デジタル技術により回折光学素子の世界を身近にします
デジタル光学基盤研究室では、回折光学技術に関する研究開発および技術移転等を機構内外の機関と連携して実施しています。
デジタルホログラムプリントによる回折光学素子の製造に関する研究開発を行い、安定的なプリント技術・補償技術の確立を目指します。プリントした光学素子は、Beyond 5G時代を支える高効率・安価な光通信用モジュール、三次元車載ヘッドアップディスプレイ、次世代ARシステム等への応用を促進します。
また、デジタルホログラムによる精密光学測定技術の研究開発を行い、ホログラムデータに関する計算量の適正化や、撮像系の高S/N化・低ノイズ化を通じ実現し、顕微鏡等へ応用を進めます。
研究室長:大井 隆太朗
ホログラムプリントを使うと、回折型の光学素子やホログラム写真をばらつき無く製造できます。
自然な光によるホログラフィ顕微鏡(左上)、
ホログラフィックプロジェクション装置(右上)、ホログラムプリンタ(波面プリンタ)(下段)
Pick up 研究者
関連情報
- ~バーチャルラボ紹介~ デジタルホログラフィの応用 [YouTube 2021.1.14]
~回折光学素子~ AR-3Dディスプレイへの応用 [2024.5.16]
関連サイト
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サブミクロンの分解能を持つ高速ホログラフィック蛍光顕微鏡システムを開発
スキャンが不要、アルゴリズムの同時開発で自然な光の高速測定が可能に。
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シースルーなプロジェクション型ホログラフィック3D映像技術を開発
ホログラムプリンタで作製した光学スクリーンによって画面面積と視野角を自在に設計可能に。