三宮神社には「史蹟 神戸事件発生地」という碑がありました。へえ、この神社の前で起きたんだ。
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スーパーニッポニカ(小学館)から引用します。
明治維新期における外国兵との衝突事件。1867年(慶応3)12月20日、岡山藩に摂津国西宮警備の命が出され、家老以下2000の兵が西宮に赴く途中、翌68年1月11日、英・仏兵と紛争を起こし相互に発砲した。しかも駆けつけたイギリス公使パークスにまで発砲したので、岡山藩兵は大事になることを考えて西宮に退き、ただちに新政府に報告。他方イギリス側も、米・仏陸戦隊の応援を得て、神戸の東西両口を抑え、港内停泊中の諸藩艦船を抑留した。対外関係の悪化を恐れた政府は、各国公使にいろいろと陳謝し、かつ家老の家来滝善三郎に責任をとらせて自刃させたので、ようやく事なきを得た。
通りを渡るとそこが南京町、いよいよお目当ての「老祥記」でぶたまんが食べられま…と思いきや、たいへんな行列ができていました。So it goes on. でもどんどんはけているので、それほど時間はかからないでしょう、とにかく最後尾に並びました。
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この間に薀蓄を、というよりも同店のホームページの受け売りを。中国は天津地方の、天津包子(テンチンパオツー)と呼ばれる饅頭を、味・名称ともに日本人に馴染む物にしようと考え『豚饅頭』を生み出したのがここ老祥記です。開店当時は中国の船員さんが故郷の味を求めて集まる憩いの場でもあったそうです。一日1万3000個の豚まんがつくられ即日売り切れ、スタッフは1分間に13個の豚まんを包むことができるそうです。
そうこうしているうちに、十五分ほどで店の中に入ることができました。なお平日の10:00~11:00と17:25~18:15が狙い目だそうです。さっそく1個90円の豚まんを8個注文、小振りなのでこれくらいは(文字通り)朝飯前でしょう。うん、美味しいですね、ジューシーな餡と官能的な皮の絶妙なコラボレーション、私が5個、山ノ神が3個、あっという間にたいらげました。店の奥ではスタッフの皆さんが輪になって、せっせせっせと豚まんを包んでいらっしゃいました。
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まだまだ食べられそうなので、近くにあった屋台で北京ダックと中華バーガーを立ち食いしました。
本日の一枚です。