金華山のフンコロガシ(糞虫)
金華山のフンコロガシ(糞虫)
2024.9
今年(2024年)8月の夏休みに、金華山へ行ってきました。
金華山黄金山神社は、宮城県仙台市の少し北東東にある牡鹿半島の東側にある島にあります。
そこに行くのが本来の目的ではなく、当店の休みで、一泊二日(小さい子がいるため)で、新幹線に乗れるパックツアー旅行、ということで、探しました。
その旅行で、フンコロガシを多数見ました。また、実際に糞を転がしているのを、人生で初めて見ました。
フンコロガシ(糞虫)は、動物のフンを食べたり、幼虫のエサにしたりします。また土中に埋めたりもします。益虫ですね。
旅の始まりは、大宮(本来の集合地点は、東京駅ですが、私たちは大宮から参加しました)です。そこから、新幹線にのり、福島駅で降り、バスに乗り換えての移動でした。
当日の宿は、牡鹿半島の先の方にあり、宿の窓からは、明日向かう金華山が見えました。
その宿に向かう途中で、道の傍らに一匹の鹿が見えました。へー、なるほど牡鹿(オジカではなく、オシカのようです)半島だと、納得しました。残念ながら、子供たちには、見えなかったようです。
宿に着く前に、半島の先端にある「おしか御番所公園」に行きました。
結構、高い場所にあり、海や島が下の方に見え、絶景でした。
しかし、子供たちは、走り回り、様々な虫がいるのを見つけて、喜びました。孫娘が、へんな虫がいる。と言ったので、みると、フンコロガシでした。瑠璃色に光っているので、センチコガネだと思います。
「これは、フンコロガシだよ。」「フンコロガシは、宝石のようにキレイなのが多いんだよ。」とも教えました。
そのあたりには、フンコロガシがあちこちにいました。公園のあちこちに、フンコロガシがいました。
その翌日、船に乗って、金華山(島です)に行きました。
さらに、上って本殿の前につきました。やはり、そこにも鹿たちがいます。子供たちが下を見ると、あちこちにフンコロガシがいました。(フンも多かったのですが)これだけ多い数のフンコロガシを初めて見ました。また、実際に糞をころがしているのを見ました。
これが、写真です。子供を撮った写真の下の方にあったのを拡大したので、不鮮明ですが、転がしていました。
フンコロガシの図などでは、後ろ足で糞を押しているのが多いようですが、ここ見たのは、写真のように、前足で押しています。
上の娘は、「うんち、ころがしている!」と言いました。孫娘は、虫が好きですが、さすがにフンコロガシには、さわりませんでした。
子供(孫)たちが、フンコロガシを見ている写真を撮りましたが、これです。
他の人から見ると、鹿のフンを見ている変な子供たちでしょうね。
地面にある黒い点の大部分は、鹿のフンで、その内で、動く少数のものが、糞虫です。
後で、思いましたが、生態について、教えておけば良かった、と。
団体行動なので、時間がなく、すぐに昇殿して、祈祷をうけたので、説明することを忘れました。
以前、何かで読んだのですが、奈良の公園にも、フンコロガシが多数いて、鹿の糞の始末をしてくれるそうです。それによって、清掃費用が助かるそうです。
また、多種のフンコロガシがいるようです。
調べてみると、フンコロガシ(糞虫)の三大聖地というのがあるそうです。
1.奈良公園(60種以上)、2.金華山(15種類)、3.安芸の宮島(14種類)だそうです。
要するに、鹿が多くいて、彼らにとっての食物生産者が多い場所ですね。
金華山は、彼らにとって、あちこちに食べ物が落ちている天国みたいな所でしょうね。
金華山のフンコロガシも、多種いるようですが、私が見たのは、一種類で、牡鹿半島の公園にいたのと、同種のようです。
(さすがに、採集しませんでしたので、確実ではありませんが。)
「陸奥(みちのく)の 黄金(こがね)花咲く 金華山」
ではなく、
「陸奥の 鹿の黄金落ちている 金華山」
今回の旅行は、子供たちにとっては、
カモメ(海鳥)(鳥類)、鹿(動物)、フンコロガシ(昆虫)を見た旅でした。
本来は、神社巡りの旅行(パックツアー)でしたが。
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by sxsuzuki
| 2024-09-07 18:26
| ウサギ、ネコ、動物