風が出てきたのか、はらはらと舞い散るも紅葉がきれいでした。 まだ時間があるので永観堂へ行きましょう。途中にある馴染の喫茶店「サンタムール」で珈琲と卵サンドをいただき、永観堂へ。 ![]() そして急いて集合場所、南禅寺のトイレ前へ。少し遅刻してしまいました、添乗員さん、ごめんなさい。バスに乗り込んで三井寺に到着、ここで下車して乗下船場まで徒歩で移動。こちらにあるホールで紹介VTRを視聴し、ガイドさんによるレクチャーを受けます。なおガイドさんのお名前は、吉川と書いてトム・クルーズと読むそうです。ツルッ、滑りましたよ。そして救命具をつけベンチコートを着て、さあ琵琶湖疏水船に乗船です。
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by sabasaba13
| 2025-03-07 08:28
| 京都
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さて昨日食べ残した天むすを持ってきたのでどこかで食べましょう。先ほどガイドさんから、近くにある国際交流会館は誰でも利用できるという話を聞きました。よろしい、行ってみましょう。館内に入ると、空いているし、トイレもきれいだし、持ち込んだ食べ物も食べられるし、喫煙所もあるし、もう最高。オーバーツーリズムの京都では、小休止の超穴場です。 ![]() こうした中小の水力発電所は再生エネルギーとしてもっと注目されるべきだと思います。『週刊金曜日』(№1374 22.4.22)から引用します。 歯科医師・武田恵世氏に聞く もうけのための省エネではエネルギー問題は解決しない #
by sabasaba13
| 2025-03-06 08:59
| 京都
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2025年のアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』バーセル・アドラー監督とユバル・アブラハーム監督のスピーチが「映画.com」に掲載されていたので、ぜひ紹介します。 バーセル・アドラー監督 この映画が描いたパレスチナ問題の本質とは何か。岡真理氏の言を借りれば、下記の通りです。『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』(岡真理 大和書房)から引用します。 ユダヤ国家の建国は、レイシズムに基づく植民地主義的な侵略であるということ、そして、パレスチナ人を民族浄化することによって、ユダヤ人によるユダヤ人のためのユダヤ人至上主義国家がパレスチナに創られたということです。その暴力は建国以来、現在に至るまでずっと継続しています。(p.69) バーセル・アドラー監督は全体として抑制した表現ながらも、「占領」「不正義」「民族浄化」という言葉を使って現状を批判し、世界に対して行動を起こすよう促しています。 ユバル・アブラハーム監督も、「民族的優位性のない政治的解決策」(=アパルトヘイトの廃絶)や「双方の人々の国家的権利」(=パレスチナ国家の独立)という表現で、イスラエルの政策を批判しています。また彼は、莫大な軍事援助を行なってイスラエルを支えるアメリカ外交の批判にまで及んでいます。 舞台はアメリカ、そして世界の耳目を集めるアカデミー賞授賞式で、こうした批判やアピールを行なった二人の勇気と胆力に心から敬意を表します。あらゆる機会を利用し、あらゆる手段を尽くして、この問題に世界の関心を集め、一刻でも早い解決につなげたいという真摯な思いを見せてもらいました。次は、その思いに私たちがどう応えるかです。 なおアカデミー賞を政治的に利用すべきではないという考えの方もおられるかと思います。しかし政治を"価値の分配"ととらえるならば、価値を手にするために人為を尽くすのは当然だと考えます。儀保昇氏の言を支持します。 政治的でないことが世の中にあるなら教えてほしい。全部政治的です。つまり、モノを言わないことが政治的なんですよ、十分に。 #
by sabasaba13
| 2025-03-05 08:11
| 映画
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ガザでのジェノサイド、そしてヨルダン川西岸でのアパルトヘイト、イスラエル政府・軍・入植者によって行われている数々の戦争犯罪や国際法違反、そして非人道的な行為をどうしたらやめさせられるのか。己の微力さを恥入るとともに、せめてその歴史や経緯、そして現状について、できるだけ知り、関心を持ち続けたいと思います。そのヨルダン川西岸におけるイスラエルの蛮行と、イスラエル人青年の協力を得ながらそれを記録し続けた/続けるパレスチナ人青年を取り上げた映画『ノー・アザー・ランド』が上映されています。これはぜひとも観たい映画でした。公式サイトから紹介文を転記します。 パレスチナとイスラエル―立場を越えて手を取り合う。ふたりの若きジャーナリストに、世界中が声援と喝采!! イスラエル軍による破壊行為と占領が今まさに進行している、ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区<マサーフェル・ヤッタ>。本作は、この現状をカメラに収め世界に発信することで占領を終結させ故郷の村を守ろうとするパレスチナ人青年バーセル・アドラーと、彼に協力しようとその地にやってきたイスラエル人青年ユヴァル・アブラハームの2人による決死の活動を、2023年10月までの4年間に渡り記録したドキュメンタリーだ。 なお鑑賞後に購入したプログラムに掲載されていた四人の監督による声明も紹介します。 監督声明 先日、山ノ神とともにシネ・リーブル池袋に行って本作を観てきました。 この映画を観る上で、大前提となることを確認しておきましょう。これを認識しなければ、この映画のメッセージを理解することはできません。『中学生から知りたいパレスチナのこと』(岡真理・小山哲・藤原辰史 ミシマ社)から引用します。 ヨーロッパ問題としてのパレスチナ問題 -ガザのジェノサイドと近代五百年の植民地主義 岡真理 そうです。民族浄化(ethnic cleansing)、つまりヨルダン川西岸およびガザに住むパレスチナ人を殲滅あるいは移住させ、その両地をイスラエル国家が占有しようとしているのです。"other land"へ出て行け、ということですね。そのために熾烈で非人道的な攻撃を加え、あるいは土地を奪い家や生活インフラを破壊して「生存不可能」な状態にしてします。それに対してパレスチナ人は"no other land"、故郷は他にない、と抵抗を続けています。 このイスラエル軍とユダヤ人入植者による蛮行をテーマとしたのが本作です。軍事訓練場建設を口実に、イスラエル軍兵士とユダヤ人入植者がマサーフェル・ヤッタという村にやってきて、村人を追い出し、ブルドーザーで家々を容赦なく破壊する。再建できないように大工道具を奪う。村人が、子どもたちのために自力で建てた小学校を破砕する。わが目を疑ったのは、ミキサー車を出動させて、コンクリートで井戸を埋めてしまう場面です。そこまでするのか、「死ね」ということか… 突然家を壊された住民は洞窟に避難するしかありません。 しかしバーセル・アドラーは、この理不尽な脅迫と破壊に対して、ひるまずに敢然と立ち向かいます…カメラという武器をもって。『週刊金曜日』(№1509 25.2.21)掲載のインタビューで彼はこう言っています。 占領の暴力に対して、カメラはパレスチナ人が持てる唯一の武器です。(p.20~1) また先述の監督声明で、四人はこう言っていました。 私たちができることは、叫び声をあげることだけです。 イスラエル兵と入植者の非法かつ非人間的な行為を記録し、"叫び"として世界に発信し、助けをもとめる。 イスラエル軍がやってくると、バーセルはカメラを持って、その蛮行を記録するために飛び出していきます。「撮るな」「逮捕するぞ」とくってかかる兵士、それを至近距離で撮影するバーセル。スマートフォンとハンディカメラで撮っているので、手振れも激しいのですがかえって迫真の画像として迫ってきます。まるで自分がその場にいて、兵士に脅かされているような気持ちになります。 あるシーンでは、武器を持った入植者に抗議した従兄弟のザッカリーヤ・アドラー突然撃たれてしまいます。プログラムに載っていたバーセルの話によると、その日は検問が閉められていたので救急車を呼べず、タオルで止血をしながら友人の車でクリニックに運んだそうです。警察に訴えるために、体をひきずったザッカリーヤと共に署へと行くと、警察は「どうせお前が(入植者に)石を投げたんだろう」と言いがかりをつけられ、バーセルが取り調べを受け、最後には1000シェケル(約44000円)払えば解放してくれると言われ、払わざるをえなかったそうです。 絶望的な状況に項垂れ落ち込むバーセル、彼に寄り添うように励まし、話しを聞き、撮影に協力するユダヤ人のユヴァル・アブラハーム。この映画における、ほんの僅かな、でも確固とした救いであり希望です。 イスラエル兵と入植者によるアパルトヘイト、それに押し潰されながらも抗うパレスチナの人びと、ヨルダン川西岸とガザで今起きていることをリアルに伝え感じさせ考えさせてくれる必見の映画です。微力な私ですが、決してこのことを忘れず関心を持ち続けたいと思います。 そして監督のもう一つのメッセージが、こうした事態に無関心で、手を拱き、傍観している世界への憤怒です。人権は、正義は、なぜここにはないのか、責任は感じないのか、と。その一員として深く恥じ入るとともに、「自由」だの「民主主義」だの「法治」だの、偉そうなことをぬかしている各国の首脳への怒りを共有したいと思います。 最後に。土地を奪い家や学校を壊し井戸を埋める、そうした非人間的な行為を、なぜイスラエル兵や入植者たちは平然とできるのでしょうか。『ガザに地下鉄が走る日』(岡真理 みすず書房)の中で、人間性という言葉が意味するものとは何ですかと問われたムハンマド・マンスール医師は、「他者の痛みを知る力です」と答えます。なぜ彼らは人間性を喪失してしまったのか? 命令への無批判な服従なのか、同調圧力なのか、差別意識なのか、憎悪なのか。自分が人間性を喪失しないためにも考え続けていきたいと思います。 追記です。本作は2024年ベルリン国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞と観客賞を受賞しましたが、その時のスピーチがプログラムに載っていたのでぜひ紹介します。 バーセル・アドラー そしてこのスピーチに対するドイツの政治家の反応についても紹介されていました。 イスラエル・パレスチナをめぐるドイツのジレンマ 熊谷徹 在独ジャーナリスト なぜドイツ政府は、イスラエルへの批判を過剰に厳しく非難するのか。そしてそもそも10月7日にハマスが行った行為は「テロ」と呼べるのか。またあらためて述べたいと思います。 追記です。祝 アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞
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by sabasaba13
| 2025-03-04 08:03
| 映画
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金地院の前を通り過ぎ、南禅寺に到着。 ![]() ここで待機していたガイドさんから周辺の観光案内を伺いました。解説は熱いけれどもくどく、長時間立ちっぱなしで話を聞かされるのは苦痛でした。再考を要しますね。ただ二時間の自由時間をくれたのは嬉しいかぎりです。I want free ! はい、解散。まずは南禅寺の境内を散策して紅葉を愛でました。 ![]() そして無鄰菴へ。公式サイトから引用します。 無鄰菴は、明治27年(1894)~29(1896)年に造営された明治・大正時代の政治家山縣有朋の別荘です。 すぐ近くにあるのが「瓢亭」、ここの朝粥定食は美味しいですよ。特にゆで卵は逸品です。「アルバイトさん募集」という貼り紙がありましたが、アルバイトに「さん」をつけるのがいかにも京都っぽいですね。でも何故「お座敷係さん」としないのだろう、微妙なヒエラルキーがあるのかな。
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by sabasaba13
| 2025-03-03 08:26
| 京都
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自己紹介
東京在住。旅行と本と音楽とテニスと古い学校と灯台と近代化遺産と棚田と鯖と猫と火の見櫓と巨木を愛す。俳号は邪想庵。
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