2020-01-01から1年間の記事一覧 - 准胝院のブログ

准胝院のブログ

八王子市で准胝仏母を本尊とする天台寺門宗祈願寺院「准胝院」のブログです。准胝仏母祈願、不動明王祈願、人型加持(当病平癒)、先祖供養(光明供)、願いを叶える祈願(多羅菩薩)、荼枳尼天尊(稲荷)の増益祈願等

2020-01-01から1年間の記事一覧

准胝信者向けのお経

我が家の本堂の中央には光背を入れれば1.2mもある准胝仏母さまがご本尊として鎮座されています。 「なぜ准胝仏母なの?」 ということをよく聞かれます。 ただ自分で思い返しても「これだ!」というきっかけというのは思い出せないんです。自分のことなのにこ…

人が変わるタイミング

私事。 私には3人の息子がいるのですが、一人は社会人。もう二人は双子で大学に通っています。 一人(次男)はある資格をとるために大学院に行くことが決まっています。 もう一人の三男は某国立理系の3年ですが、大学院にはいかず「就職」を希望していました…

神仏絵師のご紹介

先の記事で紹介した「倶利伽羅龍王」の絵画につきまして、許可を頂きましたので作者さまの紹介をしたいと思います。 ryona.hatenadiary.jp その作者さまの工房のサイトリンクがこちら(↓) yosuga-vawatthu.com 後になって作者さまのプロフィールを見て驚い…

感情が豊かな人は幸せ

「欧米人は感情が豊かである」 「日本人は感情を表に出さないのが美徳である」 そんな話は皆さんもよく聞くと思います。 そしてこの違いの背後にあるのが「人目を気にする」というファクターだと思う。 屁理屈を言えば「感情」と「行動(表情も含む)」は本…

「廻り明神(まわりみょうじん)」という信仰

「廻り明神(まわりみょうじん)」という信仰を聞いたことありますか? 私はたまたまNHKの番組「新日本風土記」で紹介されている映像をみて知りました。 ※新日本風土記番組リンク www.nhk.jp 「廻り明神(まわりみょうじん)」番組アーカイブリンク www2.nhk.or.…

倶利伽羅龍王の絵画

ある方が、倶利伽羅龍王の絵画を描いてくださいました。 しかも、以前に私の護摩加行中に「おでまし」になった倶利伽羅龍王の写真を元にし、しかも写真の龍王さまの「輪郭」通りになぞって輪郭を合わせて描いてくれています。 この方はとても信仰のある方で…

雪の中で1時間(泣)

https://weathernews.jp/s/topics/202012/170145/仙台での大雪はホント久々。私はバス通勤なんだか、途中の乗り換え地点で「雪によるバス遅延」により雪中&寒中で1時間も待たされた。冗談抜きで、寒さで気絶するかと思った……檸檬も初めての雪に興味津々💚

先祖供養とペット供養

NHKの割と好きな番組に「ドキュメント72時間」がある。ある街角の場所で3日間。その場所を訪れた人のインタビューをただ聞くといういたってシンプルな構成の番組。 私が感じるこの番組のポイントは「訳あり」の人のインタビューをおそらく選んで放送している…

今日も猫に癒やされた

おかえりなさいパパ 眠いニヤ今日も猫に癒やされた……記事が参考になったらクリック↓お願いします!にほんブログ村

古き良き日本の伝統行事

反社会を肯定することはできません。 しかしこの動画を見て思うことがいろいろありました。 「古き良き日本の伝統行事」が一番よく残っているのが反社会という話 youtu.be 反社会の「修行の話」 youtu.be 記事が参考になったら クリック↓お願いします! にほ…

メーテルというアニマ

私は過去の記事で「ユング心理学」の影響を受けていることを公言していましたが、今日はそのユング心理学で重要な概念である「アーキタイプ」の話をしようと思います。 ……と言っても「堅苦しい」話は一切なしで、ただのアニメ解説記事だったりもしますので気…

「泰山府君の祭」と「焔摩天供」

安倍晴明が大好きな番組「英雄たちの選択」で特集された。 www.nhk.jp この番組は、その時の「世相」を反映させてテーマを決めることが多い。今のこのコロナ渦にあっては、以前に大正時代の「スペイン風邪流行にどう戦ったか」というテーマをやったこともあ…

私は時にご本尊に泣き言を言います

「今日は何をやってもダメだな」「今日はついていないな」 と思う日がある。行動全てが裏目にでる。 でもこの時、注意しなければならないのはダメな理由が「時のせい」ではないということ。「ダメ結果」を起こしているのはほかの誰でもなく「自分」であるこ…

大河ドラマにみる『比叡山と三井寺』

大河ドラマ「麒麟がくる」見てますか? www.nhk.or.jp 面白いですね。 もうかなり佳境に入ってきてます。 このドラマは明智光秀視点ということもあり、従来の戦国ドラマではなかなかスポットがあたらない人々が「中心人物」として多く登場して、なおかつ従来…

輪廻と永劫回帰

前回に引き続きYotubeの「お気に入りチャンネル」の紹介です。 「アバタロー」チャンネルです。 www.youtube.com 洋の東西を問わずいろんな偉人や、その著書をインスタントにとても分かりやすく解説してくれるのでお勧めです。 特に仏教徒だと、どうやっても…

分析力強化のすすめ!?

ここ数日、体調が悪くブログ更新が滞ってしまいました。今日も仕事を休んでおりますがいくらか具合がいいので更新したいと思います。 前回、前々回の記事では「丹田」に関する話題をかなり突っ込んでしたのですが、もう一話ほどで完結予定です。しかしながら…

丹田とは?②「気を丹田に沈める」ために必要な事

丹田シリーズを「気」という話題であらためて書こうと思ったのだが、これを書くに当たって読者との「共通了解」が必要になってきます。 それは「気」をいうものの存在をどう捉えるか?という問題です。 「気」という言葉ほど、便利な言葉はなく先日も話題に…

丹田とは!?その①~日本武道と禅の関係!?~

「丹田」という言葉をご存知だろうか? ja.wikipedia.org 私の人生においてはこの「丹田」という言葉は、非常になじみのある言葉だったりする。 一つは「武道・武術」においてこの「丹田」という言葉が多用されるから。 もう一つは「禅」「瞑想」と言った行…

井上靖『補陀落渡海記』読んだ!(ネタバレあり)

先の記事で宣言した通り?井上靖の小説『補陀落渡海記』読みました。 とても短い短編でしたが、とても考えさせられる奥の深い作品でした。 この作品のポイントはスバリ!「自己認識」と「他者認識」との乖離だと思いました。 そう言っても「はあ?」という感…

石塔の梵字

昨日に記事にした石神山精神社の境内にあった石塔です。 昔は石仏に興味を示しても「梵字」で書かれた石塔に目が行くことはなかったのですが、さすがに密教の修行をするようになってこうした石塔にも目が留まるようになった。 向かって右上に「太陽」左上に…

万年も祀られる聖地

本山の修験修行に参加すると、毎回サポートに入ってくれるAさんという不思議な方がいる。「不思議な」と形容するのは大変失礼だとも思うのだが、私にとっては「いろいろ凄すぎて不思議だ」という極めてポジティブな意味です。 例えば自転車だけで世界一周を…

補陀落渡海と即身仏

先に「熊野へ参詣した」という記事を書きました。 ryona.hatenadiary.jp この時に、かみさんが「どうしても立ち寄りたい」と主張したところに「補陀落山寺」がありました。 ja.wikipedia.org 少し前の記事「鑑真和上」の中で、かみさんは井上靖の「天平の甍…

動画による発信力を考える

TVを「干された」人がYoutubeで活躍しているという認識が一時期はあった気がしたが、今ではその逆転現象が起きているんですね。 Youtubeの登録者数、再生数を増やすためにTVを使う。つまりTVに出ることは単なる「宣伝」であってそこが主戦場ではないというこ…

感情に巻き込まれないための『檀拏幢』

先日の記事で「鎌倉の仏像写真集」が沢山押し入れから出てきたという記事を書きました。前回は「当時好きだったお像」をピックアップしてご紹介しましたが、今回は「当時全く興味がなかったお像」だけど「今回(今現在)めちゃくちゃ気になったお像」を一つ…

「何も出来ない」なんて幻想を捨てる

「ゼロか百か」 若かったころ(実は私にもあったんですよ?若いころが……)、時に万能感で「俺ってすごい!」と思っていたかと思うと、ちょっとしたことで「俺って何をやってもだめだ」とどん底まで落ち込む。 そんなことがよくあった。 つまり心の振り子が端…

繰り返しに「何か」が宿る

途方もない繰り返しで目に見えない「何か」が宿る。 これは私が大学時代に中国武術の型をひたすら繰り返していた時に「感じた」こと。 私はご承知の通り?武道・格闘技が好きなので、YouTubeでもボクシングの井上尚弥選手だとか、キックボクシングの那須川天…

鎌倉の美しい仏像たち~少年の初恋!?

今日、押入れを整理していたら、仏像マニアだったころ(今もか!?)、夢中に買いそろえた鎌倉の仏像写真集が沢山出てきた。 「なぜこれほどまでに鎌倉の仏像ばかり!?」 と思われる思うが、もちろん理由はある。 実家は埼玉県。仏像が好きになった小学生時…

猫に学ぶ「よい環境となれ」という話

同い歳の二人。白猫の「みいこ」と、三毛猫の「檸檬」 「きっと檸檬の方がストレス多くて早死にしちゃうよね」 この子達の行動を見ていて、よくかみさんがそんなことを言う。 「檸檬はストレスが多いから」 檸檬は未だに「抱っこ」をさせてくれません。むり…

「蛇と龍」談義

同期の兄弟弟子とは、毎月一度の例祭では概ね顔を合わせるので色々情報交換をする。 みな「個性的」なメンバーが多く、それぞれ「得意不得意」も違うので、この情報交換の場は色々と勉強になる。 つい先日の例祭では、ある同期メンバーが多頭の蛇のお像をお…

なぜ密教を選択したのか?

なぜ密教の修行をすることを選択したのか? 私や周りにいる上座の方、同期の兄弟弟子と話してみても、その答えは決して同じではなくその思いは「いろいろ」であることが分かる。 私は場合どうだったのか?という事に関して割とはっきりしている。 それは「そ…