昨日の5月5日は「505の日」だったそうで。
知るかってハナシですけども。
なので1日遅れですけども持ってるジーパンを載せます。
メインで穿くのは501なのでそれに比べると所有数は少ないのですが、505も普通に好きです。
今回のは、本当にただの自慢話です。
90年代のLevi's 505。
ジャーン
いわゆるデッドストック。フラッシャー付き。
デッドストックとはお店の売れ残り(死蔵品)という意味で、本来はただ単に新古品を指すわけではありません。
なので最近はより正しく表現するため、未使用を意味する「NOS(New On Stock)」という言葉も、古着業界で使われるようになってきています。
オレンジタブ。
ウエスト32インチ、レングス30インチという、いわゆる「ゴールデンサイズ」というやつです。
「E」って何でしょうね?
1992年7月製造。ボタン裏・工場番号は731。個人的にはあまり見覚えのない番号。
10年ちょっと前なら、90年代のLevi'sのデッドストック/NOSは探せばまだありました。これまで散々言っているとおり90年代のLevi'sは最近まで付加価値が付いていませんでしたので、未使用でも1万円ちょっと出せば買えたはずです。
しかし今の世は令和。このあたりも完全にネクスト・ヴィンテージの枠に入ってしまいました。
しかもこちらはUSA製なうえにゴールデンサイズ。そして501よりもタマ数の少ない505ときたら、今ではかなり高騰してきているのではないでしょうか。もはや探して出てくるものでもありません。
サイズが小さいのや大きいのなら少しはありそうですけども。
大きくてもなんとか穿けるくらいのサイズになってくると、すでにこの値段。
で、僕の未使用505はいくらだったかというと……
1,700円です。
書き間違いじゃありません。1,700円です。
ジャンブルストアの普通のジーパンコーナーにしれっとあったんですよ。しかも、これと同じ人が売ったと思われる、穿いた形跡のあるのがもう一本。両方とも同じ値段で。
いやー、さすがに震えましたね。僕も値段が間違ってるんじゃないかと思いました。だって店内には、アメカジやヴィンテージの専門コーナーも別に設けてあるんだし。なんでこれがそっちにないの?
すかさず購入し、心臓バクバクさせながら帰路についたのを今でも覚えています。
ま、相場的にはまだヴィンテージと言えるまでにはなっていませんけどね。今となってはそれなりの希少価値は付きはじめてますよ、って程度。
とはいえこれが今のところ、僕のこれまでのリサイクル屋漁りでは一番大きな収穫ですね。こういうのがあるからやめられないわけです。見つけたときには脳内麻薬が出まくってエクスタシーというかカタルシスというか、とにかくブッ飛ぶので、シャブばりに依存性があります。
さてさて、いつコイツを下ろそうかな。でもフラッシャーが付いていてこそだし、もっと価値が出るまで穿かずに取っておこうかな…… とかなんとか言いながら、先ほど自宅内で試着してみました。
すると、どうでしょう。
あれ? これ買ったとき、ブカブカじゃなかったっけ?
ジーパンって穿かなくても縮むんだっけ?
うん、たしかそのはずだ。ジーパンってクローゼットに置いておくだけで縮むはずです。よかった。思い出した。そうだそうだ(古着好きはみんな知ってる豆知識なので覚えておいてください)。
ですが、今のところはまだ “ベルト無しでジャストに穿ける” サイズ感。みんな大好きなジーパンの神様、リゾルトのおじちゃんみたいな感じで穿ける。
いや、でも、シャツをインする余裕は無いかも。いくらなんでも縮み過ぎだな。保管状態が悪すぎたのかな?
う~ん。将来、もう少し高値が付いたらメルのカリで売っちゃおうかな。市場価値は間違いなくあるんだから、別に購入価格を知られてたってかまわないしね。
それにしても、おかしいなあ……