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「トワイライト〜初恋〜」短評
 「ニュームーン/トワイライト・サーガ」短評
 「トワイライトⅢ」（上・下）短評 *1
府中TOHOシネマズにて字幕版で鑑賞。字幕版を上映してくれた府中TOHOシネマズ様にはこの場を借りて御礼申し上げます。ホント、ありがとうございました＞＜*2
※以下ネタバレあります！

冒頭の「トワイライト〜初恋〜」、「ニュームーン」ダイジェスト映像メモ

草食ヴァンパイア一家って・・・なんか文字通り草食んでるみたいだからやめてｗでも、「草食系ヴァンパイア」もアレですな・・・
なんか「ベラの血が超美味そうだからヴォルトゥーリも狙ってる」みたいな感じになっちゃってる・・・そこはベラの「吸血鬼の特殊能力無効化」に触れようよ！
ここで聞けるエドワードとベラの短い台詞が、例の吹替え版なんですかねーｗ

本編「エクリプス/トワイライト・サーガ」雑感

冒頭からＳＮＴ*3！ｗやめろ俺をニヤ殺す気かーーーーーーーーｗｗｗｗ
もーお花畑でイチャイチャイチャイチャしやがってー！いいぞもっとやれ！
なにぶん前作「ニュームーン」が極端にニヤニヤ成分の少ない構成だったので、これはもう製作陣からの「さあ！足りなかったニヤニヤ分をここで補ってくれたまえ！ハハハそう焦らなくても大丈夫だ。最後にもキチンと用意してあるからネ☆」という粋な計らいに違いなく、もう存分にニヤニヤしましたとも！やー、緩んだね！緩んだ緩んだ！
　　
そして、原作の短評でオミット懸念してた『ロザリーやジャスパーの過去、キラユーテの伝説』の全てがしっかり再現されてたのに感激しました！
ロザリーやジャスパーの過去話、「せめて話だけでも出てきて〜」とか思ってたのに、話どころか、ちゃんと過去のシーンが描かれていて躍り上がりそうでしたよｗ
ロザリー・ファンはねー、もうね、必見ですよ？
ロザリー、というかニッキー・リードはカレン家の中で一番報われない役どころだったじゃないですか。今までは不機嫌にツンケンするだけでさして展開にも絡まないし、カメラもまずエドワードにフォーカスするから、「絶世の美女」って描き方もされなかったし。
しかし、本作のニッキー・リードは一味違いましたよ！正直、初めてロザリーを「美人」だと思いましたもん！
ようやっと芝居らしい芝居が出来てる独壇場にニッキー・リードも張り切ったんだろうなぁ。
昔語りの時の様々な表情とか、正直見惚れましたよ。人間だった頃の無邪気な表情との残酷な対比とかも実に効果的で、そして復讐の最後に魅せる凄惨な笑顔！
おそらく10分にも満たないシーンなのだけど、ロザリーが全部持ってった！って感じです。
「ブレイキング・ドーン」でのロザリーの役割を考えると、このシーンは大きいですよね！なんかもう今からワクワクしてしょうがないんですけどｗ
彼女が脚本＆出演した「サーティーン」観たくなりましたよ〜。
　
そしてお次はジャスパー！
軍人らしい立ち振る舞いとかたまらんですねぇ・・・南軍の将校って過去設定が全然嘘臭くない！ここにきてカレン家の面々の演技力が一段ＵＰした感じで、ホント目が離せなかった・・・てか超イケメンだよね、ジャクソン・ラスボーン。ロブとはまた違った硬質の美形とでもいいますか・・・
彼の過去も「語り」で済ませられると思ってたので、もー本当に嬉しかった！
こうなうと、前作、前々作でオミットされたアリスとカーライルの過去も映像で観たいですねぇ・・・あとロザリーとエメットの出会いとかも。
　　　
そして、キラユーテの伝承までもが映像化！
ここにも学芸会的な安っぽさはなくて、配役・美術・撮影共に、太古のネイティブ・アメリカンとして説得力のある仕上がり。立派になったなぁ・・・トワイライト・・・（感涙）
リアとセスもちゃんと描かれててホっとしましたね。「ブレイキング・ドーン」での活躍を考えればオミットされるはずないんだけど、彼らは「ニュームーン」でオミットされた実績があるものだから＾＾；
リアもセスもイメージどおり！キャスティング巧いわー、本当に♪
　　　　
あと、誰もがスクリーンで観たかった『チャーリーの性教育』（笑）
これ、原作では序盤にあるシーンなので、半ば諦めつつ観ていたんだけど、後半に見事挿入されていて吃驚するやら喜ぶやらｗ
前作でオミットされた『すっかりチャーリーを懐柔したアリス』の描写が補完され、『マイク達と打ち解けているカレン家面々』までもが描かれていて、もうこんだけで大満足ですよ！
いや〜、メリッサ・ローゼンバーグ！あんた偉い！単に駆け足にストーリーをなぞるだけじゃなく、解体した上でちゃんと再構成しているんだから。本当に原作を読み込んでいるんだなぁ・・・これを毎年ペースでやってるんですからね！TVドラマ「デクスター」の製作総指揮兼脚本家をやりながら！・・・ホント凄いや・・・
話をチャーリーに戻して（笑）、ベラの卒業式のシーン。ほんの一瞬なんだけど、涙ぐみつつ拍手するビリー・バークの芝居が芸細なんですよ。本当に一瞬なんだけど、チャーリーのキャラクターを体現していて、やっぱこの人大好きですｗ
レネもいいよねー。今回はワンシーンだけの出番ですが、とても印象深い。本当に本作の役者さん達の演技は「一瞬に全力投球」って感じでマジ目が離せない。
　　　
しかし、こうして見ると、一番ワリ喰ったのは、実はエドワードとジェイコブとベラですよねｗ
多分1番削られたのが3人のシーンなんじゃないかと。
特に、エドワードの前作でベラを失いかけたことに対する後悔と、ベラがエドワードに「捨てられた」期間の苦悩は、原作に比べて幾分軽くなってしまっていて、ひいては彼ら3人の三角関係の「特別さ」も薄まってしまっているんですよね。
いちファンとしては、是非ともここらへんの部分は原作を読んで補強してもらいたいものです。例えば、もしこの「エクリプス」が初トワイライトで、冒頭のダイジェストでしか前情報がないとしたら、山でのベラのキスは「なにこの二股女は？」になると思うんですよ。でもね、違うんじゃよ・・・そこは、せめて前2作を見なきゃわからないし、100％理解するには原作読むことが必要なんじゃよ・・・*4
　　
あと、やはりヴィクトリア・・・やっぱキャラかわっちゃってるかなー。
ビッチっぽさが圧倒的に足りないｗこれはブライス・ダラス・ハワードの演技力がレイチェル・レフィブレより劣っているとかそういう話ではなくって、実際最後の凄惨な表情とかさすがって感じなのだけど、やはりブライスって悪女顔じゃないんですよね。こればっかりは仕方がないかなぁ。
仕方がない、といえば、トワイライト・サーガ恒例「主人公たちに止めようがない悲惨な死」担当、ブリー。
演じるは「サイレントヒル」の2役が印象的だったジョデル・フェルランド！・・・うっわ勿体無い使い方ｗえーと・・・あんまりにも勿体無いので、番外編で「哀しき新生者」やりません？＾＾；
新生者ライリー役のハヴィエル・サミュエルも頑張っていたなぁ。ちょいとキアヌっぽい感じしませんでした？セスにガブガブされて引き摺られていくとことか萌えたよねぇ〜？
　　　　　
さて、アクション・シーンでは、監督デヴィッド・スレイド大活躍！
原作ではベラ視点なので、最後のヴィクトリアとの闘いくらいしか描写されないんですが、映画では、トワイライターの女子に連れて来られるカレシ対策として、アクションシーンを完全映像化！
エメットとポールのニヤミスも見れるし、最後のカレン家、キラユーテ族、新生者の決戦もバッチリ見れます！
いや〜、デヴィッド・スレイドったら、『この映画の吸血鬼は石膏像のように砕けて血は出ない』からって好き勝手やりましたねｗ
ここまで主人公側が人体破壊の限りを尽くす映画もめったに見れないですよ！ｗ
もー、首を捥ぐは、腕引き千切るは、血は一滴も出ないけど結構な切り株度ｗ
温厚なカーライルとエズミが連携して新生者の首へし折るシーンはちょっとショックだったり＾＾；
あれですね。コーエーは「トワイライト無双」を出せばいいと思うよ！*5
江戸、セス、ヴィクトリア、ライリーの闘いも凄かった。特にエドワードVSヴィクトリアの決戦は、ぶっちゃけ同じくスレイド監督の「30デイズ・ナイト」のラストの決闘を上回ってたと思いますよ。私見ですが＾＾；
アクション方面はあまり期待していなかっただけに、デヴィッド・スレイドにはありがとうと言いたいですｗ
　　　　　　　
さて、そろそろ締めますかねー。なんか際限ない感じなんで。
一番グっときたシーンは、実は、ビリー・ブラックが手を差し出し、カーライルと握手するとこ。なんか、ちょっと涙腺緩みました＾＾；
あと、要望としては、スタッフロールの後に、1作目みたいに猟銃の手入れをするチャーリーのカットが欲しかったですｗ
・・・あー、もう劇場で2回観ているんですが、書いていたらなんかまた観たくなってきてしまった・・・
あとねー。一度でいいから、トワイライターときゃいきゃい言いながら観てみたいよねー。周辺のリアル知人にトワイライター皆無なんで実現はどだい無理なんですけど、死ぬ前に一度くらいやってみたいなー。楽しいだろうなー。
「ブレイキング・ドーン」完結の暁には、前作一挙上映とか、どっかのシネコンあたりでやってくれませんかねー。老体に鞭打って参加しちゃうよー＾＾