しゅうまい12ブログ

Week 11 Seahawks vs 49ers Review

 

 

今回は、11月18日(現地11月17日)に行われたSeahawks vs 49ersのゲームのReviewをしていきたいと思います。

 

 



 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

SEA

3

3

7

7

20

SF

7

0

3

7

17

 

試合は、20-17でシーホークスが勝利しました。

 

 

ESPNのスタッツ

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ハイライト


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2. 試合振り返り(オフェンス)

 

Bye明けから、オフェンスのスタイル自体をガラリと変えてきました。

 

今までは、ショットガン主体でノーハドルで攻める、テンポオフェンスだったのが、アンダーセンターも多く交えたゆっくり攻めるオフェンスに変化しました。

 

特に、ノーハドルを全く使わなかったのは驚きでした。

また、Bye前までほとんど使わなかった、アンダーセンターからのパスやランの比率がかなり多くなっていました。

 

 

そして、1番大きかったのは、OLのプロテクションが改善したことでした。復帰したLucasや、引退したWilliamsに変わって入ったOluwatimiの活躍が顕著でした。

 

3QにBosaが負傷した後、49ersのDLが弱体化し、プロテクションがかなり持つようになりました。そのため、Genoがポケットで時間をかけて投げれる機会が増えました。

 

 

 

 

QB

 

Genoとしては、6戦目にして49ers戦初勝利となりました。

 

パスの成功予測値(Next Gen Statsから)との実際の成功率の比較は、予想よりも実際が16.5%も高くなっていました。これは、2023年のWeek 2以来の好記録です。

レシーバーの貢献度も大きいでしょうが、OLが以前よりも安定したことで、Genoが投げやすくなったのもあるでしょう。

 

 

 

RB

 

この試合では、左サイドへのアウトサイドのランが多かったです。これは、右のEdge(オフェンスから見て)にセットするBosaを避ける意図があったと思います。

 

 

WR

 

DKも所々で良いキャッチがありましたが、この試合ではJSNがより多く使われました。

 

特に、キーとなる2 minsオフェンスや3rd downでは、ほとんどJSNに投げられていました。これは、完全にGenoの信頼できるターゲットになったという証です。

 

また、この試合で2試合連続3回目の100ヤード獲得となり、シーズンで102レシーブ、1153ヤードを獲得できるペースです。

 

 

 

TE

 

この試合でも、Noah Fantの欠場により、ルーキーのA.J. Barnerが先発しました。

 

 

 

OL

 

復帰したAbe Lucasは、安定したパフォーマンスでした。ただ、フルで出ることは出来ず、3Qまではドライブ毎にMichael Jerrellが出ていました。

 

また、今季初先発となったCのOlu Oluwatimiも、スナップミスが一つあったものの、ブロックではほぼ完璧でした。

 

 

 

 

 

3. 試合振り返り(ディフェンス)

 

Bye Week 前で問題となっていたことが、しっかりと解決されていました。

 

まずは、ラン守備です。

結果的には、100ヤード以上走られましたが、Bye前と比べるとかなり改善したと思います。

 

特に、苦手としていたアウトサイドのランに関しては、ほとんど止めることが出来ていました。ラン守備がやや改善したWeek 9のRams戦でも、苦労していた場所なので、Byeの期間でしっかり修正できたと言えます。LBが素早く回り込んでいることはもちろん、DLの動きも良くなっていました。

 

また、10ヤード程度のランはいくつか許したものの、それ以上のビックランはありませんでした。前回49ersと対戦したWeek 6では、2回も大きなランを許していました。ここに関しては、LBがRBが走る穴を素早く潰せるようになったため、一気に抜かれなくなったのが大きいです。

10ヤード程度のランでも、一気に抜けたランではなく、当初のルートからカットバックしていることがほとんどなので、穴を潰すことは出来ているという証です。

 

 

次は、パス守備です。

ゾーンカバーでは、ソフトに守って、取った後にしっかり仕留めるディフェンスをしていました。

3rd down 11で、Jennings に2回も1st downを取られたのは問題と言えますが、基本的には良かったです。

PearsallDeeboに対しては、ほとんどレシーブを許さず、Purdyにディープパスを一回も投げさせませんでした。

 

 

パスラッシュは、プレッシャー自体はしっかりかかっていたと思います。

ただ、ブリッツがあまり効いていなかったり、簡単にPurdyをポケットの外に逃がしていたのは、今後の課題です。

 

 

 

 

 

DL

 

ランプレイで完全に押し込まれたり、穴をガッツリ開けられることが無くなったように思えました。

 

前回対戦時と比較しても、かなり良くなっていると言えます。

 

 

 

EDGE

 

Dre'Mont Jonesにサックが生まれた他、Mafeも2Q後半に2つのPDを決めました。

 

 

LB

 

1ヶ月前とは、全く違う布陣になりましたが、現状ではこれが功を奏していると言えます。(正確な評価はシーズンが終わらないとわかりませんが。)

 

Ernest JonesTyrice Knightは、ランプレイでの反応スピードやタックル能力が高く、これがマクドナルドの求めていたものだと思います

これもまた、ラン守備が改善した一つの要因でしょう。

 

 

 

CB

 

Witherspoonは、あらゆるところで大活躍でした。パス守備では、INTをお膳立てするパスカットを決め、タックルも極めて正確で良いタックルばかりでした。

また、パスラッシュでも、サックまでは至らなかったものの、Purdyにプレッシャーをかけて、パスミスを誘発しました。

昨年と比べると派手さは減りましたが、チームへの献身度合いは高くなっています。

 

 

JobeWoolenは、そもそもパスが投げられることがほぼ無かったです。

 

 

 

S

 

LoveがBox内に入ってプレイすることが多く、その時にはセーフティーの位置にTy Okadaが入っていました。

 

また、2Qや4Qの最後には、Deepのカバーを増やすために、本来はST要員のJerrick Reedが入るプレイもありました。

 

 

 

ST

 

Myersは、50ヤード以上を2/2で決めました。

 

一方で、KR及びPR要員のLeviska ShenaultDee Williamsの2人が、共に怪我してしまいました。

 

2人とも来週の出場が危ぶまれてる状況で、特にDee Williamsは、3QのKickoffでブロックをしていた際に、他の選手巻き込まれるような形で足首を怪我していて、IRに入る可能性もあると思います。

 

代役としては、RBのKenny McIntoshと、WRのCody Whiteが入っていました。

 

 

 

 

 

 

(最新情報)Netflixの放送カードの新情報 及びFlex予想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. Netflixの実況陣について

 

先月、Netflixの放送サポートをするのがCBSになったという情報が明らかにされました。(以下の記事を参照)

 

shumai12sea.hatenablog.com

 

 

遂に実況・解説陣が明らかになりました。

 

 

Netflixが放送するカードは以下の2カードです

 

どちらも、AFCでプレイオフ進出が確定しされている4チームによる対戦で、非常に良いカードが揃っています。

 

 

12/26(木) *現地12月25日クリスマス🎄

 

3:00(現地13:00 ET)

Kansas City Ciefs vs Pittsburgh Steelers

 

6:30(現地16:30 ET)

Houston Texans vs Baltimore Ravens

 

 

そして、この2カードの最初のKC @ PITは、

 

実況: Ian Eagle

解説: Nate Burleson, J.J. Watt

 

 

HOU @ BALは、

 

実況: Noah Eagle

解説: Greg Olsen

 

となりました。

 

実況は、恣意的ではないでしょうが、なんとEagle親子でリレーすることになりました(Ianが父親、Noahが息子)。

 

1カード目は、放送提携をすることになっているCBSから入りました。実況で、2nd TeamのIan Eagleを送り込んだということは、CBSもかなり本気で取り組んでいることが伺えます。

また、解説は、Nickelodeonでの解説やThe NFL Todayでアナリストを務めているNate Burlesonと、The NFL TodayでアナリストをするJ.J. Wattです。

どちらもCBS系列ですが、J.J. Wattは、弟のT.J. Wattの試合で初解説をすることになります。

 

2カード目の実況は、NBCからNoah Eagleが派遣されました。また、解説は、FOXからGreg Olsenが派遣されました。Noah Eagleは、NBCの2ndチームで、カレッジもレギュラーシーズンが終わってるということもあり分かりますが、FOXの2nd TeamのGreg Olsenが来たのは驚きでした。

とはいえ、NBCとFOXで普段は合わさることのない2人がコンビを組むのは少し楽しみでもあります。

 

 

 

2. FLEX予想

 

 

放送スケジュールに関しては以下からご覧ください

 

shumai12sea.hatenablog.com

 

 

すでに、Week 8と11のSNFで、Flexが2回行われています。

 

ちなみに、

SNF Week 11以降は無制限

MNF Week 12以降で無制限

TNF Week 13以降で2回

となっています。

 

また、Flexの期限は、Week 17までのSNFとMNFのFlexは、試合開催日12日前(約2週間前)

 

TNFは、28日前(4週間前)なので、すでにWeek 14までのFlexはありません。

 

Week 18は、6日前(1週間前)です。

 

そして、FOXとCBSは、Flexしないようにそれぞれ1週間で1試合だけプロテクトすることが出来ます。

 

 

 

 

それでは、今後Flexが起きうるカードを見ていきます。

 

 

Week 13

・MNF DEN @ CLE  (12/3 火)

 

このカードは、Flexが起きる可能性は高いと思います。

代わりとしては、CBSで放送される予定のPIT @ CINもしくはLAC @ ATLとなると思います。

 

 

Week 14

・MNF CIN @ DAL (12/10 火)

 

現時点で両チームともプレイオフの可能性は残していますが、両チームとも可能性は大きくありません。ただ、単純に視聴率の取れるカードなので、ABCはプレイオフ関係なく放送したいと思っているかもしれません。

そのため、Flexの可能性はそれほど高くないと思います。

 

代わりとしては、FOXのATL @ MINCHI @ SFBUF @ LARの中でプロテクトされていないカードになると思います。

 

 

Week 15

・SNF GB @ SEA (12/16 月)

 

Flexされるかどうかは、2週間前(Week13)時点でのSeahawksのプレイオフ確率にかかっていると思います。

ただ、この代わりになるカードが現時点ではなく、たとえSeahawksが今後連敗を重ねてもFlexにならない可能性も高いです。

 

 

・MNF ATL @ LV (12/17 火)

 

カード的にはFlexになる可能性はあります。ただ、Double-Headerの2試合目なので、1試合目よりも優れる良いカードを持ってこないようにするために、あえてFlexをしない可能性もあります。

 

 

Week 16

・TNF CLE @ CIN (12/20 金)

 

・SNF TB @ DAL (12/23 月)

 

・MNF NO @ GB (12/24 火)

 

代わりのカードとしては、DET @ CHIDEN @ LACMIN @ SEAが挙げられます。SNFやMNFは、まだ期間があるので分かりませんが、TNFは4週間前までなので、今週(Week 11)の結果でFlexされるかの判断が出ると思います。

 

 

Week 17

・SNF MIA @ CLE (12/30 月)

 

 

また、この週にはNFL NetworkのSaturday Gameが3試合あります。

 

現時点の候補としては、

DEN @ CIN

 

ARI @ LAR

 

LAC @ NE

 

IND @ NYG

 

ATL @ WAS

の5カードです。

 

現時点では、DEN @ CINARI @ LARATL @ WASといった、両チームにプレイオフ進出の可能性がある3カードになる可能性が高いです。

 

ここから漏れた2つの試合は、FOXもしくはCBSになります。

 

 

 

 

 

Week 9 Seahawks vs Rams Review

 

 

今回は、11月4日(現地11月3日)に行われたSeahawks vs RamsのゲームのReviewをしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

OT

Final

LAR

0

3

10

7

6

26

SEA

0

13

0

7

0

20

 

試合は、OT戦の末、20-26でRamsが勝利しました。

 

ESPNのスタッツ

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ハイライト


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2. 試合振り返り(オフェンス)

 

今週もオフェンスではミスが目立ちました。

 

前半には、先週に続き、2回ミススナップがありました。これらは、Genoの責任も大きく、Williamsだけではないですが、2試合で3回起こしたことは普通ではありません。また、Williamsは、スナップが良くないという評判がありましたが、これは許容の範囲内では到底ありません。パフォーマンスも開幕よりもやや低下していて、Bye明けに変わらないのであれば、先発降格もあり得るでしょう。

 

 

 

また、3つのインターセプトがありました。

 

1つ目は、完全にJSNのドロップによるものです。

 

 

2つ目は、Genoが焦り過ぎた結果と言えるでしょう。

 

1st & Goalで、奥のJSNを狙ったパスでしたが、まだ無理をする状況でもなく、手前のWalkerは空いていました。確かに、プレッシャーが来ていたことは確かですが、それならば、このようにDLのヒットでボールがショートする可能性も考慮して、リスクの低いパスをするべきでした。これが4th downなどであれば別ですが、1st downでかつ同点という場面では、投げ捨てやチェックダウンでも良かったと思います。

 

 

3つ目は、OLによる責任が大きいです。

 

TEのBarnerがOLの後ろを右に抜けていくPlay Actionのプレイでした。しかし、右側のOLのブロックが全滅してしまったことで、後ろを走っていたBarnerが体勢を崩してしまい、パスが来るタイミングで振り向くことが出来ませんでした。

また、このパス自体は、タイミングで素早く投げるパスであることや、インターセプトになるリスクも低いプレイなことから、Genoの責任はあまりないと思います。

たとえ、パスが決まらなくても投げ捨てのような形になることが多く、まさかあの位置にDBがいて、インターセプトするとは想像できません。

 

 

そして、ミスではないですが、パスプロテクションは、相変わらず苦しかったです。

この試合でも、プレッシャー率は59%で、12回も2.5秒以内にプレッシャーがかかることがありました。しかも、ブリッツ率は9.1%は極めて低い中での記録です。実際に、プレー前でのリードで、ブロックする形はしっかりと把握しているのですが、1対1のマッチアップで一瞬でやられていることが多いです。3対1なのにも関わらず、一瞬負けている場面もあり、単なるタレント不足であることが際立っています。

 

また、Genoはブリッツ時に強く、またOLが弱いことから、後ろに人数をかけて、Genoにボールを長く持たせている間に4-manでサックする対策を講じてきています。そのため、Genoがボールを長く持つ場面が増え、サックもシーズン序盤より増えています。ただ、逆にBlitzはほぼなく、早い段階でのプレッシャーは減るはずなのですが、あまり変わっていません。

 

 

他にも、ランブロックでも押されまくっていて、3rd or 4th downのショートシチュエーションといった場面でのランが1ヤードも進んでいません。OTでの3rd & 1や4th & 1では、ほぼ全員が前に押すどころか、押し負けている状況です。

 

このようなシチュエーションで1st downを獲得したのは、やや特殊なフォーメーションを取った時のみで、ゴリゴリのラン体系ではほとんど失敗しています。

 

通常のランでも、アライメント通りに綺麗にブロックが決まっているケースはほとんどない状況です。

 

 

 

 

QB

 

Genoは、3つのインターセプトがありましたが、全体的なパフォーマンスは悪くなかったと思います。

 

 

 

RB

 

Walkerは、今季最多の25キャリーで、76%のスナップで出場しました。

ここまで多く出たのは、ここ2年ぐらいでは初です。

 

 

WR

 

この試合は、JSNのキャリアゲームとなりました。180ヤードを獲得したわけですが、反則で取り消されたヤードも含めると、250ヤード以上になります。3年前のRose Bowlでの大活躍を思い起こされるような活躍でした。


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ここでRose Bowlの時のハイライトを載せておきます

 

 

また、PSから昇格してきたCody Whiteも大活躍でした。素晴らしい2つのキャッチを始め、パントブロックやパスプレイでのブロック、DPIの誘発など、あらゆるところで貢献しました。

 

 

 

TE

 

Fantの欠場により、ルーキーのBarnerが先発しました。良いプレイもありましたが、その一方でパスのドロップやブロックを透かしたりすることも多かったです。

 

 

 

OL

 

FantがIRから復帰しましたが、2Q途中で再び負傷してしました。

その代わりに入ったJerrellは、かなり厳しいパフォーマンスでした。

次戦からLucasが戻ってくる可能性が大きいので、そうなれば少しは改善すると期待しています。

 

 

 

 

 

3. 試合振り返り(ディフェンス)

 

 

ランディフェンスが改善したことが非常に大きかったです。

Kyren WillimasのRush Yards over expectations (プレイごとに算出された予想ヤードとの比較)では、-32ヤードとなりました。これは、1プレイあたり1.5ヤード程、予想よりも少ない結果だったということです。

先週は、James CookのRYOEが+43だったことを考えると素晴らしい改善ぶりです。

 

理由としては、タックルミスがほとんどなかったことが挙げられると思います。パスプレイなどでも、比較的少なかったです。また、タックルミスをほとんどしないErnest Jonesが入ったことも大きいと思います。

 

 

 

また、パスプレイでも、強力なパスラッシュによって、Staffordのやりたいことを制限することが出来ていました。

 

序盤は、MiddleからDeepをねらっていましたが、パスラッシュを抑えきれないことから、ショートパスを中心とする戦法に変更していました。

これを受けて、Defenseもかなりアグレッシブに動くようになり、DBやLBが前に前に行くようになりました。

4Qは、それによってRamsを完璧にシャットアウトしていました。

 

しかし、OTになると、プレイアクションなどでラッシュを避けながら、Staffordがカバーの薄いDeepを狙い始め、たった4プレイで83ヤードのドライブを決めました。これは、マクドナルドが敷いていたディフェンスの戦法の裏をかいたMcVayの策略でした。

 

 

全体的に、Deepの人数を減らし、前にプレッシャーをかける戦法でした。特に、最後のプレイでは、Cover 0で全てが1対1のマンカバーでした。ランプレイやパスプレイでのプレッシャーで効果を発揮しました。

 

久しぶりにマクドナルドのやりたいディフェンスが出来ていたように思えます。

 

 

 

DL

 

この試合では、Leonard Williamsが5タックル、Byron Murphyが6タックルと、DL陣のタックル数がかなり増えました。

DL陣が、ランディフェンスでしっかりと貢献できていることが分かります。

 

 

 

CB

 

Riq Woolenは、Nacuaとのマッチアップで今季2度目のインターセプトを奪いました。

ただ、同時に2つのTDを献上してしまうなど、粗さが目立つ激しい内容でした。

 

 

第3 CBとしては、Tre Brownが怪我から復帰したにも関わらず、Josh Jobeが起用されました。

 

 

 

S

 

DLなどの奮闘により、今までの試合よりかは、Sがプレイに絡んでくる回数が少なくなりました。

 

Cobyは、同点に追いついた後の4Qの3rd downに、ボールをキャッチ仕掛けているレシーバーに強烈なヒット浴びせて、OTに持ち込むビックプレイを見せました。

1年目の時よりも、かなり良くなっている印象です。Jenkinsが戻ってきても、先発のままで良いと思います。

 

 

 

ST

 

PuntとKickoff時のカバーチームが、かなり良くなってきている印象です。

 

Cody Whiteのブロックも印象的でしたが、全体的に大きなリターンを許すことがなくなりました。

着々と改善してきているため、後半戦に向けて安心できる材料となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

Week 8 Seahawks vs Bills Review

 

 

今回は、10月28日(現地10月27日)に行われたSeahawks vs Bills のゲームのReviewをしていきたいと思います。

 

 



 

 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

BUF

7

7

10

7

31

SEA

0

3

0

7

10

 

試合は、10-31でBillsが完勝しました。

 

ESPNのスタッツ

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ハイライト


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2. 試合振り返り(オフェンス)

 

この試合では、レッドゾーンでの致命的なミスが多かったです。

 

 

1つ目は、センターのConnor Williamsのミススナップです。ゴール前の2nd downで、TDを取れる可能性はかなりありましたが、それを全て消してしまいました。雨で滑りやすかったこともあるとは思いますが、やってはいけないミスです。また、Genoの頭上に大きく飛ばしてしまったため、大きなロスに繋がった他、ターンオーバーになる可能性もありました。

 

Dolphins時代にも、重要な場面でミススナップをしたこともあり、今後も心配が残る内容です。

 

 

2つ目は、4th down goalで、Genoの足をセンターのConnor Williamsに踏まれて、転んでしまったことです。このようなことは、よく起きるミスの一つですが、このような場面では絶対にやってはいけないミスです。これで、4th downギャンブルを無駄にしてしまったには、非常に勿体無いです。

 

 

 

オフェンス自体は、最初の2ドライブはスローな立ち上がりでしたが、その後は上手く進み始めていました。

 

 

ただ、ランプレイでは、読まれているかのように、CBやLBがアグレッシブに上がられて、スクリーメージライン付近で止められることがほとんどでした。

おそらく、ランを意図的に出そうとし始めたWeek 6あたりから、フォーメーションやモーションなどで、ランと分かってしまうような基本的なコンセプトのランが増えたため、ディフェンスが簡単に読めるようになったのだと思います。

 

そのため、もう少しプレイアクションやエンドアラウンドなどを使っていく必要があると思います

実際に、先週や今週の試合では、プレイアクションを使った場面の多くで、上手く決まっています。しかし、プレイアクション率はかなり低く、まだまだ増やしていくことができます。

 

来年以降は、ランゲームコーディネーターを雇う必要があると思います。

 

ただ、OLが崩壊していることなども理由にあり、このようなことをしても出ないのであれば、ランゲームは捨てることも考慮に入れて良いと思います。

 

 

 

 

 

 

QB

 

Genoは、DKがいなかったこともあり、ターゲットを探すことに苦労する場面が多かったです。そのため、タイトウィンドウに投げざる負えなくなり、INT未遂も幾度かありましたが、仕方ない部分もありました。

 

また、Walkerへのスクリーンパスで、INTを投げてしまいました。ボールの軌道や勢いを考えると、プレッシャーをかけたCasey Toohillにチップされていたと思います。ただ、プレッシャーを受ける前提のプレイでしたが、あそこまでプレッシャーが来ていたら、投げ捨てなどの選択肢もあり、Genoの責任と言えます。

 

 

 

RB

 

既に述べましたが、この試合では、WalkerCharbonnetがランでゲインすることができない状況でした。ハンドオフを受けて時点では、既に囲まれているかOLが漏らしまくっている状況でした。

 

 

 

WR

 

DKが怪我でいなかったため、LockettSmith-NjigbaBoboがメインで出ていました。全体的に、ディープのルートはそもそもあまり走らせていないようでした。

 

Smith-Njigbaが、メインのターゲットとなり、6レシーブ69ヤードでした。

 

一方で、Lockettは、CB相手にほとんどセパレートを取ることが出来ていませんでした(平均よりかなり低い)。

 

 

 

OL

 

この試合のランゲームが出なかった原因はOLにもあると思います。

 

特に、RTのMichael Jerrellは、かなり厳しい内容でした。RT4番手の6巡ルーキーにとっては、強力なBillsのDLは過酷な相手でした。

 

また、CのConnor Williamsは、プロテクションはそこそこでしたが、大きなミスが2つありました。

 

全体的に、OLのスキル不足が露呈した結果だったと思います。

 

 

 

 

 

3. 試合振り返り(ディフェンス)

 

 

この試合では、プレッシャーがかかる前にJosh Allenが投げてしまったり、スクリーンなどで外を使う場面が多かったです。そのため、プレッシャーをかけること自体ができない、もしくはブリッツなどをしても無駄になることが多かったです。

 

実際に、この試合でJosh Allenの平均のエアーヤード(飛距離)は6.3ヤードで、シーズン全体の8.4ヤードと比較すると短いです。

 

また、プレッシャーをかけても、ポケットの外に逃げられてしまう場面も多く、サックには繋げられませんでした。

 

そして、ブリッツやLBが中央にまとまっている場面で、スクリーンを用いていて、10ヤード近いゲインを幾度か許しています。このようなプレイでは、CBがレシーバーに完璧にブロックされるか、タックルミスをしていて、最終的にはCobyErnest Jonesがタックルしていました。

 

 

ランプレイでも同様で、穴が開くまで待って突破される場面が多く、DLが仕事を出来ずに出来ずに、CobyJonesDodsonがほとんどを仕留めていました。

 

 

 

 

DL

 

この試合で良かったのは、Byron Murphyでした。

特に、ランプレイやスクリーンで、堅実なプレイを繰り返していて、DLで唯一目立っていました。

 

 

EDGE

 

Mafeは、一度Allenをサックをしましたが、反則で取り消されてしまいました。

 

Hallは、TDにつながるRoughing the Passerの反則をしてしまいました。それだけでなく、説教をしたJarran Reedとサイドラインで喧嘩になり、Assiatant HCのLeslie Frazierに止められていました。ちなみに、フィールド上で言い争っていた時には、敵チームのOTのDion Dawkinsに止められていました。

 

 

 

LB

 

新加入のErnest Jonesは、いきなり15タックルと活躍しました。慣れてくれば、より良くなっていくでしょう。

 

 

 

CB

 

Woolenは、Keon Colemanとの競り合いで今季初のTDを献上しましたが、全体的に押さえ込んでいたことには変わりなかったです。

 

Josh Jobeは、自身キャリア初、そしてAllenにとっては今シーズン初となるINTを奪いました。しかし、全体的には、穴になってした。INT前後に関わらず、Allenは常に狙われていて、ビックゲインに繋がることも多かったです。

 

Tre Brownは一応Activeにはなっていましたが、1スナップも出ておらず、実質Inactiveでした。来週は、Jobeに変わって先発になると思います。

 

 

 

S

 

Loveが目立たなかった一方で、Cobyは2試合連続で良い活躍をしていました。タックルが非常に堅実でしたが、パスカバーでもエンドゾーンでTDを防ぐカバーをするなど、素晴らしかったです。

このままの活躍を続けられれば、JenkinsがIRから戻ってきても、プレイ機会をそこまで減らさずに済むかもしれません。

 

 

 

ST

 

この試合では、Michael Dicksonのパントが素晴らしく、一回平均61.4ヤードと飛距離も十分でした。Billsのリターナーが無理してリターンしていたようにも見えましたが、リターンもあまり許していませんでした。

 

 

一方で、Dee Williamsは、今季2度目パントの落球を喫しました。試合結果には関係ないところでしたが、許されるミスではありません。

いくらリターンが良いと言えども、1年で2回は流石に厳しいです。もしかすると、早くて来週から交代させられる可能性もあると思います。

 

 

 

 

 

[トレード]Ernest Jones IVを獲得!

 

 

 

タイタンズからトレードで、ILBのErnest Jones IVを獲得しました。

 

 



 

 

 

 

 

1. Ernest Jones IVについて

 

Ernest Jones IVは、2021年のドラフト3巡でRamsに入団しました。

初年度から先発に定着すると、いきなりSuper Bowl制覇に貢献しています。

 

2年目は、Bobby Wagnerの隣で、100タックル以上を記録しました。

 

3年目になり、ILBのNo.1となると、145タックル、4.5サック、14TFLという大活躍を見せました。PFFのグレードでも、 86.2という高評価を受けています。

 

そのオフシーズンに、Ramsと契約延長の交渉をしていましたが、最終的には決裂し、5巡と6巡のスワープという安い対価で、Titansにトレードされることになりました。

 

ちなみに、今年のTitansのDCのDennard Wilsonは、昨年RavensのDBコーチを務めていてるため、マクドナルドのやるディフェンスと近い形のスキームは経験しています。

 

www.pro-football-reference.com

 

 

 

2. トレード内容

 

トレード内容

SEA: Ernest Jones IV (ILB) ↔︎

 

TEN: Jerome Baker (ILB), 2025 4th-round pick

 

 

Jonesの対価は、Bakerと2025年の4巡指名権となりました。

 

Hopkinsのトレードが5巡(Super Bowlに行くと4巡)であることを考えると、対価は高めであるといえます。

ただ、彼の年齢(24歳)や、FA補填分の4巡が入ることを考えると、必ずしも悪い内容ではないと思います。

 

 

ここで、Jerome BakerErnest Jonesを比べてみましょう。

 

まず、パスディフェンスにおいては、BakerJonesは、互角と言えそうです。どちらも平均以上のものを持っています。

 

一方で、ランディフェンスはJonesの方が優れています。

昨シーズンは、145タックルを記録したほか、タックルミス率も1.4%と驚異的な数字です。また通算でも4.4%となっていて、Bobby WagnerFred Warnerよりも若干低い値です。ちなみに、Bakerは直近2年間は約10%で、Dodsonも約9.5%です。

 

また、ブリッツも上手く、昨年は58回のブリッツで7 QB Hurry、4.5サックを記録しています。

 

 

 

そのため、マクドナルドとしては、長期的にJonesを使うことを考えているようで、Bakerが守っていたWillではなく、DodsonがいたMikeに付かせるようです。

これより、Jonesの方がリーダシップや万能性が求められるMikeが向いていると言えます。Dodsonは、Willの方が適性がありそうなので、相乗効果で良くなることも考えられます。

 

現時点では今年で切れる契約の延長をしていませんが、24歳という若さもあり、ディフェンスの将来を任せられる存在として考えていると思われます。

 

 

 

 

3. その他の動き

 

・ILB Josh Rossをウェイバーで獲得

 

RavensからウェイバーされたJosh Rossを獲得しました。

 

Rossは、ミシガン大出身で、2022年からRavensに在籍しているため、2021年以降はずっとマクドナルドの下でプレイしていました。そのため、マクドナルドのディフェンスをよく知っている存在で、逆にマクドナルドもRossをよく知っていると思います。

 

Ravens時代は、STのほぼ全てのスナップで出ているため、主にSTでの起用となると思います。

また、STコーチのJay Harbaughとも2017年から5年間プレイしているため、ここも適応しやすいと思います。

 

 

 

・OTの動き諸々

 

まずは、先週怪我で欠場していたStone Forsytheですが、IRに置かれることになりました。復帰するまでの期間にByeを挟むため、最短でも5週間後のWeek 13での復帰になります。

 

その一方で、IRに置かれていたGeorge FantAbraham Lucasが、21日間の復帰指定(ロースターに入らず練習に参加できる)を受けました。そのため、2人とも今日から練習に復帰しています。

 

Lucasは、試合の復帰には数週間かかるとのことなので、復帰はBye明けのWeek 11の49ers戦になりそうです。

 

Fantは、最短で今週のBills戦に出られる可能性もあるそうです。

もし、Fantが間に合えば、FantがRTの先発になり、間に合わなければ、Jerrellが2週続けて先発を務めることになります。

 

 

 

 

 

 

Week 7 Seahawks vs Falcons Review

 

 

今回は、10月21日(現地10月20日)に行われたSeahawks vs Falcons のゲームのReviewをしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

SEA

3

14

7

10

34

ATL

0

7

7

0

14

 

試合は、34-14で、シーホークスが勝利しました。

3連敗を止め、約1ヶ月ぶりの勝利です。

 

ESPNのスタッツ

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ハイライト


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2. 試合振り返り(オフェンス)

 

 

オフェンスは、前戦の反省を上手く活かせていたと思います。

それは、ランを多く出したというよりも、主にラン使い方やゲームプランの組み立て方がうまくいった結果だと思います。

 

 

実際に、試合前に作ったプランが反映される前半のランパス比は、前戦とあまり変わりません。

*(スクランブルやサックはパスプレイなので、パスとカウントしています)

             ラン:パス(パス/ラン)

Week 1  9:15 (1.7倍)

Week 2  7:22 (3.1倍)

Week 3  10:20 (2倍)

Week 4  5:25 (5倍)

Week 5  2:15 (7.5倍)

Week 6  10:18 (1.8倍)

Week 7  9:24 (2.7倍)

 

Week 4とWeek 5は除いて、それ以外とは大差ありません。

後半は、状況によって偏りが出るので、1試合トータルのランパス比は考慮しません。

 

 

ラン比率は変わりませんでしたが、ランの出し方やプランが、先週とは大きく違いました。

 

先週は、その前の2週間の反省を活かし、ランを多くすることだけにこだわってしまいました。その結果、オフェンスが停滞する原因を新たに作り上げてしまいました。

特に、前半の1st downでは、5回中5回がランで、獲得は僅か5ヤードでした。

shumai12sea.hatenablog.com

⤴︎詳しい内容は上の記事から

 

一方で、この試合では、前半の1st downで、ランは5回中1回だけでした。

鍵は、ランではなく、それをさらに活かすためのプレイアクションやスクリーンパスを多く使ったことだと思います。

先週の試合では、プレイアクションはほとんど使っていませんでしたが、この試合では、いきなり最初のプレイで使ってきました。

また、3TE+Boboというラン確定のフォーメーションでプレイアクションをするなど、ランシチュエーションでもランに絞らせないようにする対策を施していました。

 

 

 

 

QB

 

Genoは、大きなミスのない良いパフォーマンスでした。2個のTDパス共に、プレッシャーのかかった中で、決め切りました。

 

また、Genoが目の付近を切って応急処置を受けている間に、Sam Howellが1スナップだけ出場しました。

 

 

 

RB

 

この試合の日(10月20日)に誕生日を迎えたWalkerは、2TDの大活躍でした。試合前日に風邪を引いて、出場が危ぶまれていましたが、何とか回復したようです。

 

 

 

WR

 

DKがこの試合でも大暴れでした。

しかし、Grade 1(軽い)の膝の捻挫を負ってしまい、来週の試合の出場が危ぶまれています。マクドナルドHCは、出場の可能性はあると明言していますが、そこまで高くはないと思います。

 

JSNは、レシーバーとしては活躍できませんでしたが、トリックプレイで貢献しました。多少強引なパスでしたが、DKの好キャッチに救われました。

 

Boboは、一つ痛いドロップがありました。

 

 

 

TE

 

Fantは、2試合連続で60ヤードを獲得しました。

 

 

OL

 

FalconsのDLはあまり強くなく、その中で50%のパスプレイでプレッシャーを与えてしまったのはあまり良い数字ではありません。

 

ただ、GenoのTime to Throw(投げるまでの時間)が、3.09秒とかなり遅かったことや、ランブロックは安定していたことも考慮しなければなりません。

 

 

D II出身で6巡ルーキーのMichael JerrellがRTで初出場しましたが、思ったよりも良いパフォーマンスでした。パスプロでは4つのプレッシャーを与えましたが、ランブロックは非常に良かったです。次のBills戦では、George Fantが戻ってくる可能性もあるので、誰が先発するかも見ものです。

 

RG争いでは、BradfordHaynesのどちらも、パスプロではプレッシャーを与えず、互角の結果でした。

 

 

 

 

3. 試合振り返り(ディフェンス)

 

 

ランディフェンスでは、相変わらず不安の残る結果になりました。

前半だけで116ヤードを走られてしまいました。特に、先週に引き続き、アウトサイドへのランで大きくゲインを許していました。

 

Bijan Robinsonは、OTの外側へのランを非常に得意としているので、試合前から狙ってくると思われていましたが、その通りになりました。

 

 

一方で、パスカバーは非常に良かったです。

試合前練習では、OCBがWitherspoonPritchett、SlotにはCobyが入っていました。

しかし、試合では、OCBにPritchettJobe、SlotにはWitherspoon、そしてSにCobyが入りました。

 

OCBに入った2人は、大きなミスもなく、安定していました。

 

 

 

DL

 

Byron Murphyが怪我から復帰し、Roy Robertson-Harrisがトレードで入ったことで、かなりデプスが厚くなりました。

これによって、先週まで固定化されることが多かったローテーションが、上手く回るようになっていました。

 

 

 

EDGE

 

Dre'Mont Jonesは、1サック、4 QB Hit、1PD、2TFLと大活躍でした。昨年から使い方を変えて、正解だったように思えます。3試合に1回ぐらいはこの活躍をしてくれないと、契約の元が取れないので、このまま継続して欲しいです。

 

また、怪我からフルで復帰したMafeが、CousinsからFFを奪い、HallがリカバーしてTDに繋げる、素晴らしい連携プレイを披露しました。

 

 

CB

 

Nahemiah Pritchettは、この試合がプロ初先発でした。大きなミスは無かったものの、パスは常に通されていた印象です。

 

また、PSから昇格したばかりのJosh Jobeも、今季初出場でいきなり先発となりましたが、2つのPDをマークするなど良い出来でした。

 

Witherspoonは、いくつかタックルミスがありましたが、その分良いプレイもありました。

 

 

 

S

 

Loveとセーフティーとして初先発になったCoby共に、タックルが非常に良かったです。

 

 

 

ST

 

先週までの不安定ぶりとは打って変わった安定したパフォーマンスでした。

 

Myersは、59ヤードのロングFGを決めました。

 

また、Dee Williamsも、キックオフ、パントリターン共に良いリターンが一つずつありました。

 

 

 

 

 

 

 

TNF Week 6 Seahawks vs 49ers Review

 

 

今回は、10月11日(現地10月10日)に行われたSeahawks vs 49ersのThursday Night FootballのReviewをしていきたいと思います。

 

今回は、Nextgen Statsを利用して振り返ります。

nextgenstats.nfl.com



 

 

 

 

 

1. 試合結果

 

 

 

スコア

 

1Q

2Q

3Q

4Q

Final

SF

3

13

7

13

36

SEA

0

3

10

7

24

 

試合は、36-24で49ersが勝利しました。

 

ESPNのスタッツ

www.espn.com

 

ハイライト


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2. 試合振り返り(オフェンス)

 

 

Genoがここまでの6戦で1番不安定だったことは確かです。

10ヤード以内のパスの成功率は、25/30で83%でしたが、10ヤード以上のパス成功は5/18で28%でした。



以下が今年の10ヤード以上のパスの成功率です

 

Week 1 7/9 (78%)

Week 2 5/12 (42%)

Week 3 3/7 (43%)

Week 4 8/15 (53%)

Week 5 4/6 (67%)

Week 6 5/18 (28%)

 

明らかに今週は、今までに比べて下がっています。

また、Off-Target(パスターゲットから外れたパス)を投げる割合も、今年の中では1番多かったように思えます。

Early downでのランが出ず、Longシチュエーションを作らされていたことも原因の一つだと思います。

 

一つ目のインターセプトは、右RT、右RG、左LT及びRBが同時に崩れて、Genoがプレッシャーを受けることになりました。これにより、Genoの球が僅かに浮いて、Lockettの頭上を越す形になりました。

 

二つ目のインターセプトは、プレッシャーはあったものの、パス自体には影響していません。このプレイに関しては、DKのルートランの問題やGenoがCBの位置を捉えられていなかったなど様々な意見があり、どれが本当の理由なのかは分かりません。

ただ、これにより、試合の流れや勝てる望みが消えてしまったことは確かです。

 

 

TNFが苦手なのか49ersが苦手なのかは分かりませんが、TNFの49ers戦(3年連続のホームゲーム)は、あまりパフォーマンスが良くない印象です。

 

 

 

次にランプレイです。

今日の試合では、完全に空回りしてしまいました。

ある意味、前半のオフェンスの不調は、ランに固執し過ぎたことが原因かもしれません。

 

前半のドライブの最初のプレイでは、全てランをコールしました。その結果、5回で5ヤード(平均1ヤード)でした。

 

ただランを出すということだけに重きを置いてしまったことが原因だと思います。試合前に散々ランランランと言っていたので、49ersも対策したのでしょう。Bosaも、2日前ぐらいにランを出してくるから警戒しないとと言っていました。

 

元々ランを中心にしているOCではないので、変に意識して、形が崩れてしまったと思います。パス90%のオフェンスで負けたから、ランを出そうとしているのであって、ランが出ない状況で無理してランをコールする必要はないと思います。

 

 

 

 

 

 

3. 試合振り返り(ディフェンス)

 

ディフェンスの課題だったランディフェンスは、改善することができませんでした。

 

インサイドのランへの対応は、まずまずでしたが、アウトサイドへのランで大きくゲインを許しています。

 

ビックゲインとなったランプレイでは、OL+TEが7人で、ディフェンスのBoxが8人というディフェンス有利の状況でした。そこで、49ersはランの方向とは逆側のEdgeを浮かせることで7対7にしています。そして、7対7で誰一人として勝てていません。また、1ハイで守っているRayshawn Jenkinsが、2回ともタックルミスもしくは入り損ねているのも問題です。

最終的には、毎回WitherspoonMafeが何とか追いついてタックルしています(去年と変わっていない)。

 

Giants戦の試合後では、コミュニケーション不足が原因と多くの選手が言っていましたが、この試合後も、同じことを言っていました。TNFまでの3日間だけでは改善することが難しかったですが、次の試合までは10日あるのでしっかり改善して欲しいです。

 

 

次はパスプレイです。

 

一つ目は、Deeboタッチダウンのプレイです。セーフティーWitherspoonの動きを考えるとZoneカバーですが、左CBのTre BrownAiyukに付いていっています。

 

二つ目は、Kittleへのロングゲインとなったプレイです。セーフティーなどを見るとZoneカバーですが、こちらも同じく左CBのWitherspoonがDeeboに付いていっています。

 

 

若干カバーや選手が変わっていますが、大元のコンセプトは同じです。左CBがWRとマンカバーし、OLBが手前の外のゾーンを守り、Sがディープを守るコンセプトです。これの目的としては、SFが多用するWR(DeeboAiyuk)が、外から中へクロスルート(上の2つのプレイと同じ動き)をカバーするためでした。ゾーンとマンカバーを組み合わせることで、このルートの完封には成功しましたが、逆にこのカバーの穴を突かれることになりました。

二つとも、左サイドライン際のミドルゾーンがガラ空きになっていて、そこにレシーバーを走り込ませて、パスが通っています。また、手前のゾーンにも、1つ目ではJuszczykが空いていて、2つ目ではJuszczykGuerendoがオープンになっています。そのため、もしミドルに走ったレシーバー(一つ目はDeebo、2つ目はKittle)をカバーできても、手前のゾーンでワイドオープンなターゲットがいる以上、ファーストダウンになるパスが通されていたでしょう。

 

もちろん、一つ一つのプレイを見ると、Tre BrownWitherspoonが、カバーミスしたようにも見えますが、おそらく違うでしょう。

 

マクドナルドも、49ersの得意とする形を防ぐプランを立てていましたが、結果としては、シャナハンがそれを上回るゲームプランを立てていたということになります。

 

 

最後にパスラッシュについてです。

この試合では、DLをあまりローテーションさせていませんでした。EDGEは分散させていたものの、DTは固定したメンバーでした。

 

特に、Leonard Williamsは、91%のスナップで出場していました。MafeHallが怪我を押しながらの出場だったこともあり、EDGEのポジションでもプレイしていました。スタミナの多さが武器の選手ではありますが、いくら何でも負担が大き過ぎるぎる気がします。また、Reedが82%、Hallが72%、Jonesが68%となっています。

ちなみに昨年のRavensでは、最大で70%で、基本的には50%程度でローテーションさせていたので、この数字がいかに大きいかが分かると思います。

 

怪我人の増加やそれによる控えレベルの低下により、先発メンバーへの負荷が大きくなり、それが先発のパフォーマンス低下に繋がっている可能性も大いにあると思います。

 

 

 

 

 

4. まとめ

 

 

HC、OC、DC共に、NFLでそれぞれの役割を担った経験はなく、3人合わせたNFLコーチ歴(今年は含めない)は、たったの14年です。

 

 

このような状態になるのは、開幕前から想定できましたが、開幕3連勝で期待値が爆上がりしていました。

 

逆に、これでもう一度現実を見つめ直して、チームを改善する良いきっかけになったと思います。