「ファシリテーション入門」を読んだ - 下林明正のブログ

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「ファシリテーション入門」を読んだ

無駄な会議が好きだという人はいないだろう。 しかし現実は無駄な会議に溢れている。 その問題を解決するためにファシリテーションという技術に興味を持っていた。

ファシリテーション入門 (日経文庫)

ファシリテーション入門 (日経文庫)

200ページ未満に必要な内容がまとまった良いハンドブック、だと感じた。 実際にこの本にある方法論で上手くいくのかはやってみないと分からないけど、少なくとも考えなしにダラダラと会議をするよりは良くなるであろうという実感は得られた。

この本は、全編を通して会議を構造的に解説しているのが良い。 会議の構造を理解していれば、現状がそこから逸脱しているのかどうか判断できる。 そして、挿入されている図を見れば手っ取り早く内容を見返すことができる。 なので、自分が重要だと思った図のページは端を折ってすぐに引けるようにしておいた。 オフィスにでも持って行って、必要に応じて開くようにすればきっと役に立つだろう。

自分はウェブエンジニアなのだけど、エンジニアリングが役に立つのは正しい問題設定ができているときだけだと考えている。 そして、流れの激しいウェブ業界では問題設定が一番難しい。 その問題設定やら何やらをスムーズに行うために、ウェブエンジニアとしての技術に先だってこうした技術を身につけていきたいと思っている。