Googleは2024年11月21日より、ブラックフライデーセールの一環として型落ちの上位モデルスマホ Google Pixel 8 Proを値下げします。
Google Pixel 8 Proは2023年秋モデルとして発売され、発売当時価格(今も定価は同じ)は約16万円~と非常に高価&高性能な上位モデルとして投入されており、”消しゴムマジック”に代表される「Google AI」に対応、高いカメラ性能は2024年時点でもまだまだ高水準です。
値下げ幅としては今回のブラックフライデーセール最大の60,000円値引きが適用されるため、一見するとオトクなようにも感じますが・・・購入するメリットがあるかどうかは要検討です。
まずはブラックフライデーセールの予告内容をチェックしてみましょう。¥60,000 分の割引と対象スマホの下取り高額還元でお得に (Google Pixel 6 Pro の場合、最大 ¥35,000 払い戻し)
とされています。
Google Pixel 8 Pro 128GBモデルの価格は、2024年11月17日時点で159,900円~。よって、6万円引き適用時の販売価格は99,900円になります。
そこからPixel 6 Proを下取りに出したとして、満額査定時でトータル実質64,900円(定価から95000円分値引き)になります。
下取り考慮なら高性能なPixel 8 Proが半額になるといえば聞こえは良いものの、正直言って6 Proの下取りはいまいちです。
キャンペーン開始前(2024年11月18日)時点のPixel 8 Pro購入時におけるPixel 6 Proの下取り額はたったの13124円です。これがBFセール中は2倍以上に跳ね上がります。
Pixel 6 Proの一般中古相場から考えても「3.5万円で下取り」は十分高い水準ではあるものの・・・いつものGoogleストアのぶっ飛んだレベルの超優遇とは言えないでしょう。
そして、下取りによるオトク感の上乗せがなければ(99900円への値下げだけでは)、物足りません。
例えば、ゲオではセールをやっていない現時点でPixel 8 Proの未使用白ロムは100,980円まで値下げされています。
フリマ・オークションならもっと安く、
9万円ちょいまで下がっています。
つまり、もうPixel 8 Proの市場価格は、BFセールの値下げ価格より下がってしまっていますので、下取りがない・ストアクレジット消費目的などの特別な理由がなければ、あえてブラックフライデーセールを待ってPixel 8 Proを買うメリットは低めです。
そして、型落ちのPixel 8 Proに10万円出すなら、新型のPixel 9 Pro/XLの白ロムを買ったほうがマシです。
GoogleストアのPixel 8 Proセール価格に、
+1.5万円も上乗せすれば最新の上位モデルも買えちゃいます。
過去には事前告知された機種以外の下取りが異常なレベルで優遇されていた事例(というか事件)もあったので、まだ「ブラックフライデーにPixel 8 Proは買うべきではない」とはまでは断言出来ませんが・・・期待薄です。
以上、Googleストアのセールは熱い狙い目品が出ることもありますが、全部が全部超オトクな水準になるわけではありません。
セールの内容を正しく把握して、有利な機種を手に入れましょう。
一括購入にこだわらないなら、Pixel 9は機種代実質0円以下の負担で2年使えるソフトバンクのキャンペーンを活用しましょう。