お腹は体の中でも比較的皮下脂肪がつきやすい部位であり、年々増える皮下脂肪のせいで見た目が変わってしまったり体調に問題が起こってしまったりする可能性が考えられます。
特に女性はお腹に皮下脂肪が溜まりやすいため、普段から注意して過ごさなければいけません。今回は、お腹の皮下脂肪を落とす方法をテーマにお届けしていきます。お腹の皮下脂肪を減らしたいと考えているのなら、ぜひ参考にしてくださいね。
皮下脂肪とは？
皮下脂肪とは、文字通り皮膚のすぐ下に存在する脂肪のことで、体の表面に近い皮下組織に蓄積されるものです。外部の衝撃から守ったり内臓を冷やさないようにしたりする働きがあります。
皮下脂肪と内臓脂肪・体脂肪の違いは？
皮下脂肪と内臓脂肪の違いは、脂肪のつく場所の違いになります。使い切れなかったエネルギーは脂肪として体に蓄積されていくわけですが、内臓の周りについているものが内臓脂肪であり、前項でお伝えしたように皮膚直下についているものが皮下脂肪です。内臓脂肪はエネルギーが不足した際に素早くエネルギーに変換されるものの、皮下脂肪はダイエットをしても減らしにくいという特徴があります。
また、皮下脂肪と内臓脂肪の総称が体脂肪です。体脂肪は飢えや寒さから人間を守る役割を持っていますが、増えすぎると体型が崩れるだけでなく健康に悪い影響を与えます。
男性と女性では女性の方が皮下脂肪はつきやすい？
女性は男性と筋肉のつき方や量が違うだけでなく、実は脂肪のつき方も異なるんです。具体的には、男性は内臓脂肪がつきやすく女性は皮下脂肪がつきやすい仕組みになっています。
女性の方が皮下脂肪はつきやすい理由に女性ホルモンが関係しているのですが、更年期になると女性ホルモンの減少によって男性ホルモンの割合が増加し、内臓脂肪もつきやすくなります。
皮下脂肪がつきやすい部位は？
皮下脂肪は、普段あまり意識して筋肉を使う機会が少ない部位につきやすい傾向があります。皮下脂肪がつきやすい部位の代表的な例は次の通りです。
・お腹
・お尻
・二の腕
・太もも
個人差はあるものの、女性は体重が増加することで下半身が太くなりやすい傾向があります。
皮下脂肪が増える理由とは？
皮下脂肪が増える理由はカロリーの過剰摂取と運動不足であり、摂取したエネルギーが消費し切れずに余ると脂肪として蓄積されていきます。つまり、摂取するエネルギーの量が多すぎる場合や運動不足で消費するエネルギーが少なすぎる場合に、皮下脂肪が増えていくというわけなんです。
適度な運動を定期的に取り入れて一定の筋肉量を維持できている方は、代謝が良いため普段の生活を送るだけで脂肪を燃焼しやすくなっています。
女性がぽっこりお腹になる原因は？
ぽっこりお腹を気にされている女性は非常に多くいますが、なぜお腹が出てしまうのでしょうか？続いて、女性のぽっこりお腹の原因を見ていきましょう！
女性のぽっこりお腹の原因1.お腹周りの筋力が低下している
本来、お腹の筋肉は脂肪を抑えてぽっこりと前に出さない働きを持っています。しかし、筋肉量が少ないまたは筋力が低い場合には脂肪を抑える力も弱まり、ぽっこりとお腹が前に出てきてしまいます。お腹周りを鍛えて、筋肉で腹部を支えられるようになれば、ぽっこりお腹も改善できるでしょう！
女性のぽっこりお腹の原因2.摂取カロリーが多い
運動習慣がある方でも毎日の摂取カロリーが消費カロリーよりも多い状態が続いてしまうと、脂肪が増えてぽっこりお腹の原因になってしまいます。1日または数日程度のカロリーオーバーでは脂肪が極端に増えることはありませんが、食べ過ぎが続けば肥満を招きます。
女性のぽっこりお腹の原因3.姿勢が悪い
姿勢が崩れているとお腹周りの筋肉が衰えて内臓の位置がずれ、下腹部がぽっこりと出ることがあります。正しい姿勢は全身の筋肉を効率良く使用して健康を維持するために欠かせないのです。普段から猫背や反り腰にならないように注意してくださいね！
お腹周りの皮下脂肪がつくことで生じること
お腹周りに皮下脂肪がつくと太って見えるだけでなく、膝・股関節・背骨に負担がかかる、または骨盤が歪みやすくなるなどの問題を招きます。
女性のお腹周りの皮下脂肪を落とすためには？
続いて、お腹周りの皮下脂肪を落とす具体的な方法を見ていきましょう！特に女性向けの内容になっているため、今すぐ皮下脂肪を減らしたいと考えている女性は、ぜひ参考にしてくださいね。
【女性】お腹の皮下脂肪を落とす方法1.摂取カロリーに気をつける
まずは自分が1日の摂取しているカロリーを計算し、毎日消費可能なカロリーの量を上回らないようにします。特に運動習慣がなく多くの時間を座って過ごす生活を送っている方は、消費カロリーが低くなるでしょう。目安として、活動量の少ない女性が1日に必要とする摂取カロリーは1400〜2000kcal程度です。
【女性】お腹の皮下脂肪を落とす方法2.過度な糖質制限はNG
効果が出やすいダイエット方法として人気のある糖質制限には、脂肪燃焼効果を落とすというデメリットが存在します。糖質の過剰摂取は肥満を招きますが、過度な糖質摂取も痩せにくい体を作る可能性があることを知っておきましょう！
糖質制限でダイエットを成功させたいと考えている方は、闇雲に糖質を抜くのではなく1日に必要な糖質量を計算して適切に糖質を制限してくださいね。
【女性】お腹の皮下脂肪を落とす方法3.基礎代謝がアップする食品を口にする
身体を温めて内臓の働きを良くしたり、脂肪燃焼のサポートをしたり、糖質や脂質の代謝を助けてくれる食品・成分を口にして、基礎代謝をアップさせましょう。
身体を温めてくれるものには、唐辛子やショウガ、ニンニクなどがあり、脂肪燃焼のサポートをする良質なアミノ酸が含まれる成分には、リジン・アルギニン・アラニンなどが挙げられます。糖質や脂質の代謝を助けてくれるのは、ビタミンB1やB2といったビタミンB群となっています。
【女性】お腹の皮下脂肪を落とす方法4.食物繊維をとる
血糖値が急激に上がると糖を脂肪として溜めやすくなってしまうのですが、食物繊維は食後の急激な血糖値の上昇を抑える働きを持っています。また、食物繊維にはコレステロールの吸収を抑制する効果や、腸内環境を整える効果も期待できます。
【女性】お腹の皮下脂肪を落とす方法5.食べる時間に気を付ける
寝る前に食べ物を口にするとエネルギーを消費できないまま眠ることになり、エネルギーが脂肪に変わりやすいんです。そのため、就寝前2時間以内の食事は避けるべきでしょう。1日3食の規則正しい食事は、血糖値の急上昇を防ぐ効果も得られます。
【女性】お腹の皮下脂肪を落とす方法6.基礎代謝を高める
基礎代謝とは何もしない状態で消費されるカロリーのことで、基礎代謝が高い方は基礎代謝が低い方よりも太りにくい状態です。基礎代謝は筋肉の衰えと比例して年々減少するものですが、筋肉を増やすトレーニングを継続すれば基礎代謝を維持または向上できるでしょう！
【女性】お腹の皮下脂肪を落とす方法7.筋トレ・有酸素運動
基礎代謝を高めるためのトレーニングと有酸素運動をセットで行うと、より皮下脂肪を落としやすくなります。筋トレと有酸素運動の役割は次の通りです。
筋トレ：脂肪を燃やしやすい体を作るために筋肉を鍛える
有酸素運動：運動中に脂肪が燃えてエネルギーが消費される
筋トレをすれば有酸素運動中の消費エネルギーが増えることから、筋トレと有酸素運動はどちらかではなく両方に取り組むべきです。
女性のぽっこりお腹に適したトレーニング
ここでは、女性のぽっこりお腹にアプローチするトレーニングの例を2種類紹介します。
【プランク】
プランクは室内で簡単にできるトレーニングです。
1.ヨガマットなどを用意する
2.両肘を床についてうつ伏せになる
3.両肘とつま先で体重を支えて体を持ち上げ、頭の先から踵までを一直線にする
4.そのままの姿勢を30秒以上キープする
体の中心に意識を集中し、お尻が上がらないように注意してください。プランクの姿勢をキープできる時間を少しずつ伸ばしていきましょう。
【ツイストクランチ】
ツイストクランチは空中で自転車を漕ぐような動きをするトレーニングです。お腹周りの皮下脂肪を減らし、くびれを作る効果が期待できます。
1.ヨガマットなどを使用して腰への負担を和らげる
2.仰向けに寝転び両膝を90度に曲げて足を浮かせる
3.両手を頭の後ろで組む
4.体を捻りながら上半身を持ち上げ、右肘で左の太もも外側をタッチする
5.体を捻りながら上半身を持ち上げ、左肘で右の太もも外側をタッチする
6.この動作を30回程度繰り返す
お腹の筋肉を意識しながら呼吸を止めずに体を捻りましょう！スピードは自分のペースで調整してくださいね。
ぽっこりお腹をスッキリ引き締めるならグラマラスパッツ
「ぽっこりお腹が気になっているけどすぐには解消できないしどうしよう…」このような方はいらっしゃいませんか？すぐにぽっこりお腹をスッキリさせて見せたい…と考えているのなら、弊社製品のグラマラススパッツの活用をおすすめします。
グラマラススパッツはハイウエスト仕様で適度な圧力で足・太もものみでなくお腹も包み込み、”着用時”には物理的な圧力でキュッと細く見せてくれます。着用によってお尻を丸く整えポッコリお腹もシェイプさせたい方は、ぜひお試しいただければと思います！
まとめ：女性のお腹周りの「皮下脂肪」を落とす7つの方法を紹介！
いかがでしたか？今回の内容としては、
・皮下脂肪は文字通り皮膚のすぐ下に存在する脂肪のことである
・皮下脂肪は内臓脂肪と比較して見た目に出やすく運動をしても減りにくい
・女性は男性よりも皮下脂肪がつきやすい
・お腹周りの皮下脂肪を減らすためには適度な運動とカロリー制限が大切
以上が重要なポイントでした。皮下脂肪は普段の食事と運動の習慣化で改善が可能です。お腹がぽっこりしていると感じているのなら、今回紹介した皮下脂肪を落とす7つの方法を意識して、食事や運動を見直してみましょう！
ぽっこりお腹の筋トレ4選！食事や有酸素運動も脂肪を落とすためには大切！
くびれがある人ない人の違いとは？元々くびれやすい人もいる？
姿勢矯正の方法・選択肢（グッズ・トレーニング・整体等）を紹介！
ダイエット中に朝ごはんを食べるメリットや向いている食べ物などを紹介！
夜ご飯を抜くダイエットとは？実はデメリットが大き過ぎる？
骨盤の歪みをチェックする3つの方法！骨盤の役割や歪む原因も紹介！
脂肪燃焼のメカニズムとは？脂肪燃焼の方法やおすすめの運動も紹介！
ダイエットの種類一覧！運動系ダイエット【10種】食事系ダイエット【3種】その他【2種】
ダイエットの停滞期とは？停滞期の原因・期間・見極め方・抜け出し方を紹介！
痩せるためにおすすめの有酸素運動9選！効果・注意点・無酸素運動との組み合わせも紹介！
ダイエットで痩せるための食事のポイント7選！必要な栄養素や肥満の原因も紹介！
ヒップアップ筋トレはどれぐらいで効果が出る？（期間）効果が出ない場合はどんな原因が？
