【前回 解いた感想】を見ての通り
これまでは過去問を解いて、解答例を見て、
解答例に寄せるというアウトプット重視の発想でやっていた。
ただ、解答プロセスを整理すると
以下の2ステップになる。
1. インプット
問題文の構成を把握するため「見出し」、
ストーリーを把握するための「キーワード」、
「解答の根拠となりそうな記載」にマークする。
2. アウトプット
設問とマークした箇所の整合性を取るつもりで
解答を作成する。
"問題文中に解答の根拠がある(のが大半)"
ということを考えると
インプットの精度を磨くことが重要だ。
今回実際にマークしたスクショを
【インプット】につけて復習していく。
【インプット】
以下IPAの解答例。
設問1〔本部サーバの移転切替え方式の検討〕
・切り戻しを忘れた場合に発生するインシデント
現本部サーバの発注情報ファイルが更新されず、仕入先に対して正しく商品発注が行われない。 (43/50字)
設問2〔全体スケジュールの検討〕
・移転切替え日を3月ではなく、4月に決定した理由
来店客が多い時期を避けることで、移転切替えで不具合が発生した場合の業務影響を小さくできるから(46/55字)
設問3〔移転切替え当日の作業スケジュールの検討〕
(1)移行データに漏れがないことを判断するための方策
移行対象データ4種類のデータ件数が、現本部サーバと新本部サーバで一致していることを確認する。(46/55字)
(2)移転切替えの前日までに移行可能なデータ
項番:3 (売上情報ファイル)
(3)移転切替え当日の作業時間短縮
(a)移転切替え作業完了時刻を前倒しするための方策
現ルータ電源切断作業と新ルータ電源投入・起動確認作業を、データ移行作業と並行して実施する。(45/55字)
(b)前倒しできる時間(分)
20
【前回解いた感想】
SM-H25-午後1-問1の問題文・設問を読んだ後、
自分なりの解答をイメージしてから解答を確認した。
解答のイメージはほぼ合っていたが
設問3(2)は売上情報ファイルと
売上情報集約ファイルの内容を逆さまに読み違えてしまった。
また設問3(3)をはじめ別解が複数あったが、
自分のイメージしたものと同じ解答例だけ転載しておく。
制限字数が50〜55字と例年より若干多かったが、
特に複雑な解答が求められているわけではなく
問題文中の固有名詞で具体的な説明が必要なため
字数が嵩むというだけで内容はシンプルなものが多かった。
【今回 復習した感想】
全般に易しい問題ではあるが設問3(3)に別解があるのが
やらしかった。
今回自然に解いた第一感は、
設問3(3)
「新ルータ電源投入・起動確認作業を、データ移行作業と並行して実施(10分短縮)」
だった。
前回は
「現ルータも同じだよね?
ルータ落としても移行作業と関係ないよね?」
というのに気づいたのは我ながら賢かったと思う。
ただどっちでも正解で、現ルータだけに言及していても正解らしい。
他の別解は、夜間バッチをZ市拠点でやるというもの。
〔販売管理システムの概要〕に、
新サーバは夜間バッチの処理時間が120分から80分になる
とあるからこれも使いたくはなる。
問題は、さらにそれらを組み合わせてしまったり、
問3(2)とのチェーン問題と勘違いして
売上情報ファイルの移行にかかる時間を引いてしまったり、
妄想が膨らんでしまった。