猛暑といちまんにせんえん。
いや、もうホントに脳が煮えるかと思うくらい
今日も暑かった・・・
飼い主は所用のため、真っ昼間からポメズ同伴で実家へと
しかも電車で出かけたが、二匹の犬を抱え、
最寄りの駅へ着くまでに汗びっちょりでヒーハーであった。
そのあと、外に出たんだけど、いつもは人でにぎわう
地元の商店街もほとんど人出がなかったよ。
実家にいればパピーがブートキャンプさながら
ピッポ君をちょっと遠い大きな公園まで連れだしてくれるのだが、
さすがに殺人的な紫外線とアスファルトの暑さで、
かなり遅い時間まで外へ出ることもままならない。
なので、今日はしばらく家の中でじいやとばあやに遊んでもらった。
不思議と飼い主と対峙しているときと実家にいるときでは
態度にビミョ~な差があるピッポとマルである。
なんか態度でかい。マルはいつも通り、ピッポが違うカンジ。
託児した飼い主はというと、ふだん犬連れではいけないショップや
本屋などをひやかしに、ひとり街へ出かけたのであるが、
1週間貸しで開いている店舗で『ワンちゃんグッズアウトレット』という
手書き看板を見かけ、あまりの暑さも手伝ってふ~たらと入ってみた。
数坪しかないスペースには壁に50%OFFと大書きされ、
ワンコ服やベッドなどがディスプレイされており、
先客で黒いプーちゃんを2ぴきお連れの妙齢女性が
狭い中であれもこれもと試着していた。
実は女の子にかわいいワンピースを着せてみたいという野望が
飼い主にはかねてからあった。幸運なことに我が家のマルは
とても愛らしいとは言いかねるので、実現したことはなかったが。
件のショップには薄手のカットソーでつくられた
グレー地に黒の細いストライプが入ったサマードレスや
ホルターにラメが入っていてクリスタルのベルトをあしらった
シフォンワンピがあって、とてもとても可愛かった。
これくらい辛口テイストなら
ヤツにもいけるかもしれない・・・。
座卓の下に秘密基地建設。ご満悦♥
しかし何気に値札を見た飼い主の息の根が止まった。
XSサイズのワンピースが12,800えん・・・・。
『あ~、それは定価ですぅ』
と、お店のかつてのおねえたんがのたまわった。50パーオフは一部の列で
ほとんどは定価商品での販売であり、もう一枚のシフォンワンピは
XSサイズで9,840えん・・・。かわいいけどさ~。
『そちらは素材にシルクが入ってるんですよ~』
シルクレーヨンのワンピなんて飼い主が着たいわっ
たとえ、ここで大枚はたいてこのワンピを買っていったところで、
うちのくそマルには似合いもしなければ、
スワロのベルトを楽しげに食いちぎるであろう・・・・。
飼い主は慈愛の微笑みを浮かべて、そのワンピをそっと戻した。
だいたい、こんな値段で買う人いるのかなあ。
『しめて11万6000円になりますう~♥』
店内を我が物顔で歩いていた大きな昔のおねえたんが
2ぴきの黒プーちゃんとともにお支払いされていた。
まあ、どんだけ大きな顔をしてもいいですよね。上得意様ですから。
飼い主はドン引きしたが、それも愛のひとつなのかもしれない。
そこに価値を見いだせる人は買えばよろしいと思う。
なんかぶりっこなんだよな~
ごめんね、ピッポ君とマルキョンヌ。
たとえBIGで6億円当たっても、飼い主は、
ということは必然的にキミたちは
セレブにはなれまっせ~ん
あたちはセレブって似合うと思うけどぉ~
うん、じゃあ、まずはゴミあさりをやめて
女子力を磨こうか♥
いや~、いっしゅん服を買おうかと魔が差したのは、
やっぱ暑くて脳が煮えたからよね~。
そして・・・
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