縄をなうように
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おのぼり日記’24 最終日

’24おのぼり日記です。
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最終日のメニュー
・コインロッカーやぁい
・夕方まで、もう一度
 ・和田倉
 ・布屋 
 ・科博
 
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お宿を後に、東京駅へやって来ました。
最終日の今日は、予定の新幹線の夕刻まで、手元の荷物を預けたい。
が、平日と言うのにさすが数多集る東京駅、やっとの思いで丸の内出口近くに
空きを見つけました。

身軽になって向ったのは、皇居のそば。
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駅にも沢山スタバはあるけれど、荷物が軽くなったついでにもう一度やって来たかった和田倉噴水店。
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特に予定がない午前中と言うのは贅沢ですね。
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スタバにも、いち早い桜の季節がやって来て、今期初の桜フラペチーノでうきうき。
午前中一杯、皇居を向こうにザ・東京を満喫しました。

さて、腰を上げたら後は、やり残しを拾い集めます
まずは、布屋街で買いそびれの針だの糸だの、そしてここに行けば何がしか楽しめる上野へ。
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科博で常設をうろうろ、又してもシアターで目が回りそうになって、お約束のグッズを
物色して。
そんなこんなで満足してしまったので、予定より早い時間で帰って来ました。
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ここで、お土産開陳。
やっぱり科博が面白かった。
お水やお湯を注げば、の宇宙おにぎり。
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ガリレオ温度計。
パラフィンの中に浮かぶ色とりどりの球体。
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空気の膨張と収縮を利用した温度計だそうで、測定範囲が決まっていて、この場合最低温度が
18℃、上が24℃と、とっても狭いですし、精度はまぁ・・。^^;
暑ければ沈み、寒ければ浮かぶとかで、今はひしめいて浮かんでいるのがご愛嬌ですね。

まぁインテリアですが、かのガリレオ氏の考案と言う事で、孫sが興味を持ってくれれば大成功。
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シーラカンス・・っぽい!
さすが科博監修、結構リアルです。
但し、腹びれが邪魔で使い勝手は今ひとつですね。
別に、シーラカンスが悪いんじゃなくて、魚類一般がきっとね〜。
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これも良くできたイラストですよ。^^

さて、これにて覚書完遂、時は啓蟄、私は春眠へと。
又何かで浮上する時まで失礼します。
ご一緒下さってありがとうございました!

# by so249 | 2024-03-06 10:17 | | Comments(6)

おのぼり日記’24 3日目④“皇室のみやび”展

’24おのぼり日記です
おのぼり日記’24 3日目④“皇室のみやび”展_a0381569_19231354.jpg
本日のメニュー
・築地本願寺にお参り
・おぉ、ここが築地場外市場ですか
・神社だってあります
・お弁当持って皇居にGO
・尚蔵館で皇室のみやびを観る

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皇居三の丸尚蔵(大切に保管する意)館、開館記念展。
6月までを四期に分けての第二期目。
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愛らしい瑪瑙 めのう の金魚(明治時代)
しかしそこは皇室に伝わった御物なだけに、どれもが精緻だったりどこまでも美しくて、惚れ惚れと
その場を離れるのが難しい逸品揃い。
携帯の鉛筆。
まぁ、鉛筆が容れ物に合わせて(?)楕円です。
皇后お妃方の宝飾品。
銀製の花瓶、彫られているのはただ一つの漢字なんですが、何だかお分かりになるでしょうか。
明治天皇皇后の、銀婚のお祝いに“寿”の字が百散りばめられているそうです。
彫る技術や鋳物の技術は勿論、いにしえの中国からでしょうか、百の字体を抽出する、そこも凄い。
皇室に求められる事で、新たな御物や技術が生まれ、そして次代へと伝わって行きます。
蘭陵王置物 海野勝みん(王偏に民)
私的には、この高さ僅か33cmの蘭陵王に釘付けでした。
舞楽の一演目で、勇壮な独り舞いの一場面を切り取った置物。
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後ろの垂れのたわんだ質感や裲襠(貫頭衣)の毛縁(縁取る毛)の絹の質感など、革でも
陶器でもなく、驚く無かれ、何と金属で表現しているのです。
おのぼり日記’24 3日目④“皇室のみやび”展_a0381569_21173900.jpg
面を取り外したお顔は、なるほど瓜実のきれいなご尊顔ですね。
確か余りに美しい顔なので、戦意を煽る為に面で覆って出陣するのが常だった蘭陵王伝説でしたっけ。

面と言い、収納する面箱もまた丁寧な造りで、こういったミニチュア的なところにとことん技を注ぐ、
日本らしい細やかな拘りが、心捉えて離しません。

その昔、雅楽の端くれでこの陵王(雅楽では“陵王”)の伴奏をさせて頂きましたが、曲が進むに連れ
気持ちが高揚して行き、全曲30分を終えると気持ち良く、くたくたになったのを思い出しました。
像の周りを、頭の中を流れる陵王の音楽と共に経巡ったひとときでした。

締めくくりに。
横山大観 日出処日本 ひいづるところ にほん  234,3×448,6
紀元2.600年のお祝いに、昭和天皇へと作者から献上されました。

生涯に2000点近くも描かれたと言う富士山、その最大級の大きさとか。
色の対比がきっぱり迷いが無くて、実寸の大きさもあってとても雄大な気持ちにさせて頂きました。

おのぼり日記、次回でお終いです。

# by so249 | 2024-03-05 09:36 | | Comments(2)

おのぼり日記’24 3日目③東御苑

’24おのぼり日記です。

本日のメニュー
・築地本願寺にお参り
・おぉ、ここが築地場外市場ですか
・神社だってあります
・お弁当持って皇居にGO
・尚蔵館で皇室のみやびを観る

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皇居巽櫓の見える場所のスタバで、例に拠ってコーヒー調達しまして。

東京駅から皇居へと拡がる丸の内一帯は、かつて浅瀬を埋め立てた水路巡る大名屋敷ひしめく辺り。
その昔浅瀬の海や湿地が、江戸城築城の際に出た土で以って埋め立てて、やがてはお武家用の土地に。
現在その跡地が、緑地だったり道路だったり、勿論ビルも建ち。

どこまでも計算された造りにせよ大らか伸びやかで、好きな東京の一つです。
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さて大手門、やって来たのは2年振りでしょうか、この奥に東御苑が広がります。
入り口の荷物検査はお約束ですがいたって和やか。
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入ってすぐの尚蔵館の“みやび”展を後ほど拝見する事にして、更に先へ。
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ゆるい斜道を上がると、一気に開けるそこには向こうに、かつての江戸城天守跡。

芝生やベンチでピクニックランチをされている、オフィスの合間の男性や、子供さん連れのお母さん、
こんな広々と手入れの行き届いた東御苑が、定休日はあるもののありがたくも無料です。
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遮るもののない広大な土地で日当たり良好のせいか、桜など花木が生き生き。
富士見多聞へやって来ました。
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聞き慣れぬ多聞とは。
平時には武器庫だったり、文書庫や女中の住居などの用途とか。
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襖のあった形跡があって、大奥のお女中の住居だったかも、とは以前ガイドさんの仰せでした。
位置はここ。
なるほど、ご奉公する「中奥」がそばですね。

江戸城に限らず、多くのお城が防御の為に外縁に長屋状の施設を置いたそうです。
睨みを利かせる場所に。

更に下って「表向」の辺り、その昔のいわゆる殿中で、畏れ多くもお昼にします。
いつ振りなのか、ちゃんとお鮨。笑
路行くガイジンさんに覗き込まれながらも嬉々として頂きます、分けてあげなくてゴメンネ。
いやぁ美味しかったな!
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消失してしまった天守のミニチュアを拝見して、本日のメインイベントへ向います。

続く。

# by so249 | 2024-03-04 10:26 | | Comments(0)

おのぼり日記’24 3日目②築地にはお宮さんも

おのぼり日記’24 3日目②築地にはお宮さんも_a0381569_18414105.jpg
本日のメニュー
・築地本願寺にお参り
・おぉ、ここが築地場外市場ですか
・神社だってあります
・お弁当持って皇居にGO、の前に
・尚蔵館で宮廷のみやびを観る

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築地場外を行く。

余りの人の多さに食べ歩き(と言うか、ルールで食べ歩いちゃいけないらしい)とか即刻諦めて、
人の居ない方居ない方へと行く内にたまたま出くわしたお店。
画像の女将さんと話す内に、この時間なら¥1.000お安くできるけどいかがですか?と。
持ち帰りを握って頂くのに15分、その間に近くの神社へお参りする事にしました。
波除神社、伊勢外宮と同じ唯一神明造りの社殿が格調高し。
波よけの名前の通り、この辺り一帯を造築する際に最も困難を極めた激しい波を治めた謂れのある
ご神体(稲荷大神)を祀るお宮さんだそうです。
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そう広くも無い境内ですが、活け魚塚、海老塚に卵塚など魚やお鮨にまつわる塚が林立して、
地域のお商売の振興を見守っておられます。
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戻りすがら煮干にロックオン、ほぉ~ランクがあるの?
試食させて頂いたんですけど、Aはすっきり上品で、Cはもっとエグ味がある分力強い感じ。
で、それぞれ購入決定。
しばらくは、おみおつけだけは贅沢できて嬉しいです。

そう言えば以前、料理番組で頭やワタを取らずにそのまま一緒に煮込んでいるのを見て、え?と
思ったんですが、このAのような上等な煮干だったからかしら。
これなら苦味一つ無くて美味しく仕上がりそうです。
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でも、ここって鰹節屋さんだったのね、帰って画像見るまで気付かなかったわ。

さて「マグロの色が変わるので、なるべく早く召し上がれ。」と女将さんに見送られて表通りへ。
丁度やって来たバスに飛び乗り、築地とはお分かれ。

感じの良い女将さんだったな。

続く。

# by so249 | 2024-03-03 10:17 | | Comments(0)

おのぼり日記’24 3日目①築地の前に本願寺

’24おのぼり日記です。
おのぼり日記’24 3日目①築地の前に本願寺_a0381569_23583975.jpg
本日のメニュー
・築地本願寺にお参り
・おぉ、ここが築地ですか
・神社だってあります
・お弁当持って皇居にGO、の前に
・尚蔵館で宮廷のみやびを観る

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お寺さんなのに何で、この姿?
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築地西御堂(西本願寺)之図。
初め浅草に在った時に大火で焼け、現在の築地に移った時点ではよくあるお寺さんのお堂の姿ですね。
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因みに“築地”は字の通り土地を築くとあって、海を埋め立てた土地ですが、埋め立てたのは誰在ろう
本願寺の信徒達であったとの事、今から訪ねようとしている築地場外の辺りは、その昔50余りの
お寺さんが林立していたのだそうで、もともと本願寺あっての築地なんですね。

更に震災等で焼けた後、昭和に入って建築家、伊藤忠太によってシルクロードからの流れを汲んだ
伽藍を創ったのだそうです。
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仏さん(仏陀)のご出身がインドだと辿れば、こうしたインドの風情はちっともおかしくないんですね。
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内陣は、普通にお寺さん。
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ご本尊は、聖徳太子の御作と伝わっているそうです。
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お東さんもそうでしたが、ここお西さんもご朱印がありません。
確かに写経をしませんね。
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’24年2月のお言葉を綴った散華を頂きました。

時には親子だったり兄弟だったりと、関係を変えて生まれ変わる中で今の私が存在している、と。
今すれ違った人が、過去あるいは未来にご縁が繋がっているかもしれない、そう考えれば接し方が
大きく変わりませんか?と問いかけています。
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清らかな本願寺を出れば、ここぞ俗世、私にぴったり~。

続きます。

# by so249 | 2024-03-02 09:00 | | Comments(0)