2024-01-01から1年間の記事一覧
No.4364【おれの好きなもの】「根付」 根付(ねつけ)とは江戸時代の武士や商人、町人が煙草入れや印籠を落とさないように帯に付ける飾り物である。本来は帯の上から出すだけのものだが、商人などは根付の装飾にこだわった。江戸時代の、木や陶製の根付は価…
No.4363【今日の雑誌】「目の眼」 古美術とか骨董品が好きなので、毎月「目の眼」を愛読している。「目の眼」は歴史ある陶芸作品を中心にした古美術情報雑誌だ。 毎月「目の眼」に掲載されている陶芸作品や骨董品に胸がわくわくする。特に備前焼や九谷焼、根…
No.4362(再)【レトロスペクティブ】「星座早見盤」 プラネタリウムが好きで、肥後橋の電気科学館には年に10回ほど通っていた。 小学校や中学校ではあまり天体に関しては習わなかったので、かなり小さな頃から天体望遠鏡を見る集いにはよく参加していた。宇…
No.4361 【今日の読書】 「境界線」 「護られなかった者たちへ」に続く、中山七里の〈宮城県警シリーズ〉の第2弾「境界線」を読む。このシリーズは単に地方都市の警察ものではなく、東日本大震災が背景にあり、主人公の笘篠警部も、大震災で妻と息子を失っ…
No.4360(再)【今日の菓子】「長崎堂のクリスタルボンボン」 30代から40代のモテ期(笑)に、女性へのプレゼントに喜ばれたのは長崎堂の隠れた人気銘菓クリスタルボンボンだった。 長崎堂は大正8年創業の心斎橋にある菓子屋で、一番有名なのはカステーラだ。…
No.4359(再)【おれの愛用品】「黒檀の菓子切り」 昨日ご紹介した懐紙入れにはもうひとつ愛用品が入っている。黒檀素材の「菓子切り」だ。 菓子切りというのは茶道だけではなく、広く使われている和菓子を切り分ける和の用具のこと。所謂小さいナイフだ。素…
No.4358(再)【おれの愛用品】「懐紙と懐紙入れ」 サラリーマン時代の数年間、茶道(裏千家)を習っていた。その入門時に初老の女性師範に選んでもらった懐紙入れを今も使っている。 懐紙とは茶道で使用する和紙のことで、着物の懐に常備する和紙だから懐紙…
No.4357(再)【癒やされる時間】「ジンジャエールを飲む」 成人になっても、酒が飲めない人が多い。それは仕方のないことだ。得手不得手はあるんだし。おれだってウヰスキーは飲めるがビールは飲めないしワインも好きではない。 アルコールを飲めない人には…
No.4356(再)【おれの愛用品】「ミラ・ショーンのカシミヤマフラー」 マフラーは20本近く持っているのだが、一番高価で温かいのはミラ・ショーンのカシミヤ製のものだ。 カシミヤのマフラーを持てる身分ではないのだが、これは人からの頂き物だ。30代の10年…
No.4355(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】「アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」 有名で超一流なのにあまり聴かないのがアルトサックス奏者のアート・ペッパーだ。白人アルトサックスの最高峰と言われ、ウエストコーストジャズの中心的人物なの…
No.4354(再)【今日の名店】「風流田舎蕎麦」 サラリーマン時代、残業で遅くなった時によく使用したのはホワイティ梅田にある風流田舎蕎麦だった。ホワイティ梅田の飲食店には珍しく23時まで営業していた。 北新地の喜庵や、お初天神通りの瓢亭ほどの味では…
No.4353(再)【原田家御用達】「サントリーブランデーXO」 ウヰスキーは普通の国産のものが好きなのだが、たまにブランデーも飲む。たいていサントリーブランデーXOだ。 ウヰスキーとは大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これをア…
No.4352(再)【名曲喫茶 浮月堂】「Tango: Zero Hour」 今日はいつものクラシックではなく、たまにはタンゴのレコードのご紹介をしたい。アストル・ピアソラの大名盤「Tango: Zero Hour」(タンゴ・ゼロアワー)だ。高校生の頃に、レコードでこのアルバムを…
No.4351(再)【今日の名店】「北新地 喜庵」 梅田の蕎麦屋でおれが評価するのはお初天神の境内を抜けた所にある瓢亭と、北新地の喜庵(よろこびあん)だ。 おれが20代後半に勤務していたデザイン事務所は堂島にあったのだが、北新地の入口でもあった。事務…
No.4350(再)【今日の菓子】「力餅のおはぎ」 神戸人には定説があって、おはぎやあんみつなどの甘いものを売っている甘味屋で食べるうどんや蕎麦は美味しい、という。甘味屋でうどん・蕎麦を食べさせる店も多くないのだけど。 力餅はそんな店のひとつだろう…
No.4349(再)【原田家御用達】「ロックアイス」 数年前から冷蔵庫の製氷機を使用しなくなった。理由は氷自体が小さいし、溶けやすいからだ。以来、市販のロックアイスを使っている。 スーパーマーケットやコンビニで120~150円で買えるロックアイスは形は歪…
No.4348【今日の名店】「鎌倉パスタ」 箕面キューズモールに行った時、どこで昼食を食べようかと迷う。そんな時は「鎌倉パスタ」で食べることが多い。 鎌倉パスタはレストランのサンマルクが運営する全国展開のパスタ専門店だ。外食でパスタを食べることはあ…
No.4347(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】「ケニー・ドリュー バイ・リクエスト」 カルテットやクインテット演奏ではなく、ケニー・ドリューはトリオで聴きたいピアニストである。 ケニー・ドリューが、雑誌「スイングジャーナル」の読者投票で1985年に録音した…
No.4346(再)【原田家御用達】「桃屋 江戸むらさき特級」 少し変わっているが、おれは自宅で夕食を食べる時はおかずを先に食べてしまう。その後にご飯をお茶漬けや味付け海苔で食べて終わる。この食べ方は京都の老舗料亭の女将さんに教わった。おかずとご飯…
No.4345(再)【名曲喫茶 浮月堂】「弦楽六重奏曲第一番」 ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスが1860年に作曲した弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調作品18は、弦楽六重奏曲だ。 弦楽四重奏は、2つのヴァイオリンとビオラ、チェロで構成されているが、弦楽六重奏…
No.4344(再)【今日の名店】「神戸元町 エビアン」 神戸に行く時、必ず寄る店に元町の「エビアン」がある。1952年創業の喫茶店だ。 エビアンは神戸でも指折りの老舗で、夕方頃になると地元の常連や旅行で神戸に来た客で賑わう。今時、サイフォンで淹れたコ…
No.4343(再)【今日の菓子】「宮田製菓のあんドーナツ」 必ず買い置きしている菓子はマネケンのワッフルと宮田製菓のあんドーナツだ。 宮田製菓のあんドーナツは安価なのに10個入っているし、とにかく美味しい。安価なドーナツにありがちな乾燥気味のものと…
No.4342(再)【今日のレトロ店】「西梅田 かえん」 以前に書いたように鰻丼(鰻重も)は基本的に鰻の量は別としても、どの店も味に大差はない。しかし天丼は店によって味は異なる。おれが京都寺町「まきの」と双璧の評価をしているのが大阪駅前第一ビルの「…
No.4341(再)【レトロスペクティブ】「神戸花隈 モダン寺」 うちは浄土真宗なのだが、ここ数年体調が悪くて本願寺には参拝に行ってない。浄土真宗といえば本山は西本願寺である。 昔、母に連れられて神戸花隈にある本願寺神戸別院、通称モダン寺に行ったこ…
No.4340(再)【今日の名店】「あべのたこやき やまちゃん」 たまに大阪市阿倍野に行く理由は、あべのハルカスにある美術館と、「あべのたこやき やまちゃん」に行くためだ。 「あべのたこやき やまちゃん」は阿倍野で有名なたこ焼き屋だ。単に小麦粉を水で…
No.4339(再)【今日の菓子】「懐中汁粉」 汁粉(おしるこ)よりぜんざいの方が好きなのだが、知人から中元歳暮に懐中汁粉をいただいて食べるとやはり美味しい。 懐中汁粉とは、最中の皮にさらし餡(つぶ餡から小豆の皮を取り、残った餡を乾燥させたもの)を…
No.4338(再)【今日の線香】「鎌倉殿の13人 紫陽花の線香」 60になっているのに相変わらずイライラすることがある。そんな時は好きな匂いの香を炊き、眼を閉じて全身の力を抜き精神を統一していく。昔からの精神安定のための手段だ。 線香・蝋燭の老舗カメ…
No.4337【今日の読書】「境界線」 「護られなかった者たちへ」に続く、中山七里の〈宮城県警シリーズ〉の第2弾「境界線」を読む。このシリーズは単に地方都市の警察ものではなく、東日本大震災が背景にあり、主人公の笘篠警部も、大震災で妻と息子を失って…
No.4336(再)【今日の名店】「珈琲家シュエット」 池田の逸翁美術館に行った帰り、ハローワークから池田駅に続く道路沿いにある喫茶店「珈琲家シュエット」に寄ることが多い。ここは昔、珈琲館のあった場所だ。 アンティークの家具ショップと姉妹店らしく、…
No.4335(再)【今日の音楽】「ヴァケイション」 コニー・フランシスといえば1950年代から1960年代に活躍した女性シンガーだ。 昔からロネッツやダーレン・ラヴなどの女性シンガーが好きで、毎日のようにカセットテープで聴いていた。コニー・フランシスの「…