以下再録である.
Sangkaku tonggak.(杭だと思った)
『インドネシア語読解の基礎』の第23章は「と言った」と題する章で,kata dokter「とお医者さんは言った」,tanyaku「と僕は訊ねた」,tambahku「と僕はつけ加えた」,pikirku「と僕は考えた」,sangkalnya「と彼は否定した」,bantah Ahmad「とアフマッドは反駁した」等々の,「ト動詞」(佐々木の用語)について学ぶ章である。
用例の大多数は,直接話法と組んだものだが,例えば,Kata dokter ia sakit paru-paru. に見るように,直接話法と組んでのみ現れるのではない,という注意も与える。
こういう「と云々,と云々」を40題もやった後,Sangkaku tonggak. を訳せ,と言うと,学生は「私の推測は柱です――イエ,分かりません」などと答える。
これだけの時間をかけて丁寧にやって,と教師は呆れるのだが,学生にしてみれば例題を何十題やろうが,ただ自分の番が迫ったところで,隣とのおしゃべりからか何からか,はっと我に返って慌てて辞書を引くだけだから,まあこういうことになる。
要するに,いい辞書を与えてやる,それ以外のことは無駄。まあ,そんなところがここから学べる教訓か。[Sg 1.27.97]
http://sanggar.in.coocan.jp/body1.html#Sangkaku tonggak.
KKM がその「いい辞書」である.sangka の項ご覧下さい.
●カテゴリ: ト動詞
http://sanggar.exblog.jp/i24/[Sg]
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