2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧 - 浮月堂黄昏抄

浮月堂黄昏抄

風流候・原田浮月堂の花鳥風月な日々

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

谷崎潤一郎記念館

No.4292【今日の施設】「谷崎潤一郎記念館」 おれが影響を受けた日本の作家に小栗蟲太郎、江戸川乱歩、そして谷崎潤一郎がいる。谷崎潤一郎と言えば耽美派小説の大作家と言われているが、作品的には江戸川乱歩同様に“変態小説”だ。乱歩の「人間椅子」は男の…

麺屋7.5hz

No.4291(再)【今日の名店】「麺屋7.5hz」 40代あたりからラーメンが完食できなくなった。豚骨ラーメンを食べていたのなんて20代の話で、今は塩ラーメンが精一杯だ。ただ、完食できる例外が二軒だけある。一つが梅田の「揚子江」で、もう一つが高井田ラーメ…

一乗寺  恵文社

No.4290【今日の名店】「一乗寺 恵文社」 京都の一乗寺に「恵文社」という名の書店がある。単に書籍を販売するだけでなく、文具や陶器、雑貨、コーヒー豆まで扱っている魅力的な書店だ。時には店内での企画やセミナーもあり、店長の書いた京都のサブカルチャ…

牡蠣

No.4289【今日の美食】「牡蠣」 牡蠣が大好きなのだが、自宅か外食でカキフライを食べるくらいしか機会がない。殻付きの生牡蠣とか焼き牡蠣をたくさん食べたいんだよ、おれは(笑) しかし友人はみんな牡蠣がそれほど好きではないらしい。驚きだ。1人でオイス…

シネ・ヌーヴォ

No.4288(再)【今日の映画館】「シネ・ヌーヴォ」 映画はたいてい自宅からバスで15分の箕面109シネマズで観る。しかしロードショー公開されないインディーズ作品は九条の「シネ・ヌーヴォ」に観に行く。 「シネ・ヌーヴォ」は手作り感に満ちた名画座だ。し…

轟庵

No.4287(再)【今日のレトロ店】「轟庵」 蕎麦好きなので週に何度か食べている。ただ、近所には美味しい蕎麦屋がない。阪急蛍池駅に付随したショッピングモール・ルシオーレにあった「轟庵」は蕎麦好きを満足させる店だった。 普通の二八蕎麦(蕎麦粉2割、…

鶏がらスープ

No.4286(再)【今日も料理】「鶏がらスープ」 スーパーで鶏ガラを2羽分購入して鍋で煮る。1~2時間煮れば良いが3時間煮る。本当は玉葱や葱も煮る方が良いのだが、今回は鶏ガラだけ。チューブのにんにくと生姜は加える。 完全に骨が崩れて、鶏油やアクが…

醤油ラーメンのタレ

No.4285(再)【今日の料理】「醤油ラーメンのタレ」 先日、焼肉のたれを作って上手く出来たので今度は醤油ラーメンのたれ(原液)を作ってみた。 煮干しを炒り、だし昆布と削り節と共に鍋で水で煮る。だしが取れたら、そこに多めの濃口醤油、多めの塩、薄口…

BAQET

No.4284(再)【今日のレトロ店】「BAQET」 箕面キューズモールに行った時によく利用していたレストランが、すでに閉店した「BAQET(バケット)」だった。 キューズモールの飲食店の中では比較的広く、川沿いにあり心地好いロケーションだ。ランチも安く、焼…

道化師

No.4283(再)【今日のオペラ】「道化師」 久しぶりにDVDで名作オペラ「道化師」を観る。よくオペラは難解だと言われるがそんなことはない。劇団四季のミュージカルを楽しめるならオペラも充分理解できる。DVDなら字幕もあるから楽しめる。「道化師」は不倫…

天満  梨花食堂

No.4282(再)【今日の名店】「天満 梨花食堂」 友人と話していて、どこのカレーが美味しいか、という話になることが多い。 良い意味で中毒性のあるインデアンは別として、おれはJR天満駅前にある「梨花食堂」を挙げたい。 カウンターだけの店なのだが、ルウ…

原田浮月作  秋雨

No.4281(再)【陶芸の話】「原田浮月作 秋雨」 書斎を整理していると永く行方不明だった陶芸作品が見つかった。机の下に新聞紙に包まれて置かれていた。全く記憶がない。やれやれ。 40代後半に通っていた陶芸教室で作ったものだ。原田浮月作「抹茶茶碗 秋雨…

ブーゲンビリア

No.4280(再)【今日の花】「ブーゲンビリア」 自宅の庭が殺伐としているので花の植木鉢を置こうと考え、近くのフラワーショップに行く。書斎の机の上に一輪挿しを置くぐらい花が好きなのだが、庭(門柱)に置くのは何が適切か。 花の中ではマリーゴールドと…

先斗町いづもや

No.4279(再)【今日の名店】「先斗町いづもや」 京都に行った時、手軽に食事できる所が少ないと感じる。蕎麦ぐらいならどこでも食べられるが、せっかく京都に来たのだから風情を感じる店で食べたい。 そんな時は鴨川沿いの「先斗町いづもや」に行く。いづも…

「珈琲屋の人々⑥ 遠まわりの純情」

No.4278【今日の読書】「珈琲屋の人々⑥ 遠まわりの純情」 久しぶりに「珈琲屋の人々」の最新刊が出たので読む。この作品は本の前にNHK-BSでドラマ化を観て面白かった。主人公の行介を高橋克典、冬子を木村多江、島木を八嶋智人が演じた。いいドラマだった。 …

香久山鞄のミニ財布

No.4277【おれの愛用品】「香久山鞄のミニ財布」 若い頃は土屋鞄製造所の鞄や財布を愛用していたのだが、人気と共にどんどん高くなり、ちょっとした財布でも10万円近くになってしまった。 香久山鞄を最近見つけたのだが、このメーカーが素晴らしい。帆布と革…

千里中央 果琳珈琲店

No.4276(再)【今日の名店】「千里中央 果琳珈琲店」 大阪モノレール千里中央駅のすぐそばに「果琳珈琲店」はある。千里中央に行った時に寄ることが多い店だ。 千里中央の果琳は、服部天神へ十日戎に行った時に寄る果琳の支店だ。きちんとコーヒーを飲める…

資生堂パーラーの花椿ビスケット

No.4275(再)【今日の菓子】「資生堂パーラーの花椿ビスケット」 定期的に買う菓子がある。和菓子なら福助堂(池田)のうぐいす餅、喜八州(十三)のみたらし団子、そして資生堂パーラーの「花椿ビスケット」だ。 花椿ビスケットは、資生堂のマークの洒落た…

ニューアストリア

No.4274(再)【今日の名店】「ニューアストリア」 以前から気になっていた千里中央の喫茶店「ニューアストリア」に行ってみた。ここは北大阪急行の千里中央駅の構内にあり、カツサンドが評判のお店だ。 カツサンドは野菜入りと野菜なし(650円)がある。当…

喜八州総本舗のみたらし団子

No.4273(再)【今日の菓子】「喜八州総本舗のみたらし団子」 北大阪に住む人なら、十三の「喜八州総本舗」を知らない人はいないのではないか。最近は十三の本店に行かなくても、阪急十三駅の構内や千里中央等でも主要商品が買えるのが嬉しい。 喜八州と言え…

朱印帳

No.4272(再)【おれの愛用品】「朱印帳」 世間的に朱印帳がブームらしい。おれはブームになる前から知恩院で購入した朱印帳を持っている。ただ、神社仏閣に持って行くのを忘れたり、軽装の時に持って行かないこともあり、まだ4ヶ所分しか使用していない。 …

mellow

No.4271(再)【今日の映画】「mellow」 あまりストーリーらしいものがない映画が好きだ。小林聡美主演の「マザーウォーター」みたいに、平凡な日々を淡々と描く作品ならば何回も観たくなる。2020年公開の映画「mellow」もそんな映画だった。 街でお洒落な花…

ゴッホの2枚の絵

No.4270(再)【今日の絵画】「ゴッホの2枚の絵」 好きな洋画家はロートレックとパウル・クレーなのだが、美術作品自体が好きなので様々な美術館に足を運んだ。フィンセント・ファン・ゴッホの作品では「夜のカフェテラス」と「アルルの寝室」が一番好きだ。…

もう一度ハーバーライト

No.4269(再)【今日の音楽】「もう一度ハーバーライト」 20代の後半から30代半ばまで、スターダストレビューのアルバムはよく聴いたし、コンサートにもよく通った。スターダストレビューの人気曲は「トワイライトアヴェニュー」「今夜だけきっと」「夢伝説…

ダンキンドーナツ

No.4268(再)【今日のレトロ店】「ダンキンドーナツ」 1950年にアメリカマサチューセッツで誕生したダンキンドーナツは、1998年に在日米軍基地内の店舗を除いて日本から撤退してしまった。 ダンキンドーナツは一時期はミスタードーナツと双璧の存在であり、…

「ソラシド」

No.4267【今日の読書】「ソラシド」 以前からタイトルに興味がありながら読んでなかった吉田篤弘「ソラシド」を読んだ。 むかし写真誌のレイアウター、今は文筆業のおれは、ふと手にした古い雑誌の記事に惹きつけられる。その二人組は愛してやまないアルバム…

名曲喫茶で聴いたクラシック

No.4266(再)【今日も音楽】「名曲喫茶で聴いたクラシック」 おれの学生時代から20代後半まで、大きな街にはたいていジャズ喫茶、名曲喫茶があった。ジャズ喫茶はジャズを、名曲喫茶はクラシックを流していた。 おれがよく通った名曲喫茶は梅田は喫茶スパニ…

ニューヨーク52番街

No.4265(再)【今日の音楽】「ニューヨーク52番街」 中学生の時にココアかなにかのテレビCMで流れていたビリー・ジョエルの「オネスティ」は実に印象的だった。 二十歳を過ぎて、よく通っていた阪急岡本界隈で当時は珍しかった中古レコード屋の「らるご」で…

「仕掛人藤枝梅安  梅安最合傘」

No.4264【今日も読書】「仕掛人藤枝梅安 梅安最合傘」 永く途中になっていた池波正太郎「仕掛人藤枝梅安」シリーズを再開した。「仕掛人藤枝梅安 梅安最合傘」だ。 恩人を仕掛けるか苦悩する梅安だが。冷酷な殺人と人情の温かさ。シリーズの魅力がつまった第…

「シュガーレス・ラヴ」

No.4263【今日の読書】「シュガーレス・ラヴ」 名作「恋愛中毒」の再読以来、読んでなかった山本文緒を読む。成人女性にありがちな病気に関する短編集「シュガーレス・ラヴ」だ。 恋、仕事、家庭。現代女性をとりまくストレスを描いた絶品短篇集。短時間、正…