2012年 02月 05日
母の背中
豚肉と豆のトマト煮込み定食。
節分の 豆まきは幼稚園でやってくるだろうから、おうちでは豆食べておしまいにしようという魂胆。
・・・・だった。
が、ひとつ 誤算が。
幼稚園で お面作って、豆までいただいてくるのね。(大汗)
いえ、やっぱり、最初の予定どおり、豆を食べておしまいにさせていただきました。
ついでに、恵方巻きも、全くなじみのない習慣という言い訳で、無視させていただきました。
それでも、子供がいなかった時よりは、100倍くらい、オカーチャン、がんばって行事しています。
今になって気づいたけど、
日本って、行事が多いよね。
そして、その翌日は 立春 という言葉に釣られて。
実家からようやく引き取ってきた お雛様を飾りました。
これ、私が生まれた時に、人形作り職人だった親戚から買った らしい。
もう、すっかりアンティークです。
もちろん、小人、大喜び。
「かわいいねぇ、おひなさまって、 かわいいねぇ~♪」
って。
おままごとの道具じゃないのじゃー!!!(怒)
と、ちまちましたもので遊んだ挙句に踏んづけそうになっていた小人に雷落としつつ。
緊張しつつお雛様を飾っていると。
色々な事を思い出した。
このお雛様は私たちが子供の頃には7段飾りのフルセットで、本当に飾るのが(それ以上に仕舞うのが)一仕事で、毎年緊張しながらお手伝いしていた。
近所に住んでいたハナコちゃん(仮名)がその段に登って板が1枚ひしゃげてしまった時から、毎年のように母がビミョーな顔で何とかひな壇の格好をつけようとしたいた。
そんなケッタイなものを、台湾まで運んで、毎年うちでお雛様のパーティをやっていた。
私はというと、メインの方々よりも、三人官女の、立った姿のお人形が特に好きだった。
そうやって、毎年、バーチャンが丹精込めて飾っていてくれた、お雛様を
飾る役を私が引き受け、
今度は小人が受け継いでいる。
なんか、すごいなー と、 密かに感動しています。
折角日本に居て、 日本の行事があるんだもんね。
豆まきの豆を ヒヨコマメでお茶濁さずに、
もうちっと、膝を正して行事に向き合おうと 今更になって思いました。
・・・・でも、節分の恵方まきは、 むぅぅん、きっとやらないな。
雛人形がそうやって受け継がれていくように、日本の伝統行事も小人へひきついでいくのさね。うちの7段飾り・・・かわいそうにもう何年も出していないし、出す気もない。かわいそうだねお雛様。ひーっ
それにしてもすごく歴史のあるおひな様、なんですね。
素晴らしい。代々受け継いでいって、年に一回こんにちは。って
本当にいいなーと思います。
お雛様、そうよー。飾らないとかわいそう。って、今年まで何のかんの言って放置していたあたくしですが。(汗) これから毎年がんばって飾ります。
アンティークお雛様・・・・。何時小人に壊されるか、地震起きたらどないしょ?とか、結構プレッシャーですよー。 でも、折角譲り受けてきたので、大事に毎年飾るとします。