西新宿の超高層ビル群を背景に、無料で野外上映するイベント「新宿パークシネマフェスティバル」が9月24日から、「新宿中央公園」(新宿区西新宿2)水の広場で開催される。主催は新宿観光振興協会、新宿まちフェス実行委員会。
2017(平成29)年、新たな街の交流の場として誰もが気軽に参加できるイベントを目指し始まった。広場にエアスクリーンを設置し、「多様性」をテーマにFOXサーチライト・ピクチャーズの特別協力による作品を上映する。担当者は「昨年は会社帰りに立ち寄られる方、学生や犬連れなど近所の住人だけでなく、ウェブの情報を見て来られた方や外国人旅行者など、さまざまな方が来てくださった。最終上映回後には拍手が起こり、会場が一つになった瞬間が訪れたように思った」と振り返る。
座席のほかに、真夏時にはピクニックやフェスのように自由なスタイルを楽しめる、雨や寒い時には防寒として利用できるよう、無料貸し出用のレジャーシートも40枚用意した。「回を重ねるごとに来場者が増え、子ども連れでの参加が多くなったことから、昨年は期間中2日間、5時からの上映も行い、子どもたちが野外で映画を楽しめる場も提供した」と担当者。
3回目を迎える今年はアカデミー賞傑作セレクションと題し、日替わりで「スリー・ビルボード」や「ブルックリン」「ジュノ」「サイドウェイ」「犬ヶ島」を上映する。クラフトビールなどのキッチンカーも出店し、テーブル席で食事をしながら映画を楽しむこともできる。
「鑑賞体験とその地域の雰囲気を同時体験できるのが野外上映の醍醐味(だいごみ)。新宿の高層ビル群を背景とした絶好のロケーションで、新宿の多様な夜の楽しみ方を多くの方に発信していければ」と期待を込める。
19時から上映開始予定。観覧無料。9月28日まで。