「ペン工房キリタ」という筆記具メーカーをご存じですか?
昭和22年に創業され、オリジナルの高級ボールペンを製作している会社です。
高品質なボールペンを作り続けてきた工房ですが、残念ながら2023年1月末で生産を終了するとのことです。
「ペン工房キリタ」が生産を終了せざるを得ない状況に至るまでに、どれだけ大変な事があったのか、
「ペン工房キリタ」のホームページには3代目の苦渋の決断をした経緯、物作りに対する熱いメッセージが載せられています。
ぜひ読んでいただきたいと思います。
設備の老朽化、職人の高齢化、外注先の廃業など「ペン工房キリタ」だけでなく、多くの中小企業が抱える問題です。
一個人の力ではどうすることもできませんが、せめてこのブログを通じて「ペン工房キリタ」という工房があり、高品質なボールペンを作っていたということを知ってもらえたらと思います。
なお在庫がある間は販売を続けるとのことですので、今のうちにチェックしておきましょう。
それでは「ペン工房キリタ」渾身の福袋の中身を紹介していきます。
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「ペン工房キリタ」のファン
「キリタ」福袋の中身が知りたい
福袋の中身
今回買ったのは5000円の福袋です。
商品説明では「キリタ以外のブランドボールペン4本+おまけ色々」とありました。
が、開けてビックリ!
大盤振る舞いにもほどがある!
って感じです。
それでは中身をひとつずつ見ていきましょう。
まずはケースに入ったボールペンから。
オロビアンコのボールペンが2本
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えっ⁉︎
オロビアンコ⁉
1本5000円くらいしますけど⁉︎
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1本は黒、もう1本はグリーンのチェックパターンでした。
2本とも落ち着いたカラーで普段使いにぴったりです。
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回転繰り出し式のボールペンですね。
回転の動きはとてもなめらかです。
この重みを感じつつ淀みなく回る具合が良いですねぇ。
芯が出たときにふわっと止まる感触も気持ちいいです。
程よい重さがあり、とても持ちやすいです。
値段的にはこの2本で10000円はします。
期待の遥か上のものが入っていて興奮が止まりません。
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替え芯はクロス芯とよばれるものです。
替え芯には「Orobianco L’unigue」とありますね。
6角ボールペン
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銘がないので詳しくはは分かりませんが、
おそらくキリタが過去に作った6角ではないかと思います。
今の販売ラインにはありませんね。
過去に販売されていたジバンシィの真鍮製のシャープペン、ボールペンと似てるかな?
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回転繰り出し式のボールペンです。
けっこう細身ですが、しっかりとした重みがあります。
カラーはマットブラック。
とても手になじみやすく、温かみを感じます。
この回転する重みがなんとも言えませんね。
この重厚な手触り、持ちやすい形、色、
使うのがもったいないくらいのクオリティです。
正体は分かりませんが確実にいいモノです。
替え芯はオロビアンコと同じくクロス芯ですね。
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樹脂製回転繰り出し式ボールペン
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これは樹脂製の回転繰り出し式のボールペンですね。
銘がないのでこれも正体は不明です。
樹脂製ですが、持った感じはかなりしっかりしています。
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白い軸が綺麗ですね。
回転するときの重み、なめらかな動きは他のボールペンと同じくとてもいい感じです。
こちらも替え芯はクロス芯です。
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ジバンシィのシャープペン
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ジバンシィといえばフランスで創業されたラグジュアリーブランド。
洋服、コスメ、香水、バッグ、財布などを幅広く手掛けるブランドで、
オードリーヘップバーンの映画衣装はジバンシィがデザインしたものだそうです。
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そのジバンシィの銘が入ったシャープペンが2本入ってました。
赤と黄色が鮮やかで綺麗です。
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赤と黄色でペン先の形がちょっと違うのが面白いですね。
これがおまけに相当するようですが、
これらをおまけといって良いんでしょうか⁉︎
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具体的な価値は分かりませんでしたが、時にオークションサイトで出品されていることがありますね。
ジバンシィは日本では筆記具からは撤退しているそうなので、今後手に入れるのは難しいでしょうね。
トンボの「KANKYO YUSEN」シャープペン
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最初はこの「KANKYO YUSEN」という文字で調べてみましたが、どこのシャープペンか分かりませんでした。
で、「キリタ」のホームページを見ると、そこに答えがありました。
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このシャープペンは30年位前にトンボから出ていた「KANKYO YUSEN」と言う木軸のシャープペンだそうです。
普段使っているペンより長いですね。
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先ほどのジバンシィのシャープペンと比べるとこんなに違います。
木のいい香りがします。
自然素材っていいですよね。
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芯をひっこめるとペン先部分も引っ込むんですね。
これが普通なのかな?
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ノック部分を引っ張ると外れるので、ここから芯を補充するようになってます。
ピエールカルダンのレターオープナー
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ピエールカルダンはフランスを代表するオートクチュール(オーダーメイドの一点物、最高級仕立服)ブランドです。
ピエールカルダンも筆記具に関しては撤退しているようなので、今後は入手困難な品になりますね。
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刃の部分のくすみ具合が、長い間キリタの倉庫で眠っていたのを物語っているようです。
磨けばきれいになりそうですが、なんとなくこのくすみがあるほうが味があっていいかも。
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柄の部分は樹脂製かな?
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刃の部分は真鍮でしょうか。
刃の方に重みを感じますね。
このずっしりとした質感がいいですね。
手紙はそうそう届かないので、活躍する場面はないかもしれません。
見た目がきれいですし、ガラスケースに入れて飾っておこうかな?
福袋開封後の感想
今回初めて「ペン工房キリタ」の福袋を買いました。
なにか文房具類で福袋が欲しいと思って、
何を買おうかといろいろ検索していたとき、
キリタの福袋をみつけました。
いろんな福袋がありましたが、キリタの福袋を買おうと思ったのは、
冒頭に書いたように「ペン工房キリタ」の現状を知ったこと、
それとショップレビューがすごくよかったことでした。
「ペン工房キリタ」のボールペンに興味が湧き上がる一方、
生産が終了してしまうので在庫限りとなるので、
今のうちに何かひとつでも欲しい!
と思いましたが小遣いが足らず…
10000円の福袋を断念し、5000円の福袋を買いました。
でも紹介した通り、想像をはるかに超える豪華な福袋でした。
そしてキリタが大手メーカーのOEMとして積み重ねてきた歴史の一部を感じることができる貴重な福袋でした。
最後に
今回、福袋の内容を記事にしてもいいかキリタにメールを送りました。
すると社長自ら返信してくださり、しかも快諾していただきました。
そのメールから社長より耳寄りな情報を入手しました。
なんと!
「来年も福袋を販売すると思う」
とのことです!
(あくまで「思う」ですので絶対ではないようですが)
ただし「本店のみになるかも」ということですので、
ぜひ「ペン工房キリタ」のホームページをチェックしてみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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