国内営業でキャリアを積むからには、一度はスズキ販売代理店の社長になり、自分がトップに立って現場の組織を率いてみたいと思っていました。そして実際にそのポジションに就いてみると、やはりこれほどやりがいのある仕事はないと実感しました。意思決定して事業を動かすと同時に、経営に関する最終責任は自分になります。社員たちとしっかりコミュニケーションをとり、彼らの力を伸ばしていくことで業績が上がっていくことはとてもやりがいを感じますし、経営の難しさや面白さを味わったことで自分がさらにレベルアップしたように感じています。
そして2019年に再び本社に異動し、新たに立ち上がった直販部の責任者を務めた後、2022年4月からスズキ自販千葉の社長に就任し、いまは300名を超える従業員をマネジメントしながら事業拡大に力を注いでいます。スズキでは、こうして私のように本社側と販売代理店側を行き来しながらキャリアアップしていくケースがあり、営業現場でお客様のニーズに肌で触れ、本社に異動したとき、現場で掴んだニーズをもとに戦略を考え、そしてまた販売会社に赴いた際、その戦略を実行していくというサイクルを自分で回すことができます。それがスズキの強みでもあり、スズキで国内営業に携わる醍醐味だと私は思っています。