就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
本日は自己分析に役立つおすすめの本を紹介します。
そもそも自己分析の「方法」を知りたいのであれば、ネットにある情報で十分です。
しかし、就活における進路の決定をする際には、他人の考えを取り入れることが重要だと僕は考えています。
「こんな考えがあるんだ!じゃあ自分はこんな生き方がしたいのかもしれない!」そういった新たな視点を得ることこそが自己分析には重要なんですよね。
そして、他人の考えを取り入れるのには本がベストなのです。
そこで本記事では、王道の自己分析本から就活を終えても人生で役に立つ自己分析本まで厳選してご紹介します!
僕はこれまでに1500冊以上の本を読んできたので、おすすめの自己分析本の他にも、読書が苦手な人向けの本を読むコツも共有します。
ぜひ新たな自分の価値観や志向を知るきっかけとなる本を見つけてみてくださいね!
自己分析の本でどれがおすすめなのか知りたいです!
まかせて!確実に役立つ自己分析本だけをピックアップしたから、ぜひ参考にしてね。
- 自己分析の本おすすめランキング10選|王道編
- 自己分析の本おすすめランキング10選|人生に役立つ編
- 自己分析本の選び方
- 自己分析に本を活用するときの注意点
- 自己分析本を読むコツ(全ページ読まなくて良し!)
- 【基礎情報】自己分析の目的
- 【基礎情報】自己分析本の役割は「考えや価値観の視野を広げること」
- 本以外の自己分析のやり方
- 本記事の要点まとめ
自己分析の本おすすめランキング10選|王道編
では本題の自己分析に役立つおすすめの本を紹介していきますね!
まずは自己分析の王道ともいえる本を10冊ご紹介します。
自己理解を深めたい方におすすめの本をセレクトしたので、ぜひ参考にしてください!
商品画像 | タイトル | ページ数 | 価格 |
---|---|---|---|
228P | ¥1,980 | ||
マイナビ2024 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析 適職へ導く書き込み式ワークシート (マイナビオフィシャル就活BOOK) |
208P | ¥1,430 | |
160P | ¥1,320 | ||
160P | ¥1,430 | ||
568P | ¥1,980 | ||
224P | ¥1,430 | ||
343P | ¥957 | ||
184P | ¥1,485 | ||
256P | ¥1,650 | ||
400P | ¥1,980 |
① さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
「ストレングスファインダー」という手法で、自分の強みを知ることができる本です。
177問の質問に答えることで、自分の強みである特性を知ることができます。
本に記載してあるアクセスコードをネット上で入力し質問に答えていくことで、自分の強みを把握できます。
アクセスコードは1回しか使用できないので、本は必ず新品を買ってくださいね。
ちなみに、本を購入する以外にも、ストレングスファインダーを受験する方法が3つあります。
【ストレングスファインダーの受験方法まとめ】
- 書籍に付いているアクセスコードから受験する←おすすめ!
- 米国ギャラップ社のサイトから直接アクセスコードを購入して受験する
- スマホアプリを利用して受験する
サイトやスマホアプリで購入する際も有料で、オプション別で「2200円〜5500円」の料金がかかってしまいます。
ストレングスファインダーは自分の強みを理解することができるツールなのですが、いかんせん「有料である」ことが就活生にとっては痛手です。
無料で精度の高い適性診断もある!
そこで僕としては「キミスカ」が無料で提供している適性診断がおすすめです。
無料にも関わらず、15分ほどの本格的な検査によって自己分析データを取得できるので、ぜひ利用してみてください!
▼キミスカの適性検査
② マイナビ2024 内定獲得のメソッド 自己分析
次に紹介するのは、マイナビ公式の自己分析に関する本です。
ワークシートとして書き込み式なので、買ったらすぐに自己分析を始めることができます。
構成としては、自分の特徴や能力の整理から始まって、どんな職種が合っているのか、どんな業界が合っているのか等を理解することができるようになっています。
まさに自己分析の王道といった本なので、まだ自己分析を全くしていないという人におすすめですね!
③ 受かる!自己分析シート
独自の41のワークシートを使いながら、自己分析が行える本です。
ただ質問に対して書き込んでいくだけでなく、各ページには回答例やポイント解説も載っている親切な構成になっています。
過去の経験や起きたこと、それに対する行動まで掘り下げられるため、自己理解が深まりますよ。
自己分析だけでなく、他己分析、企業研究まで段階にわけて分析していけるのもポイント!
ワークシートを順番に進めていくと、自分の強みや根拠となるエピソードがはっきりしてくるのでESや履歴書の作成にも役立ちます。
④ 就活必修!1週間でできる自己分析2024
自己分析の手順がわかりやすくまとめられている一冊です。
タイトルのとおり、1週間と短い期間で自己分析できる内容になっているのが特徴。
1日目〜7日目まで分けて、自己分析のステップが記載してあります。
ワークシートも付いているので、書き込みながら分析できますよ!
自己分析の入門として活用するのがおすすめです。
⑤ 絶対内定2024 自己分析とキャリアデザインの描き方
大学生協でなんと14年連続1位のベストセラーを誇るのが、この「絶対内定」シリーズです。
就活ジャンルの本ではじめて自己分析について取り入れた本。
94枚ものワークシートを埋めていくうちに、自分の強みや向いている仕事がわかります。
時間はかかりますが、ワークシートを書いているうちに自己理解が深まり、就活や将来への不安も和らいでいきますよ。
就活生だけでなく、企業の人事などからも支持されている質の高い自己分析本です。
⑥ あなたが「一番輝く」仕事を見つける 最強の自己分析
これまでに4,000人の就職を支援、採用担当者の研修も行ってきたまさに”就職のプロ”が書いた本です。
項目ごとにワークシートがあり、質問に答えていくと自己分析ができる内容になっています。
「自分の心が喜ぶ仕事は何か」「自分の強みを企業でどう活かせるか」が見えてくる一冊です。
「わかりやすいのに中身が濃い」と高評価レビューも多いので、ぜひ読んでみてください!
⑦ 9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係
歴史あるエニアグラムという人間学を、わかりやすくまとめた書籍です。
質問に答えていくことで、自分が9つのどのタイプに当てはまるかがわかります。
各性格の行動パターンや思考パターンが書いてあり、自分の強みや短所を客観的に知れるのがメリット。
自分の内面とじっくり向き合えるきっかけになる良書です。
⑧ 書くだけであなたの「強み」が見つかるノート
自分目線での分析ではなく、他人目線で自分の強みをみつける方法が書かれた本です。
多くの自己分析本は自分の過去を深掘りして強みを探っていきますよね。
しかし、本書では自分が向き合う「相手」に対して発揮できる強みはなにかを探っていくのです。
相手目線からの強みを見つけることで、就活でも「企業にどう貢献できるか」をアピールしやすくなります。
「自分の強みなんて思いつかない…」と悩んでいる就活生には、ぜひ読んでほしい一冊です!
⑨ ハーバードの自分を知る技術
ハーバード・ビジネススクールの元教授が書いた自己分析本です。
質問に答えてはっきりとした結果や特徴が出るといったものではなく、さまざまな事例とともに自己分析の方法がまとめられた内容になっています。
よって、自分で自分を見つめ直すときに役立つ書籍です。
自分と向き合うために役立つ内容が盛りだくさんなので、じっくり読み込むのがおすすめ。
ワークシートなどはないので、ぜひ紙とペンを用意して読んでみてくださいね。
⑩ 強みの育て方
世界190ヶ国、260万人以上に活用されている「VIA」という性格診断をまとめた本です。
VIAはわかりやすくいうと、強みを知るための診断。
英語で書かれた本が多くあまり日本では浸透していませんでしたが、初めての日本語訳が本書です!
強みは24種類に分けられており、強みをどう活かせるのかを具体的な行動のシチュエーションも交えてまとめられています。
ESや面接でアピールできる自分の強みを知りたい方におすすめです!
これらの本を活用しつつ、具体的な自己分析のやり方はこの就活攻略論でも解説しています。
マンガで自己分析のやり方を解説した記事なので、「そもそも自己分析のやり方が分からない」という方はこちらの記事は必読です!
» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】
いろいろな分析方法や診断方法があるんですね!
そう!本によって自分の強みが知れたり、向いている仕事がわかったりさまざまだから自分の求めている内容のものを選んでみてね!
自己分析の本おすすめランキング10選|人生に役立つ編
ここからは、他人の考えや価値観に触れることで自分のキャリアや幸せについてを探れる本を紹介します。
これこそが自己分析の本質だと僕は考えています。
就活生は時間がないと思うので、ぜひ気になった1冊だけでも電車の中や寝る前などに読んで頂けたらと思います。
商品画像 | タイトル | ページ数 | 価格 |
---|---|---|---|
320P | ¥715 | ||
572P | ¥2,178 | ||
296P | ¥1,650 | ||
240P | ¥1,350 | ||
428P | ¥1,980 | ||
272P | ¥1,760 | ||
239P | ¥1,320 | ||
224P | ¥1,320 | ||
365P | ¥1,650 | ||
254P | ¥1,540 |
① 人を動かす
この本はこれまで読んできた1500冊の頂点に立つ本です。
僕の場合はこの本を読んで「コミュニケーションの本質」を理解することができました。
人との接し方が根本から変わる本で、「人間関係」について考える機会を与えてくれます。
自己分析を進めるにあたって、「自分はどんな人と働きたいのか?」という視点を持つことが非常に重要。
本書を読んで自分が求める理想の人間関係を深掘りしましょう。
② 7つの習慣
非常に分厚く読むのに時間がかかるのですが、それだけの時間をかけても読むに値する本です。
「自分は世の中にどのような価値を生む人間になりたいのか」という将来像を考えることができます。
時間のない方はぜひ第四章の「Win-Winを考える」だけでも読んで欲しいですね。
相手の立場で考える視点や、人間としてどんな人になりたいのかという本質的な自己分析のきっかけを作ってくれる本です。
③ 嫌われる勇気
嫌われる勇気は、友達が少なく個人で仕事をしている僕にとっても救いとなる本です。
「他人に好かれたい」「嫌われたくない」という思考はだれでも持っていますよね。
僕も大学生の時はそうでした。
しかし他人からどう思われてようが、それは自分でコントロールできない問題ですし、そもそも他人の目を気にしても何もメリットはありません。
この本を読むことで、親や友人からの世間体に対する考えが変わるかもしれません。
周りの目を気にして進路を選ぼうとしている人はぜひ一度読んでみてください。
④ ゼロ
「自分が楽しいと思うことを仕事にする」素晴らしさを教えてくれる本です。
ホリエモンこと堀江さんは、まさに好きを仕事にする天才だと思います。
堀江さんのように、一般人とは違う視点を持った人の考えを取り入れることこそ、自分の視野を広げ、自己分析に繋がります。
そもそもなぜ自分は就活をするのか、10年後自分は何をしていたいのかという自己分析のきっかけを与えてくれることは間違いありません。
ぜひ10年後の自分を想像しながらこの本を読んでもらえると自己分析に非常に役立つと思います。
⑤ LIFE SHIFT
自分の進路がこのままで正しいのかを見つめ直させてくれる、まさに自己分析にふさわしい本と言えます。
人生は「最初にどの企業に入社するか」では決まりません。
しかし就活生のほとんどは「とりあえず知名度の高い安定的な企業に入社できれば良いか」と考えて企業を選びます。
そんな「短期的な視点」だけで、自己分析もろくにしないで人生の進路の選択をするのはすべてを運に任せた人生になります。
この本は「短期的な視点」ではなく「長期的な視点」をあなたに与えてくれる本。
ぜひ長期的な視点を手に入れて自己分析に活かして欲しいと思います。
⑥ 金持ち父さん、貧乏父さん
「お金」に関する自分の価値観を考えるきっかけを与えてくれる本です。
この本は、独立志向を持つ大学生におすすめします。
間違いなくサラリーマンをしているだけでは、資産は増えません。
独立志向のある学生はぜひこの本を読んで「お金のあり方」を学ぶと良いでしょう。
するとそもそも就活をして大企業に入社することが正解なのだろうか?という本質的な視点を持つことができ、自分の考えを深めるきっかけになります。
自分の考えを見つめることができるので、まさに自己分析に繋がりますね。
⑦ 人生ドラクエ化マニュアル
人生におけるあらゆる障害をドラクエに例えて表現している面白い本です。
自分はどんな状態であれば幸せなのかを考えることは、自己分析の本質といえます。
それを分かっていないと、入社する企業も何も選ぶことができません。
自分にとって幸せを感じるものは、人間関係なのか、お金なのか、趣味なのか、人それぞれ価値観は異なりますよね。
そこで、自己分析が必要なのです。
この本を読んで、自分にとって何が幸せを与えてくれるのかを考えてみてください。
⑧ 男はお金が9割
世の中における「お金」の重要性をはっきりと認識できる一冊です。
10年後どのぐらいのお金を稼いでいたいのか、結婚はしたいのか、子供は欲しいのか、お金と生き方は密接に関わっています。
よって、自己分析で「お金」と「生き方」に関する自分の価値観の明確化は必須。
ぜひこの本を通して、お金と生き方への価値観を明確化してみましょう。
ちなみに“男性読者限定のおすすめ書”なので、男性読者はぜひ読んでみてください。
⑨ 人生は、運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている
この本を読むことで「なぜほとんどの就活生が大企業に勤めたいのか」がわかります。
人間は知名度が高いだけで、「社員は素晴らしい人ばかり」「安定している」「優遇が最高」だと勝手に認識してしまうんですよね。
(これを本書では「錯覚資産」と表現しています)
ぜひ大企業志向の人は本書を読んで、「自分はなぜ大企業に勤めたいのか」という自己分析をしてみましょう。
反対にベンチャー志向の人は、「大企業よりもベンチャー企業を選ぶ理由」を考えるきっかけになると思います。
⑩ メモの魔力
「SHOWROOM」というライブ配信アプリを提供する企業の社長、前田さんの著書です。
前田さんは常にメモを取っており、日々の気づきを記録として残しています。
そして今回の著書は、まさに「メモを通した自己分析の方法」に特化した内容なので、すべての就活生におすすめします。
さらに本の最後には、「自己分析1000問」というとんでもない付録が付いています。
そして巻末には、特別付録として「自己分析1000問」をご用意しました。これは正直、僕が読者だとしても、圧倒されてしまうような凄まじい量の問いの集合体です。
最初の方に本質的な質問が用意されているので、まずは前半の100問だけやることをおすすめしますよ!
就活ではもちろん、今後の人生において確実に役立つ内容ばかりだからぜひ読んでみてね。
自己分析本の選び方
では自己分析に使う本の選び方をご紹介していきますね。
以下のポイントに着目して、自分に合った自己分析本を選びましょう!
【自己分析本の選び方】
- 目的に合うものを選ぶ
- 本のタイプで選ぶ
選び方① 目的に合うものを選ぶ
1つ目の選び方は、「目的に合っているか」で決める方法です。
自己分析本によって自分の強み・弱みなどを把握したい人は、具体的な分析方法が書いてある本が良いでしょう。
新卒向けの本だと内容もわかりやすいので読み進めやすいですよ。
自己分析の方法だけでなく、その結果から自分にはどんな特性があるのかを知ることができます。
一方で、自分をより知るために他の人の価値観にも触れたいという人は、自己分析に限らず人生において役立つ考え方を知れる本を選ぶのがおすすめ。
就活が終わってからも大切にできる新たな考え方を取り入れることができます。
選び方② 本のタイプで選ぶ
2つ目は、本のタイプで選ぶ方法です。
本というと書いてある文章を読むイメージの人が大半ですよね。
しかし、自己分析本の場合は、直接本に書き込みができたり、ワークシートが付いているタイプもあります。
質問に答えていくことで価値観がわかるような診断が盛り込まれていたりと、さまざまなタイプの本があるんですよね。
どのタイプが一番いいというのはないので、自分がしっかり読みこめるようなタイプの本を選びましょう。
ワークシートがついている本などもあるんですね!
本を読みながら自己分析も同時にできるからワークシート付きの本はとくにおすすめだね。
自己分析に本を活用するときの注意点
自己分析に本を活用するときの注意点を共有しておきますね。
以下の3点には気をつけましょう。
【自己分析に本を活用するときの注意点】
- 読んだだけで満足しない
- 集めることを目的にしない
- 自分のレベルに合うものを選ぶ
注意点① 読んだだけで満足しない
一番大事なのは「読んだだけで満足しない」こと!
自己分析本だけに関わらず、世の中にある自己啓発本なども読んで成長した気になって終わってしまう人が多いです。
本はたくさんの知識やノウハウを得られますが、実践しなければ意味がありません。
自己分析本の場合、ワークシートなどがついていると実践しやすいですが、そうでなくとも読んで満足して終わりにしないよう気をつけましょう。
注意点② 集めることを目的にしない
集めることを目的にしないのも大事です。
今回の記事でもさまざまな本をご紹介しましたが、「これも良さそう、あの本も役立ちそう」自己分析本を集めることが目的になってしまう人がいます。
自己分析本は何冊も必要なものではありません。
それよりも、一冊を読んで実践していく方が身になります。
どの本もそれぞれに良さはありますが、まずは一冊をじっくり読んでみることからはじめてみてくださいね。
注意点③ 自分のレベルに合うものを選ぶ
自分のレベルに合う本を選ぶのも重要です。
普段あまり本を読まない人が、いきなりページ数の多い本を読もうとしても頭に入ってきませんし途中で飽きてしまうでしょう。
であれば、まずはイラストや図が多い本など、自分のレベルに合わせたものを選んだほうが内容を飲みこみやすいですよね。
あらすじや本の目次などをみて、「これなら内容を理解できそうだな」「自分のレベルに合っているな」と感じる本を選んでみてください。
たしかに読んで満足してしまいがちですよね…。
読んで終わりじゃ意味がないからね。実践してこそ自己分析本の意味があるってことを忘れないようにしよう!
自己分析本を読むコツ(全ページ読まなくて良し!)
ここまででさまざまな自己分析本をご紹介しましたが、読書の習慣がない人は「役に立ちそうだけど全部読めるかな…」と不安を感じるでしょう。
僕も大学生になって読書を始めた時には、1冊読むのに1ヶ月かかっていました。
しかし今では1冊読むのは1日で済みます。
そこで読書が苦手な就活生向けに、自己分析本を読むコツを共有しますね。
それは気になる部分だけ読んで、他の部分は飛ばしてしまうこと!
僕も最初の頃は1文字1文字を頭の中で音読しながら、ゆっくり読んでいました。
しかし今ではさっと読んで気になる「章」のページだけ読んだり、つまらない内容だと思えば読み飛ばしています。
自己分析本を読むうえでのポイントは、「1ページでも有益なページがあれば新しい考え方が知れてお得じゃん!」という割り切った姿勢なんですよね。
ぜひこの読み方で気になる自己分析本を読み進めてみてください!
そして「こんな考えがあるんだな!」「自分はこの考えに対してどう思うだろう?」と自己分析を繰り返してみましょう。
「他人の考えに触れて、自分の考え(主張)も考えてみる」という繰り返しこそが究極の自己分析であり、自己分析の本質だと僕は思います。
飛ばして読む!初めて知りました。
全部読もうとするほど、「読む」こと自体が目的になってしまいがち。内容を身につけるには自分が気になる部分からまずは読んでいけばOKだよ。
【基礎情報】自己分析の目的
自己分析をする上で、自己分析の「目的」を把握することが大事です。
なんのために自己分析をやるのかをわかっていないと、やる気も出ませんし分析の質も下がってしまいますからね。
自己分析の主な目的は以下の2つ。
自己分析をすることで「自分にどんな企業があっているのか」が把握できます。
すると、自分がどんな企業に入社したいのかという「企業選びの軸」を設定できるのです。
また、自己分析によって自分の強みや弱み、特徴を理解することで、面接で自分のことを話せるようになります。
自己理解が深いと、面接官のどんな質問にもしっかり答えられるので評価されやすい。
この自己分析の2つの目的をまずはしっかり覚えておきましょう。
なるほど!過去の出来事を深掘りすることで、自分の考えや価値観を把握することが自己分析なんですね。
そうだよ。そして把握した自分の考えや価値観を元にして、企業選びの軸を作ったり、エントリーシートや面接で自分について語れるようになることが自己分析をする目的なんだ!
【基礎情報】自己分析本の役割は「考えや価値観の視野を広げること」
自己分析で本を利用するのは、「考えや価値観の視野を広げること」が一番の目的。
自己分析を行うことで自分の価値観や志向を明確にして、入社する企業を決めますよね。
「自分はこんな人間だ、だからこんな条件を企業に求める。その条件を持つ企業はここだ。」このように自分で進路を見出していく必要があるのです。
そして、この「自分で進路を見出していく力」を伸ばすのに本は最適!
自己分析本を利用すると、いろんな人の多様な価値観に触れることができます。
そうすると、「あ!そんな考え方もできるんだ」「自分では弱みだと思っていた部分も、こんな風に強みに変換できるんだ」とさまざまな気づきを得られるのです。
また、本はネットよりも深い情報が得られるのも魅力。
そもそもネットの記事よりも情報量が圧倒的に多いですし、自己分析以外にも人生を通して役に立つ知識が得られます。
自己分析の方法だけを知りたいならネットでも十分
自己分析の「方法」だけを知りたいなら、ネットで検索するだけでも有益な情報は出てきます。
たとえば、ゲームの攻略法を知りたいならネットで検索するだけで十分ですよね。
わざわざ攻略本、つまり本を買う必要はありません。
同じように自己分析の「方法」だけを知りたいのなら、ネットだけでも十分に事足りるでしょう。
サイトによっても情報量の差はありますが、就活攻略論ではどこよりも具体的にわかりやすく「自己分析のやり方」をまとめました!
オリジナルの自己分析シートも作成して、ワークシート形式でひとつひとつ解説しています。
▼オリジナル自己分析シート
自己分析シートは「マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】」から無料でダウンロードできます!
ぜひシートを手元に置いて、記事を読みながら書き込んでいってみてください。
かなり質の高い自己分析ができるはずですよ。
つまり、本を通していろんな人の人生や価値観に触れることで、自分の将来を考えるきっかけになるということだね!
なるほど!たしかに他人の考えや価値観に触れた時、「あ!自分もこの考えに賛成だな!」と感じて初めて自分のことが分かる瞬間がありますね!
本以外の自己分析のやり方
最後に、本以外の自己分析のやり方をご紹介しますね!
本を活用する以外にも、以下の方法で自己分析ができます。
【本以外の自己分析のやり方】
- 自分史
- マインドマップ
- 他己分析
- SWOT分析
- モチベーショングラフ
① 自分史
自分史とは、過去から現在までの出来事を一覧にしてまとめたものです。
1つ1つの出来事に対して、どのように感じたのかなど深掘りをしていきます。
自分史を作成することで、昔から変わらない自分の価値観や強み・弱みを把握することができるんですよね。
「【自己分析に使える自分史の書き方】テンプレを使って実際に作ってみた!」で自分史のやり方をステップに分けてわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてください!
② マインドマップ
マインドマップとは、自分の思考をクモの巣のようにどんどん書き出していく方法です。
シンプルですが紙に書き出すことで、自分の思考を整理しやすくなります。
どんどん思考を深掘りしていけるので、自己理解を深めやすいのがメリットです。
マインドマップの手順は以下のとおり。
【マインドマップでの自己分析の手順】
- 過去の出来事を中央に書く
- 中央の出来事に対して「なぜ?」を書く
- 中央の出来事に対して「何を思ったか」を書く
- 中央の出来事に対して「結果どうなったか」を書く
- 客観視した気づきを赤ペンで書く
- 客観視した気づきから職種やおすすめの企業などを書く
- 自己分析の目的に当てはめていく
③ 他己分析
他己分析とは、家族や友人などに質問して他者からの印象で自己分析していく方法です。
他人からの印象が自分と違うことってよくありますよね。
他己分析を行うことで、自分では気づけなかった強みなどを知れることもあるのでぜひ試してみてください。
【他己分析での自己分析の手順】
- 他己分析してもらう相手に質問する
- 自己分析結果と違う答えに印をつける
- 面接官にアピールできるポイントを明確化する
- 企業選びや職種選びに役立つ情報を明確化する
④ SWOT分析
SWOT分析とは、「強み・弱み・機会・脅威」の4つの要素にわけて分析していく方法です。
正直、就活においてめちゃくちゃ役立つ自己分析方法というわけではありません。
ただ、SWOT分析はビジネスで活用されることが多い手法なので、就活生のうちから覚えておくとよいでしょう。
【SWOT分析による自己分析の手順】
- 強みの欄に「自分の強み」を書く
- 弱みの欄に「自分の弱み」を書く
- 機会の欄に「就活市場の自分へのメリット」を書く
- 脅威の欄に「就活市場の自分へのデメリット」を書く
⑤ モチベーショングラフ
モチベーショングラフとは、今まで生きてきた中でのモチベーションの上下をグラフにしてまとめる方法です。
自分がどんな時にモチベーションが上がるのか、不満を感じるのかといった気持ちの変化について知ることができます。
ただ、自己分析はモチベーションの浮き沈みを知るだけでは完了しません。
よって、モチベーショングラフはさっと作成して自分史や他己分析でより自己理解を深めましょう。
【モチベーショングラフによる自己分析の手順】
- 縦軸と横軸を書く
- 年齢ごとのモチベーションをグラフにして書く
- 根拠となるエピソードを書き込む
- モチベーションに対して「なぜ?」を問いかける
- 自分の志向の気づきを書き込む
自分で自己分析を行うなら、自分史を作成するのが一番おすすめだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
もう一度言いますが、自己分析の方法だけを知りたいのならネットで十分です。
しかし本によってより多くの考え方を取り入れることで、新たな視点や価値観を得られるます。
自己分析のやり方だけではなく、この先の人生について深く考えるためにも自己分析本を活用するのはおすすめですよ。
ちなみにこの記事を読み終わったら、「おすすめの自己分析サイトランキング【1位〜20位】|全50サイトから厳選!」も読んでみてください。
自己分析に利用できるおすすめのサイトをまとめています。
無料で利用できる有益なサイトを厳選しましたので、ぜひチェックしてくださいね!
では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。
【本記事の要点まとめ】
- 自己分析の主な目的は「企業選びの軸の作成」と「面接官に自分のことを伝えられるようになること」の2つ。
- 自己分析の「方法」が知りたいのであればネットの情報で十分。
- 自己分析本は他人の価値観や考えに触れ、自分の視野を広げるのに役立つ。
- 自己分析本を選ぶときは「目的」か「タイプ」を基準にすると選びやすい。
- 自己分析本を活用するときのは「読んで満足しない」「集めることを目的にしない」「自分のレベルに合うものを選ぶ」の3つに注意する。
- 読書に慣れていない人は気になる章やページから読めばOK。
- 本以外にも、自分史やマインドマップ、他己分析などの自己分析方法がある。