いよいよ師走ですね! 暖冬なのか、今年は雪の無い12月を過ごしています。
予約をいただいているお客様の仕事を年を超すことなく仕上げられるようにあと一月頑張ります!
アウディ・A4 (B6) がオーバーヒートしたとのことでレッカーされての入庫です。
とりあえず症状を確認するためにエンジンを始動します・・・ が、ガラガラとイヤな音に速攻でエンジンを止めます(汗)
エンジンの始動をあきらめて、フォルトコードの点検と冷却系統の加圧検査、電動ファンの点検などを行っていきます。
検査結果とガラガラ音からウォーターポンプのトラブルですが、この車のウォーターポンプの点検はなかなか容易ではありません。
ウォーターポンプにアクセスするにはフロントバンパー、ヘッドライト、フロントパネルなどのバラしが必要です。
気合一発バラしにかかります(笑)
これでようやくタイミングベルトカバーにアクセスできます。
ここからタイミングベルトカバーを開けていくと、やっとお目当てのウォーターポンプです。
ウォーターポンプを外すと、予想通り樹脂製のインペラが破損していました。
新品と比べてみると一目瞭然ですね!
タイミングベルトも同時交換した方が良いので点検すると・・・
写真のようにヒビがはいっていて切れる寸前でした! ってか、コマが飛んでます ((((;゚Д゚)))))))
もしタイミングベルトが切れたらエンジンが逝ってしまいます!
寧ろオーバーヒートしたのは不幸中の幸いだったのではないでしょうか?
ウオーターポンプ、タイミングベルトやテンションプーリーなどを交換して組み上げていきます。
あとは外したフロントパネル、ヘッドライト、フロントバンパーを元通りに組み上げて完成です。
整備後のエンジン始動時にかぶらせてしまいちょっと青くなりましたが! いや、かなり青くなりました(笑)
もしもタイミングベルトが切れてしまったら? と考えると本当に良かったです。
一説にはAMBエンジンのタイミングベルトは18万kmでの交換になっているようですが、これを見ちゃうと怖いですね!
やっぱり車はキチンとした定期的なメンテナンスが不可欠です。
輸入車のメンテナンスでお困りのお客様は是非お問い合わせください!
- 2018/12/04(火) 22:15:07|
- 自動車整備
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2