今回は、11月18日(現地11月17日)に行われたSeahawks vs 49ersのゲームのReviewをしていきたいと思います。
1. 試合結果
スコア
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Final |
SEA |
3 |
3 |
7 |
7 |
20 |
SF |
7 |
0 |
3 |
7 |
17 |
試合は、20-17でシーホークスが勝利しました。
ESPNのスタッツ
ハイライト
2. 試合振り返り(オフェンス)
Bye明けから、オフェンスのスタイル自体をガラリと変えてきました。
今までは、ショットガン主体でノーハドルで攻める、テンポオフェンスだったのが、アンダーセンターも多く交えたゆっくり攻めるオフェンスに変化しました。
特に、ノーハドルを全く使わなかったのは驚きでした。
また、Bye前までほとんど使わなかった、アンダーセンターからのパスやランの比率がかなり多くなっていました。
そして、1番大きかったのは、OLのプロテクションが改善したことでした。復帰したLucasや、引退したWilliamsに変わって入ったOluwatimiの活躍が顕著でした。
3QにBosaが負傷した後、49ersのDLが弱体化し、プロテクションがかなり持つようになりました。そのため、Genoがポケットで時間をかけて投げれる機会が増えました。
・QB
Genoとしては、6戦目にして49ers戦初勝利となりました。
パスの成功予測値(Next Gen Statsから)との実際の成功率の比較は、予想よりも実際が16.5%も高くなっていました。これは、2023年のWeek 2以来の好記録です。
レシーバーの貢献度も大きいでしょうが、OLが以前よりも安定したことで、Genoが投げやすくなったのもあるでしょう。
The final scoring drive. pic.twitter.com/vk0h6qc7Bq
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2024年11月19日
・RB
この試合では、左サイドへのアウトサイドのランが多かったです。これは、右のEdge(オフェンスから見て)にセットするBosaを避ける意図があったと思います。
Walker runs into the end zone for the @Seahawks lead!
— NFL (@NFL) 2024年11月17日
📺: #SEAvsSF on FOX
📱: https://t.co/waVpO8ZBqG pic.twitter.com/EWeMc0yIzF
・WR
DKも所々で良いキャッチがありましたが、この試合ではJSNがより多く使われました。
特に、キーとなる2 minsオフェンスや3rd downでは、ほとんどJSNに投げられていました。これは、完全にGenoの信頼できるターゲットになったという証です。
また、この試合で2試合連続3回目の100ヤード獲得となり、シーズンで102レシーブ、1153ヤードを獲得できるペースです。
Jaxon Smith-Njigba’s last two games for the Seahawks:
— SportsCenter (@SportsCenter) 2024年11月18日
🟢 17 receptions
🟢 290 yards
🟢 2 touchdowns
JSN has arrived 🔥 pic.twitter.com/KV16BMvqS6
・TE
この試合でも、Noah Fantの欠場により、ルーキーのA.J. Barnerが先発しました。
・OL
復帰したAbe Lucasは、安定したパフォーマンスでした。ただ、フルで出ることは出来ず、3Qまではドライブ毎にMichael Jerrellが出ていました。
また、今季初先発となったCのOlu Oluwatimiも、スナップミスが一つあったものの、ブロックではほぼ完璧でした。
3. 試合振り返り(ディフェンス)
Bye Week 前で問題となっていたことが、しっかりと解決されていました。
まずは、ラン守備です。
結果的には、100ヤード以上走られましたが、Bye前と比べるとかなり改善したと思います。
特に、苦手としていたアウトサイドのランに関しては、ほとんど止めることが出来ていました。ラン守備がやや改善したWeek 9のRams戦でも、苦労していた場所なので、Byeの期間でしっかり修正できたと言えます。LBが素早く回り込んでいることはもちろん、DLの動きも良くなっていました。
また、10ヤード程度のランはいくつか許したものの、それ以上のビックランはありませんでした。前回49ersと対戦したWeek 6では、2回も大きなランを許していました。ここに関しては、LBがRBが走る穴を素早く潰せるようになったため、一気に抜かれなくなったのが大きいです。
10ヤード程度のランでも、一気に抜けたランではなく、当初のルートからカットバックしていることがほとんどなので、穴を潰すことは出来ているという証です。
次は、パス守備です。
ゾーンカバーでは、ソフトに守って、取った後にしっかり仕留めるディフェンスをしていました。
3rd down 11で、Jennings に2回も1st downを取られたのは問題と言えますが、基本的には良かったです。
PearsallやDeeboに対しては、ほとんどレシーブを許さず、Purdyにディープパスを一回も投げさせませんでした。
パスラッシュは、プレッシャー自体はしっかりかかっていたと思います。
ただ、ブリッツがあまり効いていなかったり、簡単にPurdyをポケットの外に逃がしていたのは、今後の課題です。
・DL
ランプレイで完全に押し込まれたり、穴をガッツリ開けられることが無くなったように思えました。
前回対戦時と比較しても、かなり良くなっていると言えます。
・EDGE
Dre'Mont Jonesにサックが生まれた他、Mafeも2Q後半に2つのPDを決めました。
・LB
1ヶ月前とは、全く違う布陣になりましたが、現状ではこれが功を奏していると言えます。(正確な評価はシーズンが終わらないとわかりませんが。)
Ernest JonesとTyrice Knightは、ランプレイでの反応スピードやタックル能力が高く、これがマクドナルドの求めていたものだと思います
これもまた、ラン守備が改善した一つの要因でしょう。
・CB
Witherspoonは、あらゆるところで大活躍でした。パス守備では、INTをお膳立てするパスカットを決め、タックルも極めて正確で良いタックルばかりでした。
また、パスラッシュでも、サックまでは至らなかったものの、Purdyにプレッシャーをかけて、パスミスを誘発しました。
昨年と比べると派手さは減りましたが、チームへの献身度合いは高くなっています。
Hankins with the TIP DRILL. pic.twitter.com/OhutJjJeHF
— Seattle Seahawks (@Seahawks) 2024年11月17日
JobeやWoolenは、そもそもパスが投げられることがほぼ無かったです。
・S
LoveがBox内に入ってプレイすることが多く、その時にはセーフティーの位置にTy Okadaが入っていました。
また、2Qや4Qの最後には、Deepのカバーを増やすために、本来はST要員のJerrick Reedが入るプレイもありました。
・ST
Myersは、50ヤード以上を2/2で決めました。
一方で、KR及びPR要員のLeviska ShenaultとDee Williamsの2人が、共に怪我してしまいました。
2人とも来週の出場が危ぶまれてる状況で、特にDee Williamsは、3QのKickoffでブロックをしていた際に、他の選手巻き込まれるような形で足首を怪我していて、IRに入る可能性もあると思います。
代役としては、RBのKenny McIntoshと、WRのCody Whiteが入っていました。