取材続き。久々のトリプルヘッダーでクタクタになったけれど、なかでもTHE JETZEJOHNSONのインタヴューが非常に面白かった。
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3人とも初対面だったけれど、Vo/G藤戸じゅにあのマシンガン・トークはかなりのもの。アルバムの話にとどまらず、機材の話、フォントの話、どんどん脱線しまくる。でも、マシンガン・トークと言っても、ドーパンの“スター”みたいな自信過剰っぷりとは正反対な感じなのも面白い。制作のときは、いつも不安からやり込み過ぎてしまうのだそうな。
確かに、ジェッジジョンソンみたいな音だと普通のロック・バンドみたいな「方程式」は存在しない。一聴するとロック+エレクトロなんだけど、そのどちらにも寄らず、ギリギリとバランスで野蛮さと繊細さ、グルーヴとセンチメンタリズムを同居させている。そして、それをライヴ・バンドとして完璧に再現している。
こういう“発明”としてのロックが日本においてもどんどん根付いていくといいな、と思う。