きらめく石

サスペンド復帰後にパスワードが要求されるようにする(Ubuntu)

現在Zorin OSの他にUbuntu MATEを利用しているのですが、Ubuntuサスペンド復帰後に自動ログインしてしまいます。他のOSではパスワードを要求される設定だったので、設定変更を試みました。Ubuntu日本語フォーラムに似たような事例があったので、参考にして設定変更したら、復帰後にパスワードが要求されようになりました。

サスペンド復帰後にパスワードが要求されるようにする

ターミナルでmate-screensaverがインストールされているか確認をします。

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~$ dpkg -l | grep mate-screensaver

ii  mate-screensaver             1.26.2-1build2       amd64        MATE screen saver and locker
ii  mate-screensaver-common         1.26.2-1build2             all          MATE screen saver and locker (common files)
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次に「メニュー」→「各種設定」→「自動起動するアプリ」に「スクリーンセーバー」がないので、名前に「スクリーンセーバー」、コマンドに「mate-screensaver 」として追加します。


時間が経ってスクリーンセーバーが起動し、その後にサスペンドに移行した場合は、復帰後にパスワードが要求されようになりますが、手動で移行した場合、復帰後にパスワードが要求されないときがあります。Redmondデスクトップの場合、右下の電源ボタンからサスペンドに移行すると、復帰後にパスワードが要求されず、左下のメニューからサスペンドにするとパスワードが要求されるようです。

以下は参考にしたページです。
[Ubuntu日本語フォーラム]から一部を編集して引用します。

デスクトップ環境はGNOMEでよろしいですね。
gnome-screensaverがインストールされているかどうかと、それが自動的に起動されているかどうか確認してみてください。

gnome-screensaverがインストールされているかの確認
コード:
$ dpkg -l | grep gnome-screensaver

 

gnome-screensaverが自動的に起動されているかどうかの確認
「システム」→「設定」→「自動起動するアプリ」→「GNOME スクリーンセーバー」のチェックがオンになっているかどうか


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~$ dpkg -l | grep gnome-screensaver
ii  gnome-screensaver                    2.28.0-0ubuntu3.3                     
    GNOME screen saver and locker

と表示されましたので、インストールされているようです。
 で、「自動起動するアプリ」に「GNOMEスクリーンセーバー」が載って
 いませんでしたので、名前に「GMNOEスクリーンセーバー」、コマンドに
 「gnome-screensaver」として追加したところ、サスペンド後にパスワードを
 要求するようになりました。
 (以下省略)
 
インデックス » 初心者サポート » サスペンドからの復帰 (2010-02-08)

 

Ubuntu MATE 24.04の画面とテキストエディタ

古いHDDにZorinOSをインストールして使っていましたが、時々HDDから変な音がするので、故障する可能性も考えて、新しいSSDに「Ubuntu MATE(マテ)24.04.2」をインストールしてみました。

Ubuntu MATEのインストール

Ubuntu MATEのダウンロードページからubuntu-mate-24.04.2-desktop-amd64.isoをダウンロードします。
ダウンロードしたUbuntuのISOファイルとRufusを使ってライブUSBメモリを作成します。
新しいSSDを取り付けたパソコンに、ライブUSBメモリを取り付けた状態で電源を入れて、インストール作業を行いました。25分くらいでした。

 UbuntuUbuntu Japanese Teamのパッケージリポジトリを追加します。(Ubuntu 24.04 LTSの日本語Remixについて)
「MATE端末」から以下のコマンドを実行。
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$ sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/noble.sources -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.sources
$ sudo apt -U upgrade
$ sudo apt install ubuntu-defaults-ja
---------------

メニュー表記が英語の場合は、設定の「Language Support」で「地域フォーマット」の「日本語」→「システム全体に適用」をクリックして再起動すると、メニューが日本語表示になります。

デスクトップ画面

各種設定→MATE Tweak→パネルで「Redmond」を選択するとWindows風の画面になります。

デスクトップ環境MATEを選んだのは、テキストエディタのPlumaがどんなものか知りたかったというのもあります。

Plumaの画面

Plumaはgeditにツールバーのアイコンが付いた感じのものでした。Mousepadと違ってツールバーのアイコンを小さくしたり、アイコンだけの表示にする設定はないようです。「保存」ボタンがわかりやすいです。

Mousepadの画面

Mousepadのツールバーのアイコンを大きくした状態の画面です。
XubuntuやZorinOS LiteのMousepadとは少し違ったデザインです。
Windows秀丸エディタではアイコンを大きくして使っていたので、このタイプのほうが使いやすく感じます。

 

ubuntu-mate.org

linuxfan.info

 

Zorin OSに秀丸エディタをインストールする

最近はLinuxのZorinOS 17.2 Liteをインストールして使っていますが、Wineを利用してWindowsのソフトを使っている記事を見かけ、テキストエディタをインストールしてみました。インストールしたのは秀丸エディタ(Version 9.44, 64bit edition)です。

手順を簡単に書くと、ターミナルでWine(10.0)をインストールしてから、Winetricksをインストールして起動し、フォントをインストールします。
ダウンロードした秀丸エディタの実行ファイルを右クリック→「別のアプリケーションで開く」→ 「wine Windows プログラムローダー」で実行するとインストール画面が出ます。その後はWindowsのときと同じようにインストール作業を行います。
インストール後は、ZorinOS のメニューボタンからWine→秀丸で起動します。

以下にWineのインストール解説の記事を転載します。

Wineのインストール方法

端末を開いてWineと「Winetricks」(Wineの設定を容易にするツール)の両方をインストールします。

sudo apt install wine winetricks -y

32bitアーキテクチャを有効にします。

sudo dpkg --add-architecture i386

 

リポジトリキーのダウンロード、追加を行います。

sudo mkdir -pm755 /etc/apt/keyrings

 

sudo wget -O /etc/apt/keyrings/winehq-archive.key https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key

 

リポジトリを追加します。

echo "deb [signed-by=/etc/apt/keyrings/winehq-archive.key] https://dl.winehq.org/wine-builds/debian/ bookworm main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/winehq-bookworm.list

 

リポジトリを追加した後、パッケージリストを更新し、Wineをインストールします。

sudo apt update

 

sudo apt install --install-recommends winehq-stable

 

インストールが終わったら、次のコマンドを実行します。

winecfg

 

初めて winecfg を実行する際、Wineは仮想のCドライブを作成し、必要に応じてMonoやGeckoのインストールを求められます。
これらは.NETアプリケーションやHTMLレンダリングに必要なコンポーネントです。
指示に従ってインストールを進めてください。

 

「アプリケーション」タブで、デフォルトのWindowsバージョンを「Windows 10」に設定します。
「適用」ボタンをクリックし、設定を保存します。


この設定変更により、Wine上で動作するアプリケーションの互換性が向上することが期待できます。

Windows 10サポート終了後の最善策:Zorin OSで快適なパソコンライフを実現する

Winetricksのインストールとフォントのインストール

ターミナルで以下のコマンドを実行してWinetricksをインストールします。
sudo apt install winetricks

インストールが完了後に以下のコマンドで起動します。
winetricks

Winetricksのメニューから「Select the default wineprefix」を選択して「OK」をクリック。
次に「Install a font」を選択して「OK」。
フォントの一覧から「cjkfonts」を選択して「OK」をクリック。
フォントのインストールが開始されます。警告メッセージが何回も表示されますが「OK」をクリックしてそのまま進めます。
インストールが完了すると、Winetricksのメインメニューに戻るので「キャンセル」をクリックして終了です。

秀丸エディタのインストール

ダウンロードした秀丸エディタの実行ファイルhm944_x64_signed.exeを右クリック→「別のアプリケーションで開く」→ 「Wine Windows プログラムローダー」で実行します。インストール画面が出るのでインストール作業を行います。
インストール後は、ZorinOS のデスクトップ画面のメニューボタンからWine→秀丸で起動します。

文字入力のときに変換候補が左下の方に出てきて、少し入力が面倒です。

 

最初はZorinOS メニューに出てくるWindows App SuportでWine(9.0)とBottlesをインストールしましたが、Wine(9.0)ではWinetricksを実行時にエラーが出て作業が進まなかったです(ターミナルからインストールしたものはWine(10.0)です)。
また、秀丸エディタの実行ファイルをクリックしても文字化けしてインストール作業ができませんでした。ターミナルを使ってのWineのインストールが確実だと思います。

 

秀丸エディタのインストール前にMeryもインストールしましたが、同じ方法でインストールしました。

 

やはり不具合が少しあっても、使い慣れたテキストエディタが使えるのはいいですね。

 

参考サイト

mike-zakki.com

Xubuntu24.04を24.10にアップグレードする

Xubuntu24.04を古いパソコンにインストールして使っていましたが、最近は起動後に「システムプログラムに問題が発生しました」というエラーメッセージが毎回出るようになっていました。原因は不明で解決策もよくわからないのでGoogleのGeminiにも聞いたりしました。システムを更新するのも解決策にあったので、OSをアップグレードしたら、エラーが出なくなりました。
Xubuntu24.04を24.10に更新する方法は、ネットで検索した後にChatGPTにも質問してみたら、ブログの解説記事と同じ内容のなので、実行してみました。

以下にChatGPTの回答を転載します。

2024-12-20 
質問:Xubuntu24.04を24.10にアップグレードする方法は

回答(ChatGPT4o mini):Xubuntu 24.04 から Xubuntu 24.10 にアップグレードする方法は以下の通りです。
XubuntuUbuntu の派生ディストリビューションであるため、Ubuntu のアップグレード手順に従って行うことができます。ただし、まずバックアップを取っておくことを強くお勧めします。

  1. パッケージリストの更新
まず、Xubuntu 24.04 システムのすべてのパッケージが最新であることを確認します。端末を開き、次のコマンドを実行して、パッケージを更新します。

```bash

sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt dist-upgrade
```
`apt dist-upgrade` は、必要に応じてパッケージの追加や削除も行うコマンドです。

  2. 不要なパッケージの削除
アップグレードの前に不要なパッケージを削除することが推奨されます。以下のコマンドを使って、不要なパッケージを削除します。

```bash

sudo apt autoremove
```

  3. `update-manager-core` のインストール
アップグレードツールがインストールされていることを確認します。もしインストールされていない場合は、以下のコマンドでインストールします。

```bash

sudo apt install update-manager-core
```

  4. リリースアップグレードの設定確認
`/etc/update-manager/release-upgrades` ファイルを確認し、`Prompt` が `normal` に設定されていることを確認します。この設定により、通常のアップグレードが許可されます。

```bash

sudo nano /etc/update-manager/release-upgrades
```

ファイル内に次の行があることを確認します:

```text

Prompt=normal
```

  5. アップグレードの実行
次に、Xubuntu 24.04 から Xubuntu 24.10 へのアップグレードを実行します。以下のコマンドでアップグレードを開始します。

```bash

sudo do-release-upgrade
```

このコマンドを実行すると、システムはアップグレードの準備を始め、アップグレードが可能かどうかを確認します。もし利用可能な新しいリリースがある場合、インストールを続けるかどうかを尋ねられます。

  6. アップグレードの完了
アップグレードが開始されると、プロセスに従って必要な手順を進めます。必要に応じて、設定ファイルの変更に関する確認が表示されることがあります。すべての確認を終えると、システムは Xubuntu 24.10 へとアップグレードされます。

  7. 再起動
アップグレードが完了したら、システムを再起動して、新しいバージョンを適用します。

```bash

sudo reboot
```

  注意点
-  バックアップ : システムをアップグレードする前に、重要なデータや設定ファイルをバックアップしてください。
-  インターネット接続 : アップグレード中にインターネット接続が必要です。
-  時間のかかる可能性 : アップグレードは数十分から数時間かかることがあります。アップグレード中はシステムを触らないようにしましょう。

以上の手順で、Xubuntu 24.04 から Xubuntu 24.10 にアップグレードすることができます。
(転載終了)

OSの更新は1時間くらいでした。
更新後はアプリセンターを起動したときの画面の乱れが、かなり改善されました。

メニューがあるパネルの位置はOS更新前に下に移動させてました。
移動させる方法は、パネルを右クリック「パネル」→「パネルの設定」から「表示」の「パネルをロックする」のチェックを外して、パネルの端をマウスでドラッグすると移動させることができます。
パネルを下に移動させた後は、再び「パネルをロックする」のチェックを入れます。

Xubuntuの設定変更は以下のページを参考にしました。

furuya7.hatenablog.com

ChatGPT

KeePassXCをSnap版のFirefoxで使用する (Xubuntu)

XubuntuのSnap版FirefoxでもKeePassXCを使えるようにする方法です。

パスワードマネージャーのKeePassXCをインストールして、Firefox 拡張機能のKeePassXC-Browserを使おうとしても、XubuntuのSnap版Firefoxでは、そのままでは機能しないようです。Snap版以外のFirefoxをインストールする方法もありますが、私には少し難しく感じました。
検索すると解説ページが見つかり、実行してみたらSnap版のFirefoxでもKeePassXCが使えるようになりました。

Ubuntu で KeePass を Chrome および Firefox と統合する方法

手順を簡略化して書いておきます。

1. KeePassXCにパスワードが最低1つは登録してある状態で作業を開始します。

2. KeePassXCを開き、データベース ファイルがあることを確認する。

3. KeePassXCの「設定ボタン」またはメニューの「ツール」→「設定」をクリックする。

4.ウィンドウの左側の「ブラウザ統合」を選択。
「ブラウザ統合を有効にする」チェックボックスにチェックを入れる。

KeePassXC設定画面

「Snapによってサンドボックス化されているため、
ブラウザー統合を有効にするにはスクリプトを実行する必要があります。
スクリプトは次の場所から入手できます:https://keepassxc.org

と書かれているので、リンクをクリックする。

5. KeePassXCダウンロードページでOther Official Linux Packagesをクリックして、下の方にある

「KeePassXC-Browser Helper Script」のリンクを右クリックし「名前を付けてリンク先を保存」を選択する。

6. Firefox拡張機能のKeePassXC-Browserをインストールする。

7. ターミナル エミュレーターを起動して、次のコマンドを使用してスクリプトを実行する。

bash ~/Downloads/keepassxc-snap-helper.sh
(右クリックで保存したディレクトリ名が「ダウンロード」の場合は
bash ~/ダウンロード/keepassxc-snap-helper.sh と入力します)

ブラウザのリストが表示されたら、リンクするブラウザ(Firefox)を選択してEnterキー を押す。

8. ブラウザ(Firefox)を再起動し、
Firefox拡張機能メニューからKeePassXC-Browserを開いて「その他オプション」→「オプション」を選択する。

9. 「接続済みデータベース」→「接続」をクリックし、データベース・アソシエーションの接続用の名前を付ける。

10. ネットサービスのログイン画面の入力欄を右クリックして、KeePassXCが機能するかどうかをテストする。

これでSnap版のFirefoxでもKeePassXCが機能すると思います。

参考サイト

thewindowsclub.blog

2024-12-17更新(説明8,9の部分を修正)