ゆめラジオのブログ 2012年11月
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獨協高校

JR目白駅を東西に貫く目白通り。
学習院大を通りすぎ、やがて左に
日本女子大。通りを隔てて椿山荘。

椿山荘といえば、緑と水が溢れる
都会のオアシス。私も仕事に
疲れた時など、よく行きます。
元々は明治の元勲である
山縣有朋の私邸。

椿山荘の前獨協高校。中高一貫
男子校。白い校舎。大きなガラスから
日光がふんだんに降り注ぎ「光と
風と緑の創造空間」と学園は
謳っています。

1883年(明治16年)に設立された
「ドイツ学協会学校」が前身。「獨協」
という名前もここに由来します。

初代校長は近代哲学の父である
西周。ドイツ文化の日本への
移植に貢献。

思えば日本の近代学問は、ほぼ
すべてドイツ学問を踏襲。それ故、
ドイツ学協会学校が果たした
役割も絶大。

旧制獨協中学の頃、一高への
進学者数でトップに立つことも
ありました。その後府立中学の
躍進により、獨協の存在はかすみ
始めます。戦後新制中高に
なった後もこの傾向は継続。

塾には獨協大進学を考えない
人たちが来ます。私のクラスにも
毎年1名か2名の獨協男子。

昨年も獨協生が一人、慶大経済
学部に進学。合格報告に来た時の
嬉しそうな顔を忘れることが
できません。

ライ麦
rye bread

聖心女子学院高等科

白金台の三光坂。かなり急な坂が
南へ続きます。上がっていくと
「聖心女子学院」の看板が右に。

長い正門までの道のり。両側は
住宅街。聖心に行くためだけの道、
続きます。正門まで、これだけ
歩かねばならない学園は都内でも
ここだけ。アーチ型の正門。
聖心のシンボルです。

左にグラウンド、右にテニスコート。
緩い坂を上がると、ソフィアバラ
ホール。訪問時には保護者会が
行われていました。

中庭には母親がゾロゾロ。向こうに
聖堂。聖堂では朝礼、学年ミサ、
卒業ミサなど、さまざまな行事が
行われます。

世界各地にある「聖心会」。
フランス革命直後の1800年。
聖マグダレナ・ソフィア・バラが
設立したカトリック教団。

バラは激動する時代、女子教育の
必要性に目ざめ、女子のための
聖心会を各地に設立。聖心会を
母体とし、1910年(明治43年)に
聖心女子学院は設立。

白金台の奥まった緑のキャンパスは
上流家庭女子の人気を集め、
聖心はいつしか「お嬢さま学校」の
ステータスを確立。

その校訓は。

魂を育てる
知性を磨く
実行力を養う

定員120名に限定し、3クラス。
きめ細かな教育を目ざします。

カトリックであることから、他大学
進学の場合でもイエズス会の上智が
好まれます。昨年度実績でも
上智14名。

すすき
autumn

普連土学園高校

17世紀英国。市民革命の波が押し
よせました。保守的な英国教会
による抑圧に、多くの人々が
立ちあがります。

その一人がジョージ・フォツクス。
彼は新しい時代に合った新しい
教団の設立を決意。それが
「フレンド派」。

日本では「友会派」呼ばれて
います。フレンド派ではすべての人に
「神の種子」が宿っていると考え、
互いの自由を尊重する気風を
唱えました。

自由を求める市民の希望にも合致し、
フレンド派は徐々に勢力拡大。

米国ペンシルベニア州フィラデル
フィアでは住民の多くがフレンド派。
現在フレンド派本部もここ。

そんなフレンド派の学校「フレンズ
スクール」は世界各地に。日本では
港区三田の普連土学園。

中高一貫女子校。慶大正門から
すぐの場所。潮見坂を上っていくと、
校舎が見えてきます。

正門を入ると緑色の運動場。
それほど広くなく、プールも
見あたりません。玄関から校舎に
入ってみましょう。中は壁も床も
木製。机も椅子も木製。

フレンド会派が自己節制と質素な
生活を唱えたため、その気風は
そのまま普連土学園に
受けつがれました。

木製の机や椅子もその表れ。
普連土女子からは「背中が痛い」
という声も。

学園設立は古く1887年(明治20年)。
その頃からずっと三田。歴史伝統
では他の有名校に引けを
取りません。

母体であるフレンド派が日本で
ほとんど広がりを見せなかったため、
普連土学園にも地味なイメージが
定着。

別名「クェーカー」とも呼ばれる
フレンド派。その俗称が有利に働く
こともなかったでしょう。校則は
厳しく、生活態度にも教員の
細かな視線が注がれます。

それを窮屈に感じる
普連土生も少なからず。

学年が上がるにしたがって、
その窮屈さの意味が分かってくる
という声も。この点、普連土女子
でも意見が分かれるでしょう。

進学実績では早慶にそれぞれ
10名前後。MARCH進学者が
多くなります。学園としても
「大学ブランドにこだわらない」と
明言していて、これはこれで
良いのでしょう。

毎朝の礼拝や夥しい宗教行事。
そして奉仕作業。普連土女子には
多くの義務があります。その義務を
ものともしない女子なら、普連土
学園は心身陶冶の学び舎と
なります。

銀杏
ginkgo

学習院女子高等科 Part 2

金剛石も磨かずば
玉の光はそはさらん
人も学びて後にこそ
誠の徳は現るれ

渋谷駅前から池袋駅東口への
都営バスに乗ってみましょう。
緑のバスは原宿、千駄ヶ谷、
東新宿を過ぎ「学習院女子大学前」
停留所に止まります。

通りの向かいに朱色の門。歴史を
感じさせるこの門は1877年(明治
10年)に学習院が設立された
時のもの。

それがここに移されてきたとか。
隣に都立戸山高校。

正門からは真っすぐな道。左には
大学校舎が続きます。3角形の
屋根を持つ大きなレンガ色の校舎。
高等科女子本館。

入るとクリーム色の壁が続き、
足を踏みいれただけで心が落ち
ついてきます。このような校舎
デザインは歴史と伝統の蓄積
なしには不可能。

女子高等科は学習院大と学習院
女子大への進学が保証されていて、
受験勉強の雰囲気なく、穏やかな
キャンパスで現世と隔絶された
時間を過ごすことができます。

見渡せば校舎はどれもレンガ色。
歴史と伝統が前面に。

国立大をはじめとする他大学への
進学志望者が毎年何名か塾に
やって来ます。

今年も新宿教室に2名。襟に桜
マークがありますから、すぐに分かり
ます。二人とも国立大志望。

「金剛石」は昭憲皇太后(明治天皇
皇后)がお作りになった詩。それが
女子高等科校歌となり、今に
歌い継がれています。

落ちついた環境で6年間を過ごし
たいと思う女子にとっては、
最高の環境でしょう。

水は器に従いて
その様々になりぬなり
人は交わる友により
良きに悪しきに映るなり

己に勝る良き友を
選び求めてもろともに
心の駒に鞭うちて
学びの道に進めかし

淡花
sympathy

國學院高校

国立競技場、神宮球場、秩父宮
ラグビー場。この抜群のロケーション
に國學院高校はあります。共学で
國學院大の附属高校。

國學院大に進学する人も多い
のですが、他大学を目ざす人も。

塾に来る國高生もそんな人たち。
今年も渋谷教室で男子2名。
新宿教室で女子1名。

正門を入ると、すぐに目を引く
5階建ての校舎。玄関を入ると、
そこが受付。その後見学。

校舎の向こうに運動場。狭い。
テニスコート6面分。これでは
大規模な体育祭はできません。
土地の広さに限界。

進学実績は早慶にそれぞれ
10名前後。MARCHが多くなります。
その限界を感じて國高生は塾の
扉を叩きます。当然彼らの志望校は
早慶。私の出番ですね。

並木道
avenue

頌栄女子学院高校

JR五反田駅を貫いて走る桜田通り。
国道1号線。白金に歩いていき
ましょう。地下鉄1駅の距離。
歩けないわけでもありません。

坂を上がると左に頌栄女子学院。
中高一貫の女子校。「頌栄」
(しょうえい)と読みます。

「頌栄」は「神を讃える」という意味で、
プロテスタントに基づく女子教育を
目ざします。

設立は古く1884年(明治17年)。
由緒ある学校。正門から見える
3階建て校舎はレンガ色。

瀟洒な造り。他の校舎へは緑の
小径。奥へ行けばいくほど、
広がる空間。

校舎は蔦に覆われ、緑一杯の環境。
正門から見ただけでは、ここまでの
広がりを想像しにくいでしょう。
まるで米国の学校。

校舎だけではありません。入学者の
2割は帰国生。校内でも英語が
飛びかいます。もちろん英語の
授業は一般生と帰国生では別。

6年も経つうちに混ざりあって
一つになっていくとか。その過程で
一般生も帰国生から英語の
刺激を受けることになります。

私大入試は文系であれ理系であれ、
英語さえできれば、なんとかなる
わけですから、頌栄の環境は有利。

国立大にはほとんど合格できません
が、早大には100名前後の合格者。
定員200名ですから健闘。

白シャツに水色スカートが印象的な
頌栄生。今年も春期講習からずっと
受講している頌栄女子1名。

国立大を目ざす女子。頌栄生に
国立大志望者は珍しい。
鍛えあげましょう。

ひこうき雲
blue sky

青高の二年生 Part 2

渋谷教室の二年生クラス。青高生
2名。男子と女子。男子は二学期
から、女子は夏休みに受けて
二学期から。

二人とも休まず出席。進学実績が
上がりつつある青高。塾で二年生
から鍛えれば大丈夫。

私は暇な午後に青山通りをよく
歩いています。授業前の時間。

秋の季節、日ざしが気持ちいい。
そんな時、横を走っていく高校生の
一群。Tシャツを着て走ってます
から、おそらく部活動でしょう。

青
blue
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