バタバタとしているうちに、3月もあと少し! ちょっと焦っています(笑)
北国もようやく春めいてきて、気温が10℃を超える日も増えてきました。
これから青森も桜の季節へとなっていきます。 みなさま、弘前の桜を見にぜひお越しください!
MINI・クラブマン クーパーS (R55) エンジン不始動で入庫です。
まずはお約束の基本診断から! 診断票を使いながら基本診断をしていきます。
この基本診断がポイントなんです!
問診を含めた基本診断は、どの系統にトラブルがあるのかを絞り込むためのものだからです。
最近の車は複雑なシステム、電子制御化などで簡単にトラブル箇所を見つけることは難しくなってきています。
ただ闇雲に手をかけて部品を交換しても、直らない、修理金額が高価になっていくなど良いことなんかないです(笑)
今回は基本診断の結果、どうやら燃料系統のトラブルのようです。
この車は俗に言う 「直噴」 で、低圧ポンプから高圧ポンプに燃料を送り、高圧ポンプで昇圧して燃焼室内に噴射します。
不始動時のデータがコチラです↓
クランキング時にレールプレッシャーの規定値は増加しているのに、実測値はほぼ変化なしです。
これで燃料が昇圧されていないことがわかります。
どうやら低圧のフューエルポンプが回っていないのが原因のようです。
ヒューズやリレー、配線、リヤシートを外してフューエルポンプなど、燃料系統を検査していきます。
なんやかんやで燃料系統の検査の結果、犯人はコイツでした↓
そう、ジャンクションボックスです!
あとはこのジャンクションボックスを交換して作業完了
・・・とはいきません!
輸入車はユニットを交換した後に、ユニットのコーディングや初期設定が必要なんです!
なので、新品のジャンクションボックスユニットのコーディングと初期設定を行います。
作業後にエンジンが始動すること、走行テストで問題がないことを確認して完了です!
津軽地域では輸入車のコーディングや初期設定ができるところは、ディーラーさん以外ではほとんどないと思います。当社ではある程度のメーカーであれば、自社でのコーディングや初期設定が可能です!輸入車整備でお困りの津軽地域お客様、是非一度お問い合わせください!
- 2018/03/25(日) 00:16:46|
- 自動車整備
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