三陸ジオパーク | 37.鵜ノ巣断崖(うのすだんがい)

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37.鵜ノ巣断崖(うのすだんがい)

浜辺まで下りられる遊歩道から眺める景色が圧巻

鵜ノ巣断崖は北山崎とならび三陸を代表する景勝地です。崖の中腹にウミウの巣があることに由来して名付けられたと言われています。弓状にえぐられた高さ200m近くの断崖が5列に連なる様は、さながら巨大な屏風のようであります。
初夏から盛夏にかけ、やませと呼ばれるオホーツク海気団より吹く冷涼で湿った北東風で海霧が発生することがあります。東北地方に幾度も凶作をもたらしたやませが断崖にかかる瞬間は多くのカメラマンが撮影に訪れます。
鵜ノ巣断崖の形成の歴史は北山崎よりも古く、海洋プレート上のさまざまな堆積物などが約1億4,000万年前に大陸プレートに押し付けられ、強い圧力によって極めて複雑に変形した岩石(付加体)からできている。その後隆起し海成段丘が形成されました。

鵜の巣断崖

鵜の巣断崖

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