飲酒タイプ8-8治療タイプ:The Remedy



治療タイプの特徴


身体的不快感を管理するため
不眠症に対処したりするため

このように治療法として
アルコールを使うのが、治療タイプです。

しかし、このように
たとえ不眠症や
何らかの身体的痛みを和らげるために
お酒を飲んだことがないとしても
ほとんどの人々が
知らず知らずに
このタイプに属しています。

人生の中で身体の浮き沈みがあるためです。
今、このひと時が健康であっても、
こうした浮き沈みは避けられません。

睡眠に問題のない人も
眠れない夜が続くこともあります。

あるいは
今とても健康かもしれませんが、
老化のプロセスを止めることはできないし
それに伴う、
肉体的な痛みのない生活を
継続的に、これから先の人生において
同じ状態で健康であるとは言えないのです。

ですから、この治療タイプは
誰にでも当てはまるともいえます。
意識下にあります。

治療タイプが現れる時

自分の体が消耗していると感じる時。
身体的な病気の苦痛。
それに伴う精神的な苦痛。

非常にアクティブなタイプ。
ランナー、サイクリスト、ハイカー。
あるいは、スポーツによる突然怪我のために
スポーツできなくなった人。

不眠症、
慢性疼痛、
自己免疫疾患など。

治療タイプのジレンマ


病気の苦痛を和らげるため
眠りにつくため
体の疲労のための痛みなど
それらに対処するために
お酒を飲むのが習慣になった場合
飲酒を控えたり
やめたりするのは非常に困難になっていきます。

すでに体の不調に苦しんでいる場合、
アルコールは体に負担をかけていると
人は知っているのです。

たとえ禁酒に対して
積極的で、とてもやる気に満ちていて、
正当な理由がたくさんあったとしても
それでも飲酒量を減らしたりやめるのは
非常に難しい場合があります。

アルコールは
良いことよりも害をもたらすことを
よく知っているというのに。

それでも、禁酒ができない、
または、禁酒に失敗し続ける場合は
あなたに何か問題があるからではなく、
この原型が邪魔をしているため
お酒に誘惑にノーと言うのは
本当に難しいのです。

「アルコールは毒であり、
体に悪いだけだと自分に言い聞かせている。
体に痛みがあるなど健康上の問題があるとき、
飲酒する自分を責め続けます。
お酒でさらに悪化させているとわかってはいるのです。
そして、時には、
家にあるアルコールをすべて排除したりするが
長期的には効果がありません。」

治療タイプの人たちの言うことは同じです。

このような状況では、
自分に何か問題があると
信じ始めてしまいます。

しかし、問題はあなたではありません。

意識下にあるもの


問題は、
あなたが変化しようとしている方法が、
実際には
習慣がどのように機能するかに
対処していないことです。

意識下で何が起こっているかに
対処しなければなりません。

治療タイプの根底で起こっているのは、
お酒だけが
この苦しみの助けになるという信念です。

信念、コアビリーフというものは
自分自身の思い込みでもあるのです。

  • 睡眠を助けてくれるのはお酒だけだ
  • お酒だけが私の痛みを管理するのに役立つ
  • お酒を飲めばとにかく良くなる

この信念が、治療タイプの根底にあるのが
本当に厄介なことになっていきます。

たとえば、あなたが生活から
アルコールをすべて絶ったとしましょう。
それは確かに
体に驚くべき効果をもたらします。
しかし、完璧に
痛みを感じなくなるわけではないということです。

症状を軽減するのには役立ちますが、
すべてを解決することはできません。
老化のプロセスを止めることはできません。

ホルモンと睡眠サイクルの
バランスを再調整するのに役立つが
眠れない夜を二度と経験しないように
することはできません。

すでに体が苦しんでいる場合、
アルコールを取り除くことには
大きなメリットがありますが、
特効薬ではありません。

それこそが
ここで認識されるべきことです。

治療タイプは言うのです。
「酒をやめても
それでも
私はまだ苦しんでいます。
お酒をやめることの意味は
いったい何でしょう?」

治療タイプのスーパーパワー


身体的な苦しみと
精神的な苦しみを
区別する方法を学ぶことです。

実際の痛みがあるときに
明るい面を見るのは難しいです。

痛みを感じているとき、
または肉体的に苦しんでいるとき、
明るい面を見るという
そのアプローチは機能しません。 
実際、それは逆効果です。
むしろ腹が立つだけです

「あなたは私の痛みを知りません。 
これがどれほど難しいかあなたにはわかりません。 
あなたは私が何を経験しているのか知りません。」

身体的な苦しみと
精神的な苦しみを
区別していくこと。
これには、とても価値があります。 

体の中で起こっている痛みを
身体的な感覚としてとらえます。
そして、
苦しみはまた、別のモノであるということ。
あなたの心の中で起こっているということ。
そして、それが、すべてにもなっていくということ。
苦しみとは、決して良くならないという絶望感です。

例えば、睡眠について言うと、
眠れないときの感覚は
全身疲労感かもしれませんが、
心に湧き起るの苦しみは、
早く寝ないと
明日は悪夢になるのではないかという
恐れと不安です。

不眠症や慢性的な痛みや怪我など
そのものの痛みより、
大きくなっていくのが、精神的な痛みです。

多くの場合、身体的不快感に加えて、
不安、絶望、怒り、悲しみ
精神的な不快感、
精神的な苦しみが大きくなっていること。

それはより、
痛みを増したり、
不快感を増したりして
耐えられないものにしていきます。

多くの感情的苦痛のボリュームを
下げることはできるのです。

多くの感情的苦痛の激しさを和らげるために
出来ることはあるのです。

たとえば、
精神的苦痛を 10% 
または 20% 減らすことができたとします。
最初は、小さな進歩だとしても
それは非常に大きな進歩につながる
新しいスタートです。 

すぐにお酒に手を伸ばさずに、
衝動を処理できるような
十分な心の余地を得られるように
なっていきます。

痛みがあるときに
コントロールできるものと
コントロールできないものを
識別する方法を学ぶこと。

それが、力になっていきます。
習慣を変えたい場合には必要なスキルです。

人生からすべての痛みを
取り除くことはできません。
しかし、
自分の体に境界線を設定する方法を
学んでいくのです。

ストレスに対処する方法を学ぶことができます。

自分の内なる合図に
耳を傾ける方法を学ぶことができます。

これらの病気や自分の体に対して抱いている
怒り、フラストレーション、悲しみ、絶望感を
解放する方法を学ぶことができます。

体そのものの調子や、浮き沈みに対処し
乗り切るための新しい方法を
発見することができます。

これらのスキルを
すべて実行し始めると、
そのすべてが
気分を良くするのに役立ちます。

ただたんに
健康を維持すること
それを目指すのではありません。

完璧でなくても
自分の体と仲良くなる方法を
学んでいくのです。



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