玄関の木製ドアもそうだったけれど、室内の木製ドアも木目が鮮やかです。
こちら、宮大工の職人たちが、ペンキを塗る時に、木目の模様を描くように塗り分けたものだそうです。
「木目彩色」という技法、ここまで綺麗に残っている所は、珍しいのだそう。
2Fは、田中家の住居としても使われていた和室。
戦争の際、山梨に疎開してきた宮家の従者もこちらの和室を使われていたそうです。

明治の洋風建築で見られる白い取っ手も好きなんです。

ベランダの手摺の文様も見事でした。
窓は、電車などで使われていた上下開閉式です。
2Fのもうひとつの和室です。
1Fへ戻って・・・・
1Fには、建物のとともに田中家から寄贈された昔の品々がいっぱいです。
こちらのラジオ、玉音放送を聴いたものだそう・・・。
昭和天皇の結婚の時のものでしょうか・・・
昔のハンコや
昔のパズル・・・。
緑のパズル、欲しくなりました。
古銭などもありました。
年代物の黒電話も・・・
家具なども、布地は張り替えられているそうですが、当時のものだそうです。
今は、地元のボランティアの協力を得て、運営されている博物館。
麦茶も出してくれて、昔の貴重な話を聞くことができました。
砂漆喰を石積み風に創られた疑洋風建築。当時の宮大工の技術の粋を集めて創られたものだそうです。
家の周りの柵、「田中」の文字があしらわれています。
こちらの素敵な明治の建物、無料で公開されています。
素敵な所でした。
つづく・・・。
最後の門も、上と下に「田」「中」の文字が面白いですね。
パズル、現在でも「タングラム」と名付け売られていますよ。
それにしても、素敵な建物ですね~!
木目彩色、木を大切にしてきた宮大工の意地と遊び心でできたのだとか・・・。
ここまで綺麗に残っているのは、珍しいのだそうです。
僕も、初めて見ました。
駅で貰った観光mapに載っていたので、外観だけかなと思いつつ、寄ってみたら中も自由に見れるとのことで、思わぬ収穫でした。