アダストリア「ニコアンド」 住宅業界で知的財産ビジネスを開始 | 繊研新聞

アダストリア「ニコアンド」 住宅業界で知的財産ビジネスを開始

2023/05/17 15:29 更新


ニコアンドが強みにする編集力が売り

 アダストリアは「ニコアンド」で「住宅業界初」(同社)というIP(知的財産)ビジネスを始める。ニコアンドが企画した住宅「ニコアンドエディットハウス」を全国で売り出す。戸建て住宅事業を行うリブワークの子会社、リブサービス(熊本県、難家嘉之社長)と提携し、ハウスメーカーや工務店といった加盟事業者が提供する住宅商品の営業や販売の支援を行う。ライセンス収入は最大5億円を見込む。

 「服や雑貨以外でも多角的に事業を展開し、顧客接点を増やしていく」(星野明アダストリア執行役員ニコアンド営業本部長)のが背景。リブサービスや加盟事業者は、ニコアンドのブランド力で競合他社との差別化に期待できる。

 「ニコアンドの体験を色々なところで提案し、ブランドの価値を高めていきたい」と好村有平ライフスタイルクリエイション部シニアマネジャーは話す。今後はアダストリアの「スタディオクリップ」や「ベイフロー」などでも同様のビジネスを展開する計画。

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