年忘れにっぽんの歌を視聴した感想と今後への提案 - そよ風の昭和歌謡ブログ

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年忘れにっぽんの歌(2023年)について(後半)

 

<後半の感想>

 

ようやく一番楽しみにしていた、21時前後のアイドル中心の過去映像を見ることが出来た。

 

高校生ダンス部でも話題になった荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」、

沢田研二(ジュリー)の「勝手にしやがれ」、西城秀樹の「YOUNG MAN」、松田聖子の「赤いスイートピー」、中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」など貴重な過去映像を見ることが出来た。皆今の自分の年齢よりも映像の当時の年齢の方が年下である。歌もビジュアルも振付も全て計算されており、流石だなあ、素敵だなあと思い見ていた。

 

石川さゆりは年忘れでは「能登半島」を歌唱した。紅白では「津軽海峡冬景色」と「天城越え」の繰り返しだが、年忘れでは紅白と被らないことを意識したのだと思った。(悲しいことに正月に大地震が起きてしまったが。)

 

私には知らない曲もあったけど、コンセプト通り大晦日に“本当に聴きたい名曲”の数々が放送されていたと思う。

 

トリを飾ったのは五木ひろしの「契り」であった。コロッケの物まねが印象に残り過ぎて途中笑ってしまいそうになるのだが、曲全体を通して聴くと、愛する人への思い、故郷の自然の情景が浮かんでくる感動的な曲である。

 

<今後への提案>(なかなか難しいかもしれないけれど)

 

・フォーク、ニューミュージック系の歌手をもう少し増やす。

 

松山千春、さだまさし、南こうせつ、伊勢正三、イルカ、中島みゆきなど70年代に10代から20代を過ごした方々は、フォークやニューミュージックと呼ばれるジャンルが好きな方も多い。ただ、あまりテレビへの出演をしない方が多いので、ライブ歌唱は難しいかもしれない。

それでも、過去のライブ映像だけでも放送すればいいのではないかと思う。

 

・一曲だけヒットした歌手も出す。

 

アイドル系では城みちる、フォーク系では堀江淳など、ヒット曲は1曲だけでも当時人気だった方が今ステージで歌うか、もしくは過去映像を見たいなあと思ってしまう。BSの番組では過去映像も出ているのかもしれないけれど、余程のファン出ない限り見つけるのは難しいと思う。

 

・平成初期のヒット曲を出す。

 

Globe、安室奈美恵、SPEEDなど90年代はCDがミリオンセラーとなる曲が多く、記憶に残っている曲も多い。平成に出した曲も何曲か取り上げていたけど演歌が中心でJ-POPは少なめだった。30代の自分も、小学生くらいの時に聴いていた曲が多く、馴染みがある。

 

<まとめ>

 

全体的にはマンネリを恐れない、特に50代以上の人たちが見て懐かしくなる、喜ばれる曲や映像ばかりでとってもよかった。40代以下でも昭和歌謡好きなら楽しめる構成であったと思う。司会の徳光さんのナレーションや歌手の方へのインタビューも場を盛り上げていてよかった。いい音楽とか心に響く音楽には年代とか関係ないと思っている。

 

テレビ東京は、こうした他の局ではあまり放送しないようなニッチな分野に特化した番組作りが得意ということである。視聴出来ない地域があるとのことなので、BSの同時放送やネット配信など全国で楽しめるようになればいいなと思う。