戸越銀座の「後藤蒲鉾店」がリニューアル 創業60年以上、変わらぬ味で - 品川経済新聞
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戸越銀座の「後藤蒲鉾店」がリニューアル 創業60年以上、変わらぬ味で

「後藤蒲鉾(かまぼこ)店」店主の後藤学さん(左)と妻の直美さん

「後藤蒲鉾(かまぼこ)店」店主の後藤学さん(左)と妻の直美さん

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 戸越銀座の「後藤蒲鉾(かまぼこ)店」(品川区戸越2、TEL 03-3781-5686)が10月5日、リニューアルオープンした。

「後藤蒲鉾店」外観

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 さつま揚げやおでん、総菜を製造・販売する店で、店主の後藤学さんと妻の直美さんが切り盛りする。1960(昭和35)年ごろ荒川区尾久で創業し、1965(昭和40)年ごろに戸越銀座商店街に移転した。物件の老朽化による建て替え工事のため、2023年6月から休業。今年6月まで、宮前商店街の食堂「長野屋」(戸越4)でさつま揚げを15種類ほど販売していた。

 直美さんは「戸越銀座に店を構えてから50年以上たち、建物の老朽化が進んでいた。建て替えに当たっては、夫と2人で店を切り盛りできる規模に縮小しようと計画していたが、お客さんからの要望もあって以前とあまり変わらない広さの店になった」と話す。リニューアル後の店舗面積は約40坪。席数は15席。

 テイクアウトや食べ歩き、イートインに対応する。さつま揚げは常時30種類以上で、ネギ、もやし、コーン、ニンジンなどが入った「五目揚げ」のほか、「ゴボー巻」(以上100円)や「しょうが天」「チーズ巻」「ぎょうざ巻」(以上130円)など。「あおさ天」「白ごま天」(以上100円)は今回のリニューアルオープンからの新商品。

 ジャガイモにおでんのさつま揚げやつみれ、昆布、大根などが入った「おでんコロッケ」のほか、「はんぺんチーズ」(以上150円)、「特選黒毛和牛メンチ」(200円、以上テイクアウト価格)などの揚げ物も販売する。

 イートインは、おでんと酒類を中心に提供する。しらたき、ウインナーソーセージ(以上70円)、大根、はんぺん、玉子(以上130円)、もち入り巾着、ロールキャベツ(以上150円)、鶏つくね棒、牛すじ(以上230円)など。お任せのおでんに飲み物が付く「お酒セット」(おでん3品=800円、5品=1,000円)、「ソフトドリンクセット」(おでん3品=500円、5品=700円)も用意する。

 ドリンクメニューは、「アサヒスーパードライ」(500円)や瓶ビール(700円)、「ブラックニッカハイボール」、レモンサワー、グレープフルーツサワー、緑茶ハイなどの酎ハイ、焼酎(以上450円)、日本酒(500円)、ソフトドリンク(200円)などをそろえる。

 「戸越銀座に移り住んでからは、商店街の催しなどにも携わってきた。これからも積極的に参加して地域に貢献していきたい」と直美さん。「人手が足りず大変だけど、お客さんに大事に思ってもらえる店として、これからも変わらない味を提供し続けていけたら」と話す。

 営業時間は11時~20時。水曜定休。

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