ダンボーの北海道お散歩旅。2020年の12月に立ち寄ってみたのは室蘭市のシャンシャン共和国。シャンシャン共和国の片隅で建国35年を記念して作られていたイルミネーションを眺めに(2020年の開催なので、2021年はやってないようです)。
室蘭市の賑わいの中心、中島町。
かつては繁華街と言えば中央町だったけれど、丸井が中島町へと移転し、市内の工場では新日鉄(当時)の景気だけが良かった頃、いつのまにか中島町が繁華街の一番手になっていた。
そんな中島町の一角に建国されたシャンシャン共和国。2020年の12月、建国35周年を記念して、広場の一角で灯っていたイルミネーション。
室蘭市の中に昭和の終わりごろ、昭和60年に作られた、シャンシャン共和国。「なんのこっちゃ」と思う人も多そうだけれども。
シャンシャン共和国は、地域を愛する商店主が遊び心をもってつくりあげた、日本で初めての「パロディ商店街」。
シャンシャン通りに面した商店街が中心となって建国(?)。毎年のように建国祭も行われ、今も忘れられることなく続いている。
たぶんだけど。中島町そして東町に長崎屋に続いて丸井、桐屋という大型デパートができ、商店街に危機が訪れたときに、活性化のアイディアのひとつとして生まれたんじゃないかなって思う。
おそいなあ
新しいお店ができることもあるけれど、全体としては年を重ねるごとに、商店街のお店も減っていそうな気がするシャンシャン通り。
そろそろかえる?
長さ360mほどの商店街ではあるけれど、始まりからして、何かを生み出そうという気持ちがあふれていそうで、その存在自体が好きだったりする。
こんなイルミネーションを開く気持ちも、なんだかうれしくなった2020年の12月。
シャンシャン共和国。もう過去のもので忘れ去られていると思っていた時期もあったけれど、決してそんなことなかった。
【場所】
【室蘭市 シャンシャン共和国イルミネーション】
【訪問日:2020.12.20】