Dear everyone,
こちらは、
ふらふら彷徨う「さまよい人」による
『さまよいブログ』
= 彷徨う新米教会長の【自己学習ノート】です。
「元の理」勉強目的の
shin・秋治氏「元の理探訪記」動画【文字起こし】。
shin・秋治氏「元の理探訪記」文字起こしを始めてから、
早、今回で 11回目になりました。
その中でも、現在は
「元の理探訪記」動画シリーズ「第2話」の文字起こし学習中で、
それも、今回で6回目。
思いのほか回数が重なった
「元の理探訪記」動画シリーズ「第2話」文字起こしとなりましたが、
今回が「第2話」の最終回になります。
今回の「文字起こし」は、
『天理教教典』第三章「元の理」の7番目の文章
「更に、東の方からうなぎを、坤の方からかれいを、西の方からくろぐつなを、艮の方からふぐを、次々と引き寄せ、これにもまた、承知をさせて貰い受け、食べてその心味を試された。」
という文章の掘り下げ部分(前半)です。
7番目文章の掘り下げは、
いろんな生き物がたくさん出てくる関係上、
非常に長くなります。
(「元の理探訪記 第3話」でも7番目文章の掘り下げが続きます)
ですので、前置きはそこそこにして、
早速、見てみることにしましょう。
- 【文字起こし】する対象の 元動画
- 『天理教教典』第三章「元の理」全文
- shin・秋治Ch「元の理探訪記 第2話」No,6【文字起こし】
- 『天理教教典』第三章「元の理」7番目の文章を掘り下げる(前半)
- 『十六年本』における【うなぎ】=「くもよみのみこと」の説明
- 「くにとこたちのみこと」「をもたりのみこと」「くにさづちのみこと」「月よみのみこと」「くもよみのみこと」、以上を「五体」という一つのグループとする分類が『十六年本』にはある
- 『十六年本』における【かれい】=「かしこねのみこと」の説明
- 「くにとこたちのみこと」「をもたりのみこと」「くにさづちのみこと」「月よみのみこと」「くもよみのみこと」「かしこねのみこと」、以上を「身の内六台」という一つのグループとする分類の仕方もある
- また別に、「くにとこたちのみこと」「をもたりのみこと」「くにさづちのみこと」「月よみのみこと」「いざなぎのみこと」「いざなみのみこと」、以上を「六台はじまり」という一つのグループとする分類の仕方もある
- 「身の内六台」の機能は「有性生殖」の働きと合致する
- 「五体」という分類は、中国の五行思想に影響を受けたものだと推察される
- 「元の理」神様の説明については、当時の人たちに分かりやすいように、その時代の流行思想を取り入れてお説きになった部分が多々ある、と思われる
- 「五輪五体」思想における【木・火・土・金・水】それぞれに「元の理」神様を対応させて説明している文献もあるが、それが本当におやさまが仰ったことなのかどうか真偽は不明である
- 『天理教教典』第三章「元の理」7番目の文章を掘り下げる(前半)
- まとめ
【文字起こし】する対象の 元動画
いつものように、【文字起こし】対象YouTube元動画を紹介します。
shin・秋治氏の「天理教を科学する」というチャンネルの中の
「元の理探訪記 第2話 秋治、はかせ、ふくちゃんの3人が「元の理」を深堀します。「元の理」の1行、1文に込められた神様からのメッセージを解説します。 天理教を科学する【秋治×はかせ×ふくちゃん】」
という動画です。
shin・秋治氏「元の理探訪記」の中の
【第2話】ということになります。
この動画を新しいタブで視聴したい方はこちらからどうぞ↓
https://www.youtube.com/watch?v=OLtDESZoppc
『天理教教典』第三章「元の理」全文
今回も、最初に『天理教教典』第三章「元の理」全文を 掲げておきます。
この世の元初りは、どろ海であつた。月日親神は、この混沌たる様を味気なく思召し、人間を造り、その陽気ぐらしをするのを見て、ともに楽しもうと思いつかれた。
そこで、どろ海中を見澄まされると、沢山のどぢよの中に、うをとみとが混つている。夫婦の雛型にしようと、先ずこれを引き寄せ、その一すじ心なるを見澄みすました上、最初に産みおろす子数の年限が経ったなら、宿し込みのいんねんある元のやしきに連れ帰り、神として拝をさせようと約束し、承知をさせて貰い受けられた。
続いて、乾の方からしやちを、巽の方からかめを呼び寄せ、これ又、承知をさせて貰い受け、食べてその心味を試し、その性を見定めて、これ等を男一の道具、及び、骨つっぱりの道具、又、女一の道具、及び、皮つなぎの道具とし、夫々をうをとみとに仕込み、男、女の雛型と定められた。いざなぎのみこと いざなみのみこと とは、この男雛型・種、女雛型・苗代の理に授けられた神名であり、月よみのみこと くにさづちのみこと とは、夫々、この道具の理に授けられた神名である。
更に、東の方からうなぎを、坤の方からかれいを、西の方からくろぐつなを、艮の方からふぐを、次々と引き寄せ、これにも又、承知をさせて貰い受け、食べてその心味を試された。そして夫々、飲み食い出入り、息吹き分け、引き出し、切る道具と定め、その理に、くもよみのみこと かしこねのみこと をふとのべのみこと たいしよく天のみこと との神名を授けられた。
かくて、雛型と道具が定り、いよいよここに、人間を創造されることとなつた。そこで先ず、親神は、どろ海中のどぢよを皆食べて、その心根を味い、これを人間のたねとされた。そして、月様は、いざなぎのみこと の体内に、日様は、いざなみのみこと の体内に入り込んで、人間創造の守護を教え、三日三夜の間に、九億九万九千九百九十九人の子数を、いざなみのみこと の胎内に宿し込まれた。それから、いざなみのみこと は、その場所に三年三月留り、やがて、七十五日かかつて、子数のすべてを産みおろされた。
最初に産みおろされたものは、一様に五分であつたが、五分五分と成人して、九十九年経つて三寸になつた時、皆出直してしまい、父親なる いざなぎのみこと も、身を隠された。しかし、一度教えられた守護により、いざなみのみこと は、更に元の子数を宿し込み、十月経つて、これを産みおろされたが、このものも、五分から生れ、九十九年経つて三寸五分まで成人して、皆出直した。そこで又、三度目の宿し込みをなされたが、このものも、五分から生れ、九十九年経つて四寸まで成人した。その時、母親なる いざなみのみこと は、「これまでに成人すれば、いずれ五尺の人間になるであろう」と仰せられ、につこり笑うて身を隠された。そして、子等も、その後を慕うて残らず出直してしもうた。
その後、人間は、虫、鳥、畜類などと、八千八度の生れ更りを経て、又もや皆出直し、最後に、めざるが一匹だけ残つた。この胎に、男五人女五人の十人ずつの人間が宿り、五分から生れ、五分五分と成人して八寸になつた時、親神の守護によつて、どろ海の中に高低が出来かけ、一尺八寸に成人した時、海山も天地も日月も、漸く区別出来るように、かたまりかけてきた。そして、人間は、一尺八寸から三尺になるまでは、一胎に男一人女一人の二人ずつ生れ、三尺に成人した時、ものを言い始め、一胎に一人ずつ生れるようになつた。次いで、五尺になつた時、海山も天地も世界も皆出来て、人間は陸上の生活をするようになつた。
この間、九億九万年は水中の住居、六千年は智慧の仕込み、三千九百九十九年は文字の仕込みと仰せられる。
(『天理教教典』第三章 元の理 P,25~29)
それでは、次節から【文字起こし】の記載に移ります。
shin・秋治Ch「元の理探訪記 第2話」No,6【文字起こし】
『天理教教典』第三章「元の理」7番目の文章を掘り下げる(前半)
秋治:で、続きいきましょう。ハイ。
はかせ:では、続きのところを読んでいきたいと思います。
「更に、
東の方からうなぎを、
坤の方からかれいを、
西の方からくろぐつなを、
艮の方からふぐを、
次々と引き寄せ、
これにもまた、
承知をさせて貰い受け、
食べてその心味を試された。」という1文ですね。
秋治+ふく:ハイ。
はかせ:続々と、4つの生き物が出てきましたけど…
どうでしょう。
まず、この点について…、どうでしょうか。
『十六年本』における【うなぎ】=「くもよみのみこと」の説明
ふく:そうですねぇ…。
これは、まず(こふき話)『十六年本』の方…
おなじみの『十六年本』読まして頂きたいなぁ、と思います。はかせ:ハイ。
ふく:「また、ひがし(東)のほう(方)に うなぎがいる。
これを もらひうけ、たべて こころあじわい、すがたを見るに、
このものわ せい(勢)つよ(強)く、
かしら(頭)の ほふ(方)からでも、おふ(尾)の ほふ(方)え(へ)も
ていり(出入り)するものであるゆえに、
人げんの のみくい(飲み食い) ていり(出入り)のしゆうこ(守護)とす。
これを 五たいとす。」このような表現として出てくるんですね。
はかせ:ウ~ン。
ふく:ちょっと、ここから話させてもらいたいな、と思うんですけども…
秋治:ハイ。
ふく:これも、やはりですね、
「勢い強く」っていう(=言葉)が入ってくるの(は)…
何か、こぅ…イメージとしてはどうなんかなぁ…
っていう感じですけども…はかせ:ウンウン。
ふく:この次の方(の文)は、よく分かりますね。
「頭の方(から)でも尾の方へも出入りすることができる…飲み食い出入り…」
っていう文章なんですけど…はかせ:ハイ。
ふく:これは本当に、
「くもよみのみこと」…
いわゆる、【うなぎ】の性質(のこと)を言っとるわけなんですけども…
ものを食べたり、何か飲んだりとかして、
それが、こぅス~ッと食道を通って、また、胃なり腸なりで消化されて、
(それが)また出て行って排泄されていく…
このイメージですよね。はかせ:そうですね。
ふく:それが、
【うなぎ】のヌルヌルッとした性質であったりとか、
何て言うか…粘液ってあるじゃないですか…はかせ:ハイ。
ふく:それがまた、
世界では、雨が降って、それが蒸発して雲になったり…それがまた…(という感じで)
「循環」っていうのが、すごくキーワードかなぁ、
と、僕なんか思うんですね。はかせ:ハイ。
ふく:【うなぎ】の性質っていうの、すごく合ってるなぁ…
というふうに思っとります。はかせ:ハイハイハイ。
「くにとこたちのみこと」「をもたりのみこと」「くにさづちのみこと」「月よみのみこと」「くもよみのみこと」、以上を「五体」という一つのグループとする分類が『十六年本』にはある
ふく:で、(『十六年本』の)次の文章で、ですね 、
「これを 五たいとす。」
っていう文章が入っとるんですけども…
これはですね…はかせ:ハイ。
ふく:「くにとこたちのみこと」
「をもたりのみこと」…
で、
「くにさづちのみこと」
「月よみのみこと」
「くもよみのみこと」、
これらで「五体」ということですよね。はかせ:ハイ。
ふく:これは、非常に面白い書き方ですよね。
(ただ)それが何を意味するのか?と言われると、
まだちょっと、よく分からないところでも あるんですけども…はかせ:そうですねぇ…
「十全の守護」でいうところの
前半の5つが一区切り になってるんですかね?
1グループになってるっていうか…ふく:ウ~ン。そうなんですよ。
はかせ:この5つが、
まぁ一つ…「五輪五体」というふうに言える
っていうことなんですね。ふく:そうですよね。ハイ。
『十六年本』における【かれい】=「かしこねのみこと」の説明
ふく:で、また(『十六年本』の)次の文章では、ですね、
「人げんに、いき(息)、風をもって ものをゆわす とふく(道具) ひなかた(雛形) と みと(見澄)ませば、
ひつしさる(坤)の方に かれ(い)が(い)る。
このものに しよち(承知)をさしてもらひうけ、た(食)へて こころ(心)あじ (味) わひ、すがた(姿)をみるに、
このものわ みうすき(身薄き)ものであり、
丸きものや、かくなるものてわ かせ(風)がで(出)す。
かれ(い)は、みうすき(身薄き)もので あをけば(扇げば) かせ(風)か で(出)るものてあるゆえに、
人げんのいき(息)、かせ(風)の しゆうごふ(守護)とす。」というふうな1文なんですね。
はかせ:ウ~ン。
ふく:非常に、わかりやすい文章ですよね。
はかせ:ハイハイ。
ふく:いわゆる、現代でいう「うちわ」のような薄いもので、また、丸いものですね。
それを、こぅ、あおげば風が出る。
そういうのを【かれい】っていうものの形と…何か、リンクして教えて下さってるんですねぇ。
非常に面白いなぁ、と思うんですけども…はかせ:そうですね。
ふく:これもね、僕もすごく…、
「かしこねのみこと」様というか、
「かしこねのみこと」の御守護っていうのを、すごく、グ~ッと感じられるなぁっていう
先人のですね、お話があって…
それも、ちょっと紹介させてもらいたいんですけど…秋治:ハイ。お願いします。
ふく:これはですね、
諸井政一先生がお書きになった『正文遺韻』という本があるんですけども、
その中の先人のお話…
特に、増井りん先生のお話として書かれとるものなんですけども…「声が出ても、舌が回らねば、ものは 言われぬ。
舌が回りても、声が出ねば、わかりゃせん。
声も出、舌も回りて、ものを言うことが出来ても、
耳が聞こえんでは、人と話をすることが出来ん。
ものも言わしてもらい、
また、人の もの言うことも 聞かしてもらうというは、
これは、『かしこねのみこと』様のご守護。」こういう1文があるんですね。
はかせ:ウ~ン。
秋治:なるほど…、ウ~ン。
ふく:非常に…、人間生活する上でコミュニケーション…というか、
まぁその上で、言葉っていうか…
すごく中心部分かなぁと思うんですけども…。はかせ:ウ~ン。
ふく:「もの言って」…またそれが「聞こえて」…。
で、そういう「言う」にしても、
“舌も回りて、声も出て、それが聞こえんかったら、話っていうのは通じんよねぇ…”
っていう話…はかせ:ウ~ン。
ふく:すごく、「かしこねのみこと」のご守護 っていうだけでもですね、
これだけ有難いことなんだなぁ、
っていうのを分からして頂く(ことの出来る)文章かなぁ、
というふうに思いますねぇ。はかせ:あぁ…(なるほど…)
「くにとこたちのみこと」「をもたりのみこと」「くにさづちのみこと」「月よみのみこと」「くもよみのみこと」「かしこねのみこと」、以上を「身の内六台」という一つのグループとする分類の仕方もある
ふく:で、ですね、
ここまでで、「身の内六台」と。はかせ:ウ~ン。
(それは)また(「五体」とは違う)1グループがあるんですね?ふく:あるんですねぇ…。
これも、非常に面白くって、
いわゆる
「くにとこたちのみこと」
「をもたりのみこと」
「くにさづちのみこと」
「月よみのみこと」
「くもよみのみこと」
「かしこねのみこと」、
ここまでが「身の内六台」と言うんですけどもねぇ…秋治:でも、まぁ…
さっきの「五体」は、何かよく分からんかったけど、
ここの(身の内)「六台」はすごくよく分かります。ふく:そうですよね。
何か、こぅ…いわゆる、出産に関係ないと言いますか、
次の「たいしょく天」「をふとのべ」に続きますけども、
そういったものとはまた別のですね、
人間が生活する上で、まぁ、大切なところですよね。はかせ:ウンウン。
【動画テロップより】
- 中国思想からの五輪五体は、
元の理の意味とは通じていないが、
身の内六台は、
くにとこたちの命と、をもたりの命、月よみの命と、くにさづちの命、くもよみの命と、かしこねの命
と、多細胞生物として生きていく為の機能に集約されている。
あえて成長と死をわけているところが、身の内の機能として大切な点である。
- をふとのべとたいしょく天の2柱が、
出産に関連しているだけでなく、多細胞生物としての身体機能ではなく、
身体維持の働きとしての役割がより大きい事なども表わしているように思う。
また別に、「くにとこたちのみこと」「をもたりのみこと」「くにさづちのみこと」「月よみのみこと」「いざなぎのみこと」「いざなみのみこと」、以上を「六台はじまり」という一つのグループとする分類の仕方もある
ふく:まぁ、「身の内六台」…。
名前もアレですけど、
これと ちょっと違うのがですね、
「六台はじまり」というのも(あって)…
これ、ちょっとややこしいんですけども、
「六台はじまり」っていうのもあるんですよ。はかせ:ウ~ン。
ふく:これは、いわゆる
「くにとこたちのみこと」
「をもたりのみこと」
「くにさづちのみこと」
「月よみのみこと」
「いざなぎのみこと」
「いざなみのみこと」
で、
これが「六台はじまり」なんですけども…
今回(の)この「身の内六台」については、
(「六台はじまり」とは)また別のジャンルっていうことですね。はかせ:なるほど。
まぁ、はじまり…
「六台はじまり」の方は、宿し込みの時に働かれる「六台」というか…ふく:そうですね。
「身の内六台」の機能は「有性生殖」の働きと合致する
秋治:だから、
(それは)さっき言った「有性生殖」の話ですよね。
間違いなくね。はかせ:そうですね。
秋治:この「身の内六台」っていうのは、
さっきの「真核細胞」のところで入れても、
やっぱり「身の内六台」なんですよね。はかせ:ウ~ン。
秋治:ここ、科学的な話をさせてもらうと、
やっぱり、
まず、「くもよみのみこと」は「飲み食い出入り」ですよね。はかせ:ハイ。
秋治:で、その次、
「かしこねのみこと」が「息吹き分け」ですよね。はかせ:ハイ。
秋治:で、「真核細胞」が、
最初に、「うを」と「み」に「しゃち」と「かめ」を仕込んだ後…
つまり、「核」と「細胞膜」が出来た後に、
今度は、次に何を作ったかっていうのは…はかせ:ハイ。
【動画テロップ】
- 真核細胞が最初に創造された時、
まず細胞膜(くにさづち・皮膚)が創られ、
次に核(月よみ・骨)が創られる。
次に、かしこねかくもよみが、
ミトコンドリア(エネルギー)を取り込む。
- 真核細胞に細胞膜と核が創られた後に、
最初に取り込んだと考えられるのは、
くもよみかかしこねの働き、
エネルギー摂取機能かエネルギー変換の機能であることは間違いがない。
有名なミトコンドリアがそうであり、
科学的にもほぼ定説になっている。秋治:(人間には)たくさんの機能があります。
はかせ:ハイ。
秋治:でも、やっぱり大切なのは、
エネルギー変換するのと、やっぱりエネルギーを摂取すること。
つまり、
「飲み食い出入り」(くもよみのみこと)と
「息吹き分け」(かしこねのみこと)。
この2つの機能を摂取したことだけは…
それを細胞の中に取り込んだことは…間違いない。はかせ:ハイ。
秋治:その内の1つが、「ミトコンドリア」ですよね。
これは、もう有名な話ですけれども…はかせ:ハイ。
秋治:ですから、
「かしこね」と「くもよみ」までの部分の機能というのが、
やっぱり、細胞を作る時にも必要だったということ。はかせ:ハイ。
秋治:そして、
人間になって「多細胞」になっていったとしても、
大切な機能というのは、
やっぱり、体の中のすべての機能はそこにある、
ということですよね。はかせ:ハイ。
【動画テロップ】
- 多細胞生物に進化した後でも、
飲み食い出入りと息吹き分けは、
大切な機能であることも間違いないが、
真核細胞創造時の方が、より直接的に大切だとも言える。秋治: だから、
そことは別の「有性生殖」の話というのが、
さっき言ったように、また別に2つありますけども、
それ以外はここにある、と。はかせ:ウンウン。
秋治:で、いわゆる「をふとのべ」と、
それから「たいしょく天」の役割というのは、
今度は、
細胞であれば、細胞が増えていったり細胞が自然死する役割であり、
人間の体に例えたら「成長と死」であり…
つまり、人間の中の機能とはちょっと離れて、違うんですよね。はかせ:ハイ。
秋治: だから、そういうふうに考えると、全く別のもの。
「生命が生まれる」というふうに考えたら、
「命を引き出す役割」というところで「をふとのべ」が出てきますけれども…はかせ:ハイ。
秋治:一つ一つ見てみると、
体の中の「六台」の機能というのには、
ピッタシ、ここはハマってるので…
もぅそれは…
こんな言い方したらアレですけども…
もぅ、間違いない話だろなぁ、
というふうには思いますね。はかせ:ハイ。
【動画テロップ】
- をふとのべの命とたいしょく天の命。
どちらも多細胞生物が細胞分裂で増えて成長することと、
細胞がアポトーシスで死ぬことを表している。
- をふとのべとたいしょく天の働きは、
子供を体内から引き出すことと息を引き取ることばかりに注目されているが、
それよりも、
日々に私たちが生き続ける為にとても大きくて大切な役割を持っている。
しかし、
明治の初めの人には説明をすることも難しいので、
子供の引き出しと息を引き取る世話を中心で説いていたのだろうと思われる。
「五体」という分類は、中国の五行思想に影響を受けたものだと推察される
秋治:ただ、「五体」の意味だけは…
なぜ「かしこね」だけがのけられてるのか…
僕には、サッパリ分かりませんけれどもねぇ…【動画テロップ】
- 仏教用語の五体五輪は、あまり意味がよくわからず、
人間が創作した「悟り」なのだと思うが、
お道でいう身のうち六台は、
理に叶っていてとても科学的である。ふく:これは完全に、中国の思想ですね。
「五輪五体」っていうね。秋治:なるほど…
ふく:「木」とか「土」とか「水」とか「金」とか(「火」とか)が…五行思想ですよね、
(それ)が、すべての世界の物質である…という【動画テロップ】
- 五輪五体(ごりんごたい)とは、
五輪(ごりん)仏教で万物を構成するとされる
「地・水・火・風・空」(五大)のこと。
地・水・火・風・空を象って作られた塔(五輪塔)のこと。
人間の五体とは、
仏教においては、頭・両手・両足。
漢方においては、筋・脈・肉・骨・毛皮。
(あるいは、頭・頸(くび)・胸・手・足。)秋治:ハイハイハイハイ…
それは分かりますね。ふく:それと、
例えば「木」とかが「くにとこたち」やったりするんですよ…はかせ:ウ~ン。
秋治:あぁ~…
ふく:「金」とかが「月よみ」やったり…とか、
何かそれが、
「みかぐらうた」の『写本』の後ろの方に書かれてあることがあるんですね。
その「五行思想」の中で分けられたものが、
この五つ…っていうか「五柱」なんですね。はかせ:あぁ~…
秋治:まぁちょっと、こぅ…アレですよね、
(それは)本当におやさまが仰ったのかどうかは分からない…ですよね…ふく:あぁ…(確かに)そうですね。
そのへんは、どうか分からないですよね。秋治:(もしかしたら、後世の人の)悟りが入ってるから、
そんなふうに、ちょっと変なふうになってる、
という可能性もありますよね。ふく:そうですねぇ…ハイ。
「元の理」神様の説明については、当時の人たちに分かりやすいように、その時代の流行思想を取り入れてお説きになった部分が多々ある、と思われる
はかせ:(それについては、私は)本当に…
当時の流行りと言ったら変ですけれども、
流行りに合わせて…
みたいなところがあると思うんですけどね。秋治:そうですね。
はかせ:それこそ、
「乾」であったり…(いろいろ)方角を言われてますけど、
もちろん、その意味合いもあるんでしょうけど…
これも、ある意味、
私は、当時の流行りに合わせておられるのかなぁ、
というふうに思うんですけどね…秋治:その通りやと思いますね。
【動画テロップ】
- 五行思想(ごぎょうしそう)
または五行説(ごぎょうせつ)から
方角・方位を考える思想 が 流行した時期がある。はかせ:当時、
(それぞれの)方角にそれぞれ神がいてとか、仏がいてとか…
それで、どこがどう…
っていうようなものが流行ってましたし…秋治:流行ってましたね。
はかせ:いわゆる「木火土金水」みたいな「五行」の考え方も流行ってましたし…
(それに)神名を付けてとか、
本当に、当時の人たちの、神様をどう捉えるか ですとか…秋治:そうですね。
つまり、その人たちに分かりやすいようにしてくれてはる、
ということですよね。はかせ:…っていうニュアンスも、多分にあるんじゃないかなぁ、
という気がしますね。秋治:これこそ、前回でも話した、
なんで「くにとこたち」が「龍」なのか、
それから、
「をもたり」が 何故「大蛇」なのか、
という話とも似てますよね。はかせ:ウンウンウン。
秋治:やっぱ、
当時の人たちの神様のイメージっていうのは “こぅや”
っていうところに合わせて、神様は姿を現して下さってる…。はかせ:ハイ。
秋治:説き方も そうですよね。
やっぱし、当時の人たちに分かりやすいように、
というふうに説いて下さってる。はかせ:ハイ。
秋治:だから、逆に(それは)、
今の人たちに分かりやすいように変換していかなきゃいけない、
ということで(もありま)すよね。はかせ:そうですね。ウン。
秋治:今の人たちは、
逆に、だから分からない、
っていうのはありますよね。はかせ:やっぱ、当時の状況とかを見ることによってね、
見えてくるものもあるんでしょうけど…秋治:そうですね。
はかせ:ある意味では、
おやさま ですら
流行りを取り入れてお説きになったところがあるんじゃないか、と(思います)…
(これは)私の理解ですけれども。秋治:ハイ。
はかせ:そのように思いますから、
ある意味では、
その時代時代の流行りを取り入れた説き方 っていうのも…秋治:だって、聞いておられる人は、
その時代に生きてる人たちですからね。
私なんか(のような)現代に生きているような人間がおやさまの話を聞いてたら、
また、違うように説かれてたと思います。はかせ:ウンウン。
秋治:でも、
その時に聞いてる人たちの頭の中に入っている情報というのに合わせて、
神様は分かりやすいように、
その情報の世界に合わせて説いてますからね。
だから、もぅ、はかせ君の言うとおりだと思いますね。【動画テロップ】
- 教祖は常に、
その時代に生きている人たちに、理解しやすいように、
かみ砕いて、例えて、考えて話されている。
現代人からしたら荒唐無稽のお話も、
当時の人たちにはとてもリアルな話だったことを忘れてはならない。
- だからこそ「元の理」は、
現代人にわかるように説明しなければならない。
- 教祖からお話を聞いている高弟先生たちのリテラシーに合わせて、
元の理を説明していかないと、まったく意味が通じない。
だから教祖も、
当時の流行した思想をかなり取り入れられている。
当時の信者たちがわかりやすいように、
工夫されていることを考慮しなければならない。
「五輪五体」思想における【木・火・土・金・水】それぞれに「元の理」神様を対応させて説明している文献もあるが、それが本当におやさまが仰ったことなのかどうか真偽は不明である
ふく:(話戻って、)
この「五輪五体」(について)…
ちょっとだけ、どういうアレか、
言わして(=説明さして)もらいましょうか?秋治+はかせ:ハイ。お願いします。
ふく:「くにとこたちのみこと」が、いわゆるですね、「土」になりますね。
「をもたりのみこと」が、「火」になりますね。
「くにさづちのみこと」が、これが「金」ですね。
「月よみのみこと」、これが「木」ですね。
「くものよみのみこと」、これが「水」…ですね。
ハイ。以上になってますね。【動画テロップ】
・くにとこたちの命… 土
・をもたりの命… 火
・月よみの命… 木
・くにさづちの命… 金
・くもよみの命… 水はかせ:(それを聞いて、)
まぁ、「くにとこたち」が「水」じゃないのかなぁ?
みたいなところは…(ちょっと)思ったりもしますよね。ふく:そうですね。
…(そのような疑問に対して)
ここでの僕の悟りとしては、
「くにとこたちのみこと」…「くにとこ(国床)を見定めて」
というところが「こふき話」に出てくるんですけども…
「土」のイメージとして、僕は、合ってるかなぁ…
というのが、あるんですね。秋治:でも、「土」っていったら「をもたり」なんじゃないかなぁ…
って思ってしまうけど…ふく:そうですね。
(でも、)そこで、やっぱり「火」をね…
(五行思想の中に)「火」の方が出てきた、っていうのもあって…
(「をもたり」は「火」のイメージの方が強かったのかもしれない…)はかせ:そうですねぇ…
秋治:いや、もちろんその通りや と思うんですよ。
だから、逆に言えば、
「をもたり」を「土」というか「大地」というふうに考える方が、ちょっと変かな、
という気もしますわね。
やっぱり「をもたり」は、あくまでも「ぬくみ」であり「火」である、
というふうに考えるべきですよね。【動画テロップ】
- をもたりの命… 火、ぬくみ ととらえるべきで、
くにとこたちの命… 土・大地 と考えるのも、
をもたりの命が 大地 と考えるのも、
意味が違うのではないか と考える。
- 元初まりの話には、
男が天で 女が地 ということは説かれていない。
現代で言われている「悟り」は、
当時の流行に乗って、
教祖 ご在世後 の時代の人の「悟り」である と考えられる。はかせ:そうですね。
(そのような 後世の人々を迷わせる教話というのは、もしかしたら、)
おやさまが流行りを取り入れて話された という可能性と同時に、
人々が流行りを取り入れて理解した っていう可能性も
捨てきれない部分もあるのかなぁ、と…。秋治:ありますよね。
はかせ:ここでは「五輪五体」としか書いてないですけど、
きっと、どれが「土」で… みたいなことは、
「元初まりの話」にはそもそも載ってないですけど、
後の資料とかには載ってる、
みたいなところもあって…ふく:そうなんですよねぇ…
はかせ:そのへんはね…
まぁ、闇の中でありますから(笑)…ハイ。
でもまぁ、いろんな理解ができるなぁ、
というところですかね。秋治+ふく:ハイ(笑)
(shin・秋治>「元の理探訪記 第2話」より)
今回の文字起こしは、
『天理教教典』第三章「元の理」の
7文目について掘り下げるお話(前半)でした。
以上、
「元の理」勉強PART11
「元の理探訪記 第2話」No,6 の【文字起こし】でした。
まとめ
【『天理教教典』第三章「元の理」7文目の掘り下げ】(前半)
「更に、
東の方からうなぎを、
坤の方からかれいを、
西の方からくろぐつなを、
艮の方からふぐを、
次々と引き寄せ、
これにもまた、
承知をさせて貰い受け、
食べてその心味を試された。」
- 月日親神様は、
人間創造にあたって、
次々と道具を引き寄せて、
承知をさせて貰い受け、
食べてその心味を試された。
- 東から【うなぎ】➡「くもよみのみこと」
坤(南西)から【かれい】➡「かしこねのみこと」
西から【くろぐつな】➡「をふとのべのみこと」
艮(北東)から【ふぐ】➡「たいしょく天のみこと」
- こふき話『十六年本』をはじめ「元の理」において、
【うなぎ】という生物が人間創造の道具となった旨の記述があるが、
それは、
人間創造にあたって、
「飲み食い出入り」の働きが取り入れられる過程が存在したということの理解を、
大いに助けるものとなっている。
- こふき話『十六年本』をはじめ「元の理」において、
【かれい】という生物が人間創造の道具となった旨の記述があるが、
それは、
人間創造にあたって、
「息吹き分け」の働きが取り入れられる過程が存在したということの理解を、
大いに助けるものとなっている。
- こふき話『十六年本』の中には、
「くにとこたちのみこと」
「をもたりのみこと」
「くにさづちのみこと」
「月よみのみこと」
「くもよみのみこと」、
以上を「五体」という一つのグループとする分類の仕方がある。
- 「五体」という分類は、
中国の五行思想に影響を受けたものだと推察される。
- それとは別に、
「くにとこたちのみこと」
「をもたりのみこと」
「くにさづちのみこと」
「月よみのみこと」
「くもよみのみこと」
「かしこねのみこと」、
以上を「身の内六台」という一つのグループとする分類の仕方もある。
- 「身の内六台」という分類があるが、
その機能は、
「有性生殖」の働きと合致する。
- それとはまた別に、
「くにとこたちのみこと」
「をもたりのみこと」
「くにさづちのみこと」
「月よみのみこと」
「いざなぎのみこと」
「いざなみのみこと」、
以上を「六台はじまり」という一つのグループとする分類の仕方もある。
- 古い文献等に様々な「元の理」神様のグループ分けや分類があるが、
それらの分類やそこからの説明については、
当時の人たちに分かりやすいように、
おやさまがその時代の流行思想を取り入れてお説きになった、
あるいは、
当時の人々が流行思想に当てはめて自己流に理解した、
そうした部分が多々あるのではないか と推察される。
以上、「元の理探訪記 第2話」 No,6 の
【文字起こし】を通じた【自己学習】でした。
今回は、『天理教教典』第三章「元の理」7番目の文章
「更に、東の方からうなぎを、坤の方からかれいを、西の方からくろぐつなを、艮の方からふぐを、次々と引き寄せ、これにもまた、承知をさせて貰い受け、食べてその心味を試された。」
という文章の 掘り下げ学習(前半)でした。
(「元の理探訪記 第3話」でも7番目文章の掘り下げが続きます)
思いのほか、長くなってしまいました (~_~;)
当記事の内容に関しては、
見出しの付け方とかまとめ方とかで、
きっと、不適切な部分が多々あると思います。
しかし、この記事は、
無学な信仰落第生による、あくまで「自己学習」目的の記事です。
なので、
たまたま通りすがりにこの記事を目にされた方、
私のまとめはあくまで参考程度にとどめて、
必ず、
shin・秋治先生の元動画を確認して頂きますよう、お願い致します。
それでもって、
明らかに誤まっている部分があれば、教えて頂ければ幸いです(笑)
ということで、
今回の「彷徨う新米教会長の【自己学習ノート】」は、
「元の理」勉強の第11回目でありました。
shin・秋治氏「元の理探訪記」動画シリーズ「第2話」文字起こし、
思いのほか回数が重なり
6回分にまで及んでしまいましたが、
それも、やっと今回で終わり。
次回からは、
「第3話」を【文字起こし】して勉強したいと思います。!(^^)!
人生、死ぬまで勉強。
今後も、勉強し続けていきたいと思います。
ではでは、今回はこのへんで。
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