久しぶりに自宅でちゃんと料理しましたよ。
只今、あるお店のお手伝いをしていて、なんだか忙しい毎日を過ごしていますが、
今回は、お店のお手伝いの延長が決まる前から企画していた、久々の『女子会』。
延長が決まったときに、シェフにお願いして半日のお休みを頂き、バッチリ準備を
していました。
ここ最近、殆ど行く事の出来なかった近所のマルクトで仕入れをして、
アジアご飯な宴を開催しました。
今回の女子会のお題は「ドイツの旬の食材を使った料理と点心」。
もちろん、この時期のドイツの旬の食材とは、Bärlauch(ベアラウホ)と
ドイツ産のSpargel(シュパーゲル)=白アスパラガス。
前回の女子会とは少し趣向を変えてみました。
こちらがベアラウホ。
ベアラウホは日本の行者ニンニクに似ている野草。
上品なニラのような野菜です。
そして白アスパラガスは、久々にいつも行っているマルクトの八百屋さんから、
今回のアスパラガスは今年初物のドイツ産!とお墨付きを頂いた物です。
タイミングが良かったようです。
ついでにドイツ産のgrüner Spargel(グリューナー シュパーゲル)
=グリーンアスパラガスも購入し、ある意味ドイツの春の味覚祭り状態と
なりました。
もちろん、ドイツ産の白アスパラガスはその大きさ、太さと素晴らしいです。
ドイツ人の方々がこの時期にこぞって購入する気持ちが分かる気がします。
そんな今回のメニューはこちら。
・生白アスパラガスのサラダ
・グリーンアスパラガスの生春巻き揚げ
・鶏もも肉のベアラウホと白アスパラガスソース
・点心3種(浮き粉の蒸し海老餃子・ベアラウホの焼き餃子・シュウマイ)
・ピータン
・自家製なめたけ
・白ご飯
まずは、白アスパラガスのサラダから。
初物のドイツ産白アスパラガスは、定番の茹でたアスパラガスに
ホランデーズソース・・
というスタイルにしないで、その香りと歯応え、そして素材の味を楽しめるように、
生の状態で作ってみました。
皮を剥いて根元を少し切った白アスパラガスは、スライスした後、千切りにしました。
写真を撮り忘れましたが、切った白アスパラは食べる直前に胡麻油、塩・胡椒
レモン汁で和えました。
グリーンアスパラガスの生春巻き揚げ。
根元の部分の皮を剥き少し切ってから、粒マスタードを塗ります。
ここにぬるま湯で戻した生春巻きを巻きます。
こちらを油で揚げました。
鶏もも肉のベアラウホと白アスパラガスソース。
解体した鶏もも肉は塩・胡椒をして、何もひいていないフライパンで皮目を下にして焼きます。
余分な油を拭き取りつつ、両面を焼いておきます。
(鶏もも肉の解体の仕方は
こちら 。)
ソースは、みじん切りにした生白アスパラガス、みじん切りにしたベアラウホ、胡麻油、塩・胡椒、レモン汁を混ぜたもの。
点心3種(浮き粉の蒸し海老餃子・ベアラウホの焼き餃子・シュウマイ)。
浮き粉の蒸し餃子の具は海老とネギ。
味付けは日本酒・塩・胡椒、顆粒の鶏がらスープ、胡麻油、片栗粉。
焼き餃子の具は、みじん切りしたベアラウホ、豚ひき肉、みじん切りして塩を振った後に水分を良く絞ったキャベツ、生姜。
味付けは醤油、日本酒、塩・胡椒、オイスターソース、胡麻油。
シュウマイの具は
海老、筍、豚肉。
味付けは醤油、日本酒、塩・胡椒、オイスターソース、胡麻油、卵白、片栗粉。
こちらが包んだもの。
ちょっと時間が無くて、女子会メンバーに手伝ってもらいました。
浮き粉の蒸し餃子の皮の詳しい作り方は
こちら 。
焼き餃子の皮の詳しい作り方は
こちら 。
シュウマイの皮は、既製品のワンタンの皮を使いました。
最後にピータン。
アジア食材店でこちらを発見したので購入しました。
中を開けるとこんな感じで土と籾殻に包まっていました。
こちらを剥くとこんな感じ。
切ったら、中は半生状態です。
ピータンは、切り立てはアンモニア臭がするのですが、このピータンはありませんでした。
もし、アンモニア臭がするときには、切ってからしばらく置くとニオイは消えます。
ピータンのタレは、切った葱、おろし生姜、醤油、酢、砂糖、胡麻油、豆板醤を混ぜたもの。
出来上がりはこちら。
乾杯してから飲みながら、そしておしゃべりしながら、何度も料理を
中断していたので最終的には、かなり慌しくなってしまいました。
生白アスパラガスのサラダ。
お皿に盛った後、白炒り胡麻、青葱、糸唐辛子を載せました。
瑞々しい白アスパラガスのシャキシャキサラダ。
友人達から一番好評だったメニューです。
グリーンアスパラガスの生春巻き揚げ。
このまま、何も味付けをしなくても食べられます。
生春巻きの皮がパリパリに仕上がって、食感が良いですね。
鶏もも肉のベアラウホと白アスパラガスソース。
クレソンをお皿に盛り、切った鶏もも肉を盛り合わせ、ソースをかけました。
シャキシャキの白アスパラのソースに、ほんのり香るベアラウホが良く合います。
レモン汁がポイントのアスパラガスの塩ダレバージョン。
浮き粉の蒸し海老餃子。
ムチムチの皮が良いですね。
これぞまさに点心の王道です。
ベアラウホの焼き餃子。
軽く酔っ払いながら焼いたので、ちょっと焦げちゃいました・・・
シュウマイ。
プリプリの海老と豚肉のジューシーさが合いますね。
何個でも食べられそうです。
ピータン。
下茹でしておいたモヤシをお皿に盛り、そのまわりにピータンを並べてソースを
かけました。糸唐辛子も載せてあります。
今回の生春巻き揚げと点心3種は、ウー・ウェンさんの料理の本を参考に
させて頂きました。
普段、私は餃子やシュウマイにオイスターソースを使いませんが、
少し使うと下味にコクが出て良いですね。
久々に自宅でまともな料理を作ったのと、友人達とのおしゃべりが楽しくて
何だか手順が悪かったような・・・
でも、本当に楽しい時間を過ごす事ができました。
もうしばらく、忙しい毎日が続きますが、とっても良い気分転換になりましたよ。
やっぱり旬の素材を料理するのは楽しいですね。