したけど官僚は逮捕もされず、
まだ官僚の席に居座ってるし、及川光博の
出て来る場面はコントだし、
副担任の吉岡里帆の実家が金持ちと伏線を
張っていたから、裏口入学に何らかの関係が・・・、
と考えていたら、まったくスルー。

なにより・・・常盤貴子の娘が、
殺人まで犯してしまうほどの理由、必然性が
まったく感じられない。

ちゅうか、こんなほのぼのエンドを迎えるなら、
殺人事件の設定、まったくなくても成立しない？

御上兄の自殺も、槙野の後輩の過労死も、
学園の問題とまったく関係ないよね？

こんな破綻した脚本で「名作扱い」されてしまうのか？
松坂桃李「しか」見る所のない迷作爆誕！



「このヌルい番組を…ぶっ壊します！」

次回新番組の予告に出てきた阿部寛さんが
当てつけのイヤミを吐いて、「御上先生」一巻の終り。





■番組出演　松坂桃李、奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、
　吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、髙石あかり、八村倫太郎、
　山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子、森愁斗、
　安斉星来、矢吹奈子、今井柊斗、真弓孟之、西本まりん、
　花岡すみれ、野内まる、山田健人、渡辺色、青山凌大、
　藤本一輝、唐木俊輔、大塚萌香、鈴川紗由、芹澤雛梨、
　白倉碧空、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、上川拓郎、
　篠原悠伸、松角洋平、北村一輝、櫻井海音、岡田将生、
　及川光博、林泰文、堀田真由、高橋恭平、知花くらら、
　高久慶太郎、大水洋介、山田姫奈、羊華、光永聖、石川誠、
　南後杏子、東根作寿英、山田真歩、栗田貫一、井上肇、
　関智一、橋本恵一郎、越村友一、 工藤遥、竹森千人、
　村田凪、林裕太、宮森右京、森寧々、梅沢昌代、山本道子、
　春延朋也、常盤貴子さんほか。




評価　★☆☆☆☆

〔2025年/日本/テレパック〕



■第11話「理想の家族は地獄絵図へ」

鏡に書かれた「殺」の文字。

突然響く悲鳴に駆けつけた翠が見たのは、
血を流して倒れる蒼太と、刃物を握る千翠だった。

怯える翠に、「誰かが家に忍び込んだ」と訴える
千翠だが、その目には狂気が宿っていた。
逃げようとする翠にじりじりと迫る千翠。

翠は緋莉を探すが、家のどこにも姿がない。
追い詰められた翠が逃げ込んだのはクロミが
監禁されている地下室だった…。　




ついに家族内での「共喰い」スタート！
ここに出て来る方々は、殺されても
「まぁ仕方ないか」で済まされるレベルなので、
あんまり気の毒にも思えず、逆にやっちゃえ！的な。

（ボウケンレッドは不倫程度なので、命まで
取らなくてもいいとは思うけど）


今回も「うらじぬの」さん小活躍！
スゴイな！一瞬出て来るだけで、その場の空気を
全部かっさらって行くな！今、一番の注目株だよ！



長男坊も「狂気」を大熱演！
本作随一の演技派である。

そうかそうか。
第1話で4人の遺体が見つかった。
地下室で家政婦が閉じこめられているのが
救助されたと刑事が言っていたから、
てっきり一家全滅かと思っていたが、
この家の娘は「被害者」だからな。

そして、その娘はクロミが「お守りします」と
約束した。4人目はワザワザ殺されにやってきたのか。

次回、いよいよ最終回！
クロミはどこへ向かうのか？




■番組出演　関水渚、藤原紀香、高橋光臣、阿久津仁愛、
　大熊杏優、しゅはまはるみ、関哲汰、倉冨なおと、
　石川大樹、久保乃々花、井上想良、田村智浩、
　菊池ハル、辻皓平、中原みなみ、丸山智己、
　吉澤要人、福田温子、テイ龍進、八神慶仁郎、
　赤間麻里子、うらじぬの、大西礼芳、岡本望来、
　千賀由紀子、津村知与支、水野智則さんほか。




評価　★★★★☆

〔2023年/日本/AX-ON〕



■第8話「ずっと一緒」

人生4周目の麻美は、宇野真里にタイムリープを
見抜かれてびっくり!しかも、真里も同じように
人生をやり直し続けていて…。真里の口から語られる、
麻美も知らない“もうひとつの人生”…。

繰り返す麻美の人生で起きていた何気ない
出来事たちの裏に隠されていた衝撃の事実。
真里が人生を何度もやり直している目的とは!?
そしてついに麻美が目標達成!?
物語は誰も予想しなかった展開へと突き進む!!

■第9話「最後の人生」

麻美はようやく手にした希望の来世をなげうって、
幼馴染の夏希と美穂の乗る飛行機事故を阻止すべく
人生5周目を始める。

小学校で再会した6周目の真里から前回の人生で
航路変更に失敗した話を聞き
「今回は私もパイロットになる」と宣言。

2人で同じ飛行機に機長と副操縦士として乗り、
今度こそ夏希と美穂を助けようと誓い合う。
やり直しの利かない運命の最終章が今幕を開ける！




・・・チッ。
しまったなぁ・・・。

油断してたら、4、5、6、7話を見逃した…。
全10話で4話抜けたら、もうワケわからんぞ…と、
思っていたら案の定、あしたのジョー。

安藤サクラは柄本佑と出会わない4回目の人生を
歩んでいた。・・・そんなにポコポコ死んだのか。

いつの間にか、リセット人生の仲間も出来てるし。
8回目、生き直してるってどんだけ前世で徳を積んだ
人生だったのか。

そんな安藤サクラもバカなリズムに通告される。
次の5回目で生き直しは最後になりますと。

とにかく、なにが何でも安藤サクラに殺意を抱いて
いる者がこのドラマには存在するようで、
いくら交通事故を回避しようとも、ただ道を歩いて
いるだけで頭上から鉄骨が落ちて来る。

人の運命とはそんなものかも知れない。
あと1分、この路地を曲がるのが早ければ、
遅ければ・・・。

そう言えば、埼玉の陥没事故で埋もれている
トラック運転手、どうなったんだよ？！

「そこにいる」のがわかっているのに、
助けてやることが出来ないって、どういう事
なんだよ？総理の10万円商品券なんか後回しで
いいんだよ！目の前の危機を救ってやれよ。




■番組出演　安藤サクラ、夏帆、木南晴香、水川あさみ、
バカリズム、田中直樹、染谷将太、志田未来、永尾柚乃、
中島ひろ子、松坂桃李、鈴木浩介、小吹奈合緒、羽子田梨杏、
小澤美優、野呂佳代、中村啓子、安原琉那、うらじぬの、
宮下雄也、早瀬憩、住田萌乃、和田愛海、前田織音、瀧七海、
真白莉瑚、藤井優、野中梨緒那、板垣樹、市川由衣、
小嶋咲絢、松金よね子、綾田俊樹、野間口徹、三浦透子、
中田クルミ、勢登健雄、竹森千人、佐々木史帆、冨手麻妙、
矢嶋俊作、高木トモユキ、鈴木凛子、吉田萌果、泉谷星奈、
中山啓子、龍野七海、中野真緒、入江甚儀、森永徹、
芦原優愛、拓夢、田野良樹、上村結羽、本屋碧美、塩崎忍、
深尾あむ、荒川ひなた、和泉詩、増田光桜、田井葵、
石塚月雪、佐々木明杏、川畑亮人、道仙拓真、堀かおり、
森田亜沙美、上埜すみれ、黒木華、前野朋哉、川面千晶、
蓑輪裕太、荒木誠、藤田啓介、塚地武雅、BOB、山口森広、
岩永ひひお、金子ゆい、佐藤まんごろう、佐藤太助、
西村ひさあき、中野深咲、宮島はるか、臼田あさ美、
吉田芽吹、島田美希、篠原美紀、仲村トオル、佐々木春香、
岡部尚、阿部翔平、横内亜弓、鈴木隆仁、上地春奈、
名取えりか、りんごちゃん、佐藤玲、古川康、矢柴俊博、
小林千里、田村健太郎、山田真歩、上野凱、浅野忠信、
近藤春菜、江口のりこ、神保悟志、緒方ありさ、大津尋葵、
星川愁、小山弘訓、中村公隆、内藤トモヤ、加藤美智子、
本田涼香、後藤悠子、愛由、石原ヒロ子、橘侑希、内藤律子、
仙石みよ子、藤下栞さんほか。




評価　★★☆☆☆

■明日の更新は諸事情により、できない可能性がございます。
その場合は翌日になります。

〔2025年/日本/NHK〕




大学の非常勤講師として働く吉人は、妊娠中の姉から
甥・幸太を押し付けられ、預かることに。だが間もなく、
幸太が失踪。吉人はどうにか幸太を探し出すと、
現実に絶望する幸太の本音を聞くと意気投合してしまう。

二人の関係は深まり、共に吉人の専門である
悲観主義（ぺシミズム）を突き詰めていく。

“人生を悲観しつつも、どこか楽しい”不思議な
共同生活を送る二人。やがて、それぞれにとって
最悪の悲劇が起きる。





単発の特集ドラマ。現在、人類を代表する魚顔の
中でも超売れっ子の岡山天音さん主演。

なかなかに哲学的。

「なんで死んじゃダメなの？」

こんなこと、子どもに問われるとちょっと答えに
詰まってしまう。なぜ死んではいけないのか？
なぜ、人を殺してはいけないのか？
豚や牛なら殺していいのか？

ふたりにとって最悪の出来事とは、
「新しい生命の誕生」

あぁ・・・こんな世界に産まれてくるなんて・・・。
ふたりには絶望しかない。が、表情は実に晴れやか。

そんな死にたがりの年代を越えたふたりは、
とりあえず今を生きることにする。

ふたりがこよなく愛するルーマニアの思想家、
シオランの墓を見てから死ぬことにするそうだ。

岡山天音さんは魚類なので、100トン越えの鉄の
カタマリに乗って10時間も旅し、パリに行くのは
常人のする事じゃないといつも口にしている。
つまり、飛行機に乗りパリにはいけない。

なので、ふたりがしたパリで死のうという約束は
永遠に果たせないということだ。

ラストは岡山天音さんが水辺に帰っておしまい。

ギョギョギョ！





■番組出演　岡山天音、森優理斗、村川絵梨、中村織央、
片岡礼子、おいでやす小田、ゆうちゃみ、渡部潤一、
星耕介、関修斗さんほか。




評価　★★☆☆☆