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【2016年版】統計から見えたローカルSEOで重要な順位決定要因とは?

SEO古い情報箱
2016年7月08日LocalSEO2016

日本のほとんどの商売は地域商圏、いわゆるローカルビジネスです。そのような地場からの集客がメインのビジネスにとっては、全世界への情報発信よりもいかに近い人にアプローチできるかが重要。その時にポイントとなるのは地図・マップで知ってもらうこと、いわゆるローカルSEOです。

しかしこのローカルSEOは、一般的なSEOとは異なり、確実性のある情報があまりでてきません。そんな中、2016年最新版としてローカルSEOの順位決定要因に関する調査結果がカリフォルニア大学のグループから出ましたので、それをご紹介します。

※ローカルSEO(MEO)の世界は日々変わっています。あくまで2016年当時の情報として御覧ください。

 

毎年Mozが発表している調査結果とそれほどずれていない印象ですが、意外な点もありました。

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前提:今年Googleが公式にヘルプで言及

unnamed今年2016年の4月にGoogleが公式に掲載順位を上げるためのポイントを公開しました。

詳しくは公式ブログを中心とした情報をご覧下さい。以前から言われていた「Googleマイビジネスへの登録と情報の充実」及び「関連性距離知名度」などが重要だという内容です。

まずこれらを行っていないのであれば、特にGoogleマイビジネスに適切な情報を登録していない場合は、そこからはじめることが大事です。スタート地点です。

登録手順を説明しているページもたくさんあるので、ご自身でトライしてみてはいかがでしょうか。困ったらご連絡下さい、多分電話だけで済みます…。

マップ上や通常検索結果ではどう表示されるのか

情報が登録されていると、マップでは以下の様に表示されます

例として弊社です。

  • シークレットモードで検索して「ホームページ制作」でマップが出ました(なんだかこの地域では1位です)
  • ちなみに「ホームページ作成」というキーワードでは出ないですね、自分で作ろうというニーズを持ったユーザーが多いのだと思います。
  • 企業や店舗を探しているユーザーが多いのかそうでないのか、判断基準の1つにもなりますね。マップは。

Mubusiness

ちなみに見て頂く通りビジネス名にはホームページ制作が入っていません。

タイトルインは大事ですが、そこまで重くは無さそうです。

カテゴリに「ホームページ制作会社」を入れているせいかもしれません。

(※決まっている物から選ぶ形になります。昔は言語設定を英語にしたら自由に入れられるチートがありましたが、今はできません)

2016 07 08 13 43 03

ビジネス情報の登録は、難しくはありません。

通常検索結果画面では、マップの存在は大きいです。自分が狙っているキーワードで7つ出ている(7-pack)なら、狙う価値が十分にあります。特にスマートフォンでは。

本題:有識者の語る経験則・非公式のランキング要因

ローカルSEOはカオス

moz本題ですが、Google公式の情報以外にもローカルSEOに関しては、スペシャリストが見識を公開しています。毎年それを集計してMozが公開してくれているのですが、現在は2015年版が最新です。

Local Search Ranking Factors 2015 – Local SEO and How to Rank in Google – Moz

ローカルSEOは、不確定な情報しかない、できることが少ない(見えない)ために非常に施策が混沌としております。

私も経験則と信頼できる方からの情報による施策、アドバイスしか提供していません。

スパム的な施策もあります。

以前見た事例では、確か北米で「ある地域にあなたの会社のプレイスを30個登録します(どっか引っかかるだろう、と)」といったようなサービスもありました。

細かくは書きませんがサイテーションビルディング(聞こえは良いですが、要はスパム)もあります。

30,000件のビジネスに対してカリフォルニア大学が行った調査結果

情報源ですが、Moz以外でも昔から色々な形で公開されています、昔うちでも違うサイトの物を記事にしました。2012年版ですね。

Google+Local(旧Googleプレイス)の上位表示、その順位決定要因は?

今回は、2016年版ということで、最新のもの。カリフォルニア大学のIrvine’s Center for Statistical Consultingが行った統計調査結果を紹介します。

これは、100以上の要因について30,000のビジネスについてそれがどのようにローカルSEOのランキングに影響しているかを調査した物です。

2016 07 08 14 13 59

Local SEO Ranking Factors Study 2016 – Local SEO Guide
https://www.localseoguide.com/guides/2016-local-seo-ranking-factors/

通常のSEOもローカルSEOに強く影響している可能性

NewImage

結果としては

リンク要因」と「(Googleマイビジネスからリンクしている)ウェブサイトの内的SEO」が強くサイテーションやGoogleマイビジネス内の情報はそれほど影響していない

でした。

相関関係なのか因果関係なのかは分かりませんが、何らかの形で繫がっていることは確かです。

Mozの調査結果とも方向性は一致している

ローカルSEOについて、通常のSEOと断絶しているイメージがあるかもしれません。しかし、Mozの2015年の調査結果でも、通常のSEOで考慮されるような内外要因が重要だと示されています

具体的には、影響が大きいと思われる順に

  1. オンページ要因(NAPが書かれているか、タイトルにキーワードが入っているか、ドメインのオーソリティはどうか)
  2. リンク要因(外部リンクのアンカーテキスト、リンク元のドメインオーソリティや品質)
  3. 外部のローカル要因(サイテーションなど)
  4. マイビジネスの要因(カテゴリ−、ビジネスタイトルのキーワード、地理的な近さなど)

と、マイビジネスよりもリンクしているサイトの内部要因外部要因の方が大きいという結果となっていました。

参照:Local Search Ranking Factors 2015 – Local SEO and How to Rank in Google – Moz

それと沿っている結果ですね。

確かに、通常検索で評価されるサイトは、ユーザーに価値を与えているサイトのはずです。

そうであればそのサイトを運営している企業や提供しているサービスも優れているだろう、という判断は自然ではと思います。実際オーガニックの順位とローカルの順位がある程度一致している光景は少なくないと感じます。

個別要因について

リンク

外部リンクが最も重要だとレポートでは述べられています。

重要度要素のランキングには「MajesticSEOのACランク(サードパーティのSEOツールが提供する独自のPageRankのようなもの)」「被リンクページのIP」「被リンクドメイン」などリンク関連要素が多く入っています。(調査結果にあるCitationFlowやTrustFlowといった項目も外部リンクに関するもの)

サイトの品質

また、品質の良いサイトを作ることはローカルSEOにもプラスになるようです。ある意味仕事が二倍にならないとも言えます。

NewImage

Googleマイビジネス

GMB(=Googleマイビジネス)は、「レビュー」と「オーナー確認が済んでいるか(が突出して重要とされていますが、他の情報についてはあまり関連性はないようです。

※認証は、ハガキです、お手元に届くまで 1~2 週間かかります。お早めに
→ 参照:Google でのローカル ビジネスのオーナー確認 

従いましてトータルで「あまり順位に影響は無い」とされています。裏返せば、必ずオーナー確認はすべし、レビューは集めるべし、ということですね。

サイテーションは一致させることが重要だが、数はそれほど大事ではなさそうです。

まとめ

元サイトの情報量が多いので、特にグラフなど文字が細かいですがぜひご覧下さい

▶Local SEO Ranking Factors Study 2016 – Local SEO Guide

レビューが大事、後は最低限見られても恥ずかしくない、来たくなると思うようなGoogleマイビジネス情報を登録しておいて、後はリンクするWebサイトをSEO的に育てていけば良いというのは、楽です。

特別にローカルについて何かしなくてはならないのではなく、ネット上でお客さんにとって価値ある事を行っていれば、自然検索でもマップでもきちんと上位に出るのならありがたいことです。

通常のSEOとローカルSEOのつなぎ込みが、Googleマイビジネスの1つの役割かもしれません(根拠はありません)

ローカルSEOなかなか悩ましいと思います

駅前1分でレビューもあるのに、なぜか駅名と業種名で検索しても自分のサイトが上位に行かない、等で悩んでいる方はそもそも、サイト自体の内部要因や外部要因を見直した方がいいかもしれません

また、マイビジネスはあるがサイトが無いというのは、この状況だとかなり厳しいと思われます。最低限の情報とスマフォ対応だけでもいいので、早急にページを作成されることをお勧めしたいです。

マップの存在は大きいですので、この記事をきっかけに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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