私は蒲鉾(かまぼこ)が大好きで、常に冷蔵庫にストックしています。
でも、数年前までは「これって、どこが美味しいの?」と思っていました。
スーパーで100円程度で安売りされている蒲鉾を食べて、本物の味をわかった気でいたという残念な状態です。
以前のイメージは・・
グニュグニュして、2切れも食べれば飽きてしまう。
この誤った考えを根底からヒックリ返してくれたのが、創業150年を超える小田原の老舗「鈴廣かまぼこ」です。
小田原に遊びに行った時に食べたことをキッカケに蒲鉾の大ファンになりました。
正確には「鈴廣かまぼこ」のファンですね。
今回はその鈴廣さんの中でも特別な存在とも言える、超特選蒲鉾「古今」を食べた感想を書いていきます。
その価格は、何と!1本4,000円(税込価格4,320円)。
かまぼことしては考えられないお値段ですね。
しかし、最初に結論を言います。
「4,000円は全然高く無かった!これは蒲鉾の概念を変える傑作です」
また、まとめサイト等への引用を厳禁いたします。
この記事の目次
超特選蒲鉾「古今」は、最高級材料と熟練の職人技によって作られる
老舗店に対しては「熟練の職人」みたいな話が多いのですが、これってイメージ先行がほとんどです。
長ければ良い(良い仕事をする)というわけではありません。
鈴廣かまぼこについては、正真正銘の実力集団!
目に見える部分で言えば、国家資格「水産練り製品製造技能士」の一級技能士が約15名も働いています。
これは、かまぼこ職人(伝統技術)の頂点ともいえる資格。
特に一級受験には原則7年以上の実務経験なので、取得まで最低10年が必要と言われています。
鈴廣では熟練の職人達が在籍しており、その手によって生み出されるのが 超特選蒲鉾「古今」です。
尚、高級かまぼこ「古今」の素材はグチとオキギスを絶妙に合わせたものを使用。
日によって魚の状態も変わるのでバランスも職人が微調整します。
ちなみに、オオギスは希少魚のため鈴廣の為だけの専用の船を出して漁をしているとのこと。
更に食材を充分に活かすために、塩は天日塩を原料に国産にがりを配合した蒲鉾専用のまろやかなものを使用。
こだわりの食材をもとにして、板つけから蒸し上げまで職人の手づくりによって仕上げていきます。
これは、美味しいに決まってますね。
次の項目から本題!実際に食べた感想を書いていきます。
ブリブリに弾ける!魚の旨味がギュッと凝縮した味が広がる
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古今は、1本4,000円(税込価格4,320円)です。
私のように赤・白の2種類を購入すれば、8,000円ということになりますね。
蒲鉾とは思えない凄い値段。
ただし、通常のものよりもだいぶ大きいです。
大手スーパーで販売されいる蒲鉾と比較すると分かりやすいと思います。
私が普段から冷蔵庫にストックしている鈴廣さんの「小田原っ子」(400円弱)と並べてみました。
出典:鈴廣HP 小田原っ子
両サイドが「古今」、真ん中が「小田原っ子」です。
古今の方が遥かに大きいことが分かると思います。
さて、古今の味ですが・・・。
第一声は「口の中でブリブリ弾ける!」です。
噛んだ瞬間の反発力が凄い、一般の蒲鉾とは全く違います。
ただし、弾けるのですがスッと歯で切れるという不思議な食感。
そして、本当に驚いたのは噛んだ後です。
ユックリと魚の深い味わいと甘みが口の中で広がっていきます。
この上質な味わいは、どう表現すればいいのか・・
蒲鉾ですが、これならメインディッシュとして成立しそうです。
スーパーの蒲鉾は食べられなくなりそうです。
いいお値段なので、普通の蒲鉾とは違うと思っていましたが、まさかここまで違うとは・・。
あまりにも、違いすぎました。
これは、本物志向の方にも満足して戴ける逸品!
ギフトとしても利用価値が高いですね。
尚、高級蒲鉾の古今には、細工かまぼこ「鹿の子」もあります。
お値段は少し上がりますが、お祝いごとにはコチラの方が良いかもいしれません。
出典:鈴廣HP 超特選蒲鉾 古今 鹿の子
価格:4,300円(税込4,644円)
ちなみに、定番の古今で赤・白のどちらか一つを選ぶならば、私は白をオススメします。
白の方が魚の味がより強く感じられる点が気にいりました。
赤の方は少し魚の味がマイルドになるので、これは好みの問題ですね。
この他にもセット商品などもあるので、公式ページを確認してみてください。
包装がお洒落で清潔感があるので、お歳暮やギフトの品を探している人も有力候補だと思います。
蒲鉾は高タンパク質・低脂肪・低カロリーで栄養価が高い食品。
消化も良いので高齢者(敬老の日)や「母の日」「父の日」のプレゼントにもピッタリです。
超特選伊達巻「古黄」!これも凄いぞ
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私が買ったのは、超特選蒲鉾古今 紅・白 各1本 と 超特選伊達巻古黄 1本 のセット商品なので伊達巻もありました。
こちらは正直に言うと期待していなかったのですが、いい意味で裏切られました。
「超特選伊達巻 古黄」も職人がその日の気候等を考慮しながら丁寧に一本づつ仕上げる逸品です。
卵は新鮮な地鶏卵、魚は黄グチ、甘未には和三盆を使用しています。
通常の伊達巻と比べて、色味が濃いのが分かると思います。
味は関東風の甘めです。
私は甘いのが苦手なので本来ならばアウトなのですが、これは食べられました。
その理由は、魚の味と風味をシッカリ感じることが出来る伊達巻だからです。
また、甘いと言っても人工的な味ではなく自然な甘味なので飽きもきません。
これも、お正月なんかに大活躍しそうですね。
★関連情報
鈴廣の超高級かまぼこは納得の味!季節限定の商品もあります。
鈴廣かまぼこの超特選蒲鉾「古今」は美味しいという評判を聞いていたので、一度はたべてみたいと思っていました。
だた、どうしてもお値段が・・
それで先延ばしになっていた状態です。
今回はエイヤーで注文したのですが、思い切って購入して良かったです。
職人さんが作った本物の味を知ると、不思議と日本人でいることが誇らしく感じてきます。
鈴廣さんの蒲鉾作りは「鮮度の良いお魚と、水と、塩と、職人の技」
魚のおいしさが一番引き立たすために、保存料や品質改良剤のような添加物は使いません。
しかし、鈴廣さんの蒲鉾には入っていません(無リン)。
すり身には合成された調味料を加えずに、魚醤、酒粕、みりん、昆布だしなど、天然素材の調味料で味付けしています。
素材と職人の技術で口の中で弾けるブリブリ感を作り上げるのです。
こういった会社は、これからも頑張って欲しいですね。
さて、少し綺麗ごとを並べましたが、私が鈴廣さんの商品を買うのはやっぱり美味しいからです。
ホームページを見ると「季節の商品」という文字を発見。
母の日やバレンタインなど期間限定の蒲鉾があります。
冬場に発売される おでん は大人気です!
これを見た私は「何でもすぐに飛びつく人」になってます(笑)
でも、鈴廣さんの練り物はハズレが無いので、衝動買いでも大丈夫!
他にも、一般のお店では買えないような商品がたくさんあります。
興味があるひとは公式ページを覗いてみてください。
鈴廣の蒲鉾は、本当に美味しいです。
絶対オススメですよ!