TFレガシーユナイテッド サンドストーム:しょうけら覚え書き(仮):SSブログ
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TFレガシーユナイテッド サンドストーム [TFレガシー]

「コッチ♪ コッチ♪ コッチ♪」と
時を刻む音が微かに聞こえてきたのは
リサイクルショップのおもちゃコーナー。
何かの電子機器が作動しちゃっている様子なのですが、
衣装ケースに雑多に放り込まれた品々のドレが鳴っているのか、
まるで分らない。まあ、数日経ちましたがお店は健在なので
ホンモノではなかったみたいですけど(何のだ)

そんなわけで、次にあのお店に行くのがちょっと楽しみな今回は、

TFレガシーユナイテッド サンドストーム ですよっと。

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「TFレガシーユナイテッド」の新作として10月に発売された品。
「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」から
登場したオートボット/サイバトロンのトリプルチャンジャ―
(オートボット/サイバトロンではトリプルボット、
ディセプティコン/デストロンではトリプルトロンと呼称)。
以前「TFジェネレーション」で超絶イケメンに一度リメイクされていますが、
今回は懐かし&待望のG1スタイルでの商品化となっております♪

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まずはロボットモード。大きな背負い物が特徴的な
G1での元デザインを踏襲したスタイル。
ぱっと見の印象はアニメ劇中の雰囲気を再現していて、
ここ最近の「TFレガシー」らしい一体ですね。

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クラスはいわゆるリーダークラス相当のヴォイジャークラスで、
頭までの高さは約16cmですが、背中のパーツの天辺まで
含めると約18cmあり、トリプルチャンジャ―らしい
パーツ数の多さでずしりとした重量感。
トップヘビーながらカカトが長い造形なので、
安定感はまあまあ充分(股関節が多少緩くポーズによっては不安定)

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バストアップ。頭部より背負い物が目立ちましょうか(笑)
前述どおり元デザインを再現した形状なので
これが正解と言えば正解なのです。

頭部はG1玩具のマスク顔で立体化
(アニメでは口や鼻がある通常フェイスでしたね)。
背のパーツが迫っていてちょいと摘まみにくいながら、
ボールジョイント接続で可動。上下には僅かですが、
左右には背中の突起状のパーツが干渉するまで回ります。

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肩は前後左右に可動。干渉する箇所もなく可動範囲は優秀。
ヒジ付近でロールし、肘関節自体は二重関節で
90度ちょい曲げられます。手首もしっかりとロール。

と、腕自体に問題はないのですが、
腕が接続された胸部パネルの固定が甘く、
動かしていると結構な頻度でパネルがハズレがち。
硬めの腕関節の保持力もここでは裏目に出て、
弄る際には注意が必要な個所となっております。

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腰は多少動かせますが、背負い物が大きく干渉。

股関節は前後左右に可動。腿上部でロールし、
ヒザは90度曲げられ、足首は内側に大きく倒せる方式。

個体差か、股関節の左右への動き(開脚)が
始めの45度分緩めで(それ以降は保持力が増す)、
ポーズによってはこてんと転びそうに。

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付属品が豊富なのも今回のサンドストームの特徴で、
まずはこちらの銃。G1玩具の武器を模した造りの様子。

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もうひとつ小型の銃が付属。5mmジョイントなので手に持たせたり、
説明書では前腕に取り付けたりしておりました。

こちらは「トランスフォーマー2010」登場時に
劇中で使っていたトーチがモチーフ。
ここでは使っていませんが銃口に
TFエフェクトパーツなどを取り付けられます。

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さらにケージ(檻)&ウインチも。
サンドストーム本人の大きさとの対比で
何となくネズミ捕りとかに見えるのはワタシだけ?(笑)

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各部は5mmジョイントを使用、分割も可能。
ケージの方はさらに2パーツに分割出来ますが、
その辺りはビークルモード時に。

ウインチは実際のヒモが使われていて伸縮ギミックあり。
巻き取る際はオレンジ色のパーツを指先でくるくる回す方式で、
ちょっと侘しい気持ちになれるステキギミックです(笑)

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武装は背中の5mmジョイントや各部に取り付け可能。
ケージはロボットモードでは手にするのがデフォ
(適当にブラ下げることは出来ますが)

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サンドストームは平和を求めてセイバートロン星から離れ
パラドロン星に移ったトランスフォーマーたちのひとり。
ですが、劇中ではディセプティコンの襲撃を受け
パラドロン星を失ってしまう悲劇的な結末に。

ロディマスが「元気出せー、本当の故郷(セイバートロン星)に戻るだけさぁ」
みたいな感じの声をかけていて、「えぇー」とか思った記憶があります(笑)

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ビークルモード、まずはデューンバギーから。
ロボ本体は気を付け姿勢を取りつつガワパーツの配置で
異なる形態のビークルモードへと見事な三段変形をこなします。

特徴的なタイヤはPVC製。質感が良好なのと同時に、経年劣化がコワイ…(苦笑)

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武器をはじめオプション類も全盛状態となっています。
特にケージはバラされて別々の箇所に配置。

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ぱっと見は大雑把な四角い箱車なのですが、
各部のパーツの見立てや変形の楽しさもあって、
実物を実際に触って遊んでみると印象が変わるかと(もちろん良い方へ)

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ケージの支柱パーツとウインチはエンジンブロックの一部に。
上部には銃を取り付け可能。

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下面はこんな感じのパーツ配置。
ケージの一部(床)がシャーシ状に取り付けられ、
小型銃はエキゾーストパイプっぽい見立てとなっていますね。

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オプション類を全部外して素の状態で変形するとこんな感じに。

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そしてもうひとつのビークルモード、ヘリコプターに。
四角いバギー&ロボットから丸みを帯びた見た目のヘリコプターへの変形が見事。

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もちろん今の技術だから再現出来た箇所もありますが、
大元のデザインおよび構造は40年前のG1の時代で
すでに確立されていたと言うのがまたスゴイ。

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シンプルなシルエットに、程好く施されたディテール。
「TFレガシー」らしい造りです♪

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前述どおりロボット本体はほぼ気を付け状態
(バギーから多少変形はしていますが)で、
周りを取り囲むパーツの変化で
二種のビークルモードを形作っています。

その工程の中でも、一部のパーツは正位置があり、
決まった方向に動かした際にしかロックされず
変形の間違いが起こらないような造りになっていたりと、
とにかく設計の妙をこれでもかと楽しめる変形方法となっています♪

さらにヘリコプターモードでも前輪(タイヤ)と後輪(コロ用車輪)が
設けられていてコロ走行が可能な辺りに開発者の執念、拘りを見た気が致します…

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ケージは吊り下げて使用。

下部中央に3mmジョイントがあるので浮かせてのディスプレイも可、
ですがジョイント穴がかなり浅く使いづらいかな。

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武装類は各部5mmジョイントに。

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と言うわけで TFレガシーユナイテッド サンドストーム でした。

外れやすい胸部パネルや緩めの股関節など気になる箇所はありはしますが、
TF標準の可動を有するロボットモードを持ちながらの
とにかく練り込まれた変形構造に唸らされた一体。
レトロ感漂うシンプルな3形態の見た目にだけ注目していると
初見で遊ぶ際に「うっひょうー♪」と嬉しい悲鳴を上げるハメになるかと。
多少のクセやコツはありますが、それでもがしがし弄れる堅牢さも相まって、
最近のTFのなかでもトップレベルに「実際に手にして欲しい」アイテムだなー
と思いました、はい。これは傑作です♪

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メガ「この車輪にね、狂気を感じたデスヨ…」


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ばん

NTさん、乙です(*'ω'*)

近年に珍しく、随分と割り切ったロボットモードかと思いきや、なんとビークルモードが二種類ですか!
前にも同じフィギュアの紹介記事があった気がしますが、やっぱりスゴイですよね。
改めてデザイナーさんの頭の中を覗いてみたくなりました(*´∇`*)
by ばん (2024-11-25 21:52) 

NT

■ばんさん■
三段変形!と言うと「マクロス」のバルキリーがまず頭に浮かびますがw、
TFにも三段、なんなら六段変形とかの多段変形モノがごろごろしたおります(*'ω'*)

いやホント今も昔も開発の方々の溢れ出すアイディアには感服です。
by NT (2024-11-26 19:27) 

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