2016年 09月 11日
授業再開の新得小,1階は避難所
9月6日現在, 台風10号で被災した新得小学校 は,児童が普段通りに生活を送る中,校内の一角が 町唯一の避難所 として機能しています。
台風10号が最接近した8月31日は当初,体育館を避難場所にしていましたが,グラウンド近くの道路が陥没して危険なため,現在は1階にある1年生の教室や多目的スペースが避難場所として使用されています。
十勝毎日新聞が, 「1階は避難所 児童も心配り 授業再開した新得小」 と伝えています。
災害の際に避難所となる学校施設ではどのような状態の中で児童・生徒の教育活動が行われるのか。台風10号で被災した新得町の新得小学校(原見寿史校長,児童197人)の様子を紹介する。
同小は6日現在,児童が普段通りに生活を送る中,校内の一角が町唯一の避難所として機能している。子供たちは廊下などで避難者に会えば「おはようございます」「こんにちは」と元気よくあいさつ。原見校長は「避難している方は自宅に戻れず,つらい思いをしている。子供たちは心配りや礼儀などを意識して関わってくれていると思います」と話している。
台風10号が最接近した8月31日は当初,体育館を避難場所にしていたが,グラウンド近くの道路が陥没して危険なため,1階にある1年生の教室や多目的スペースが避難場所に。9月2日に授業が再開。1年生は2階の会議室を教室代わりに授業を受けている。
児童には,勝手に避難所スペースに行かないよう指導し,付近ではできるだけ大声を出さないルールも設けた。避難者に静かな生活を送ってもらうことに気を配っている。
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(松村智裕)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2016年09月09日10時30分の記事