野外上映イベント「新宿パークフェスティバル2023」が10月4日~6日、新宿中央公園(新宿区西新宿2)水の広場で開催される。主催は新宿観光振興協会、新宿まちフェス実行委員会。
「EL CAMION by T.Y.HARBOR Brewery」のキッチンカー(4日・5日の出店)
2017(平成29)年に始まった同イベントは今回で5回目の開催。西新宿の高層ビル群を背景にスクリーンを設置し、200席を用意する。今年は「新宿名画座」をテーマに洋画3作品をラインアップ。上映作品は、4日=「コーダ あいのうた」、5日=「グリーンブック」、6日=「グラン・トリノ」。それぞれの上映前にはトークイベントも行う。映画関係者が登壇し、新宿が舞台になった作品や当日の上映作品などについて話す予定。
新宿観光振興協会企画・広報担当の後藤綾さんは、今回のテーマについて、「世界では差別や移民問題など、さまざまな問題が起こっている。『違いを認めて共に生きていく』というメッセージを新宿から発信できればと、平和への願いを込めて、人生で一度は見てほしい傑作をセレクトした。優れた旧作映画を上映する名画座は、世界に誇る日本の都市文化。この文化を広く伝えたい思いも託して『新宿名画座』とした」と話す。
会場にはクラフトビール、キューバサンド、アジアンフード、ハンバーガー、ピザなど、さまざまなジャンルのキッチンカーが出店。今年は上映作品をイメージした「シネマメニュー」も用意する。後藤さんは「映画をじっくり見たい方は観賞用席で、食事と楽しみたい方はテーブル席で、自由なスタイルで映画を鑑賞できるようにした。ビルが立ち並ぶ都会の中のオアシス『新宿中央公園』の野外上映は、新宿ならではのエンターテインメント。予約も必要なく無料で楽しめるので、気軽に足を運んでもらえれば」と来場を呼びかける。
上映開始は、4日・6日=19時、5日=18時50分。トークイベントは各日18時30分から。キッチンカーは17時から営業する。観覧無料。小雨決行、荒天中止。