パパVS新しいパパ (2015) Daddy's Home 278本目
(日本公開は2016年6月23日)
出演:
Brad Whitaker役 Will Ferrell
Dusty Mayron役 Mark Wahlberg
Sara役 Linda Cardellini
監督:
Sean Anders
お勧め度★★★★☆
私の友人に、子連れで再婚しようとしている女性がいる。
彼も子連れ。
こういうパターンはアメリカでは少なくなく、別に、って感じだけれど、それでも親にとっては自分だけじゃない、子供が家族の中でやっていけるか、ってことも大切な事。
友人の場合はお互いに娘なんだけれど、娘たちが自分たちを「シスター」と呼び合っていたりするのを見て感動したりしてた
もちろん、上手くいくケースばかりでなく、親の顔色をうかがって表面上仲良くしているだけの兄弟達だっている。
離婚と再婚を繰り返すアメリカでは子供にとってステップマザーだろうが、ステップファザーだろうが、結構当たり前のようにいるので、ビッグなストーリーにはならないだろう・・・と思ってたら!超面白かった映画!
ブラッドは2人の子持ちのサラと再婚。
もちろん最初から受け入れられたというわけではなく、ブラッドの並々ならぬ努力によりやっと家族に溶け込んできたと感じていた頃、実の父親が突然現れて!
この映画の最大のポイントは最近コメディー映画に結構出演している、マーク・ウォールバーグ。
その鍛え上げられた肉体すら面白く見えちゃう
当初、家族をかき乱す実の父親役にウィル・フェレルということだったらしいのだけれど、ウィルがステップファザーで大正解!
確かに実の父親であるダスティーはかなりぶっとんだ人物ではあるけれど、やっぱりカッコよくないとだめなんだよね。
2人とも、いいところがあるから、競い合うこの2人の微妙なバランスが最高に面白かった!
スケボーシーンではスケボーの神と言われているトニーホークがスタントで参加しているとか。
また、めっちゃ笑えるハーフタイムショーのシーンは本当のレイカーズの試合時に撮影されたんだって!
いやあ、このシーンは笑えるけれど、切なすぎて泣ける
トレイラーを見た時から「絶対面白いだろ!」と期待していたこの映画。
ストーリーとしては父親同士が対決して、でも最後にはステップファザーの勝利!と予想していたんだけれど、そんなに甘くない。
ステップファザーは結構痛めつけられます。
でも、これ、ウィル・ファレルだから面白い
特に結末は予想外な展開になって、最後まで面白さを保っていた!
物語の最初の方でなにげなく話していたDance-offの会話が最後の方で重要な意味を持ってくるのも面白い!
ただ、なぜこんな素敵な奥さんと別れたのかも、なぜ突然よりを戻そうと帰ってきたのかもその辺りの理由は適当なもんです。
しかも、すでに再婚している元妻の元にずうずうしく来ちゃうところもちょっと現実的ではない。
でもまあ、そんな事、どうでもよいのです。
だって、とりあえず、全然正反対の父親同士がバトルし合うところが面白いわけで。
ちなみにこちらの映画はPG13なんだけれど、親子で見るファミリー映画では…ないと思う。
それなのに意外な事に結構家族連れが多かった映画館。
下ネタばっかりではないけれど、ちゃんと下ネタあり(ある下ネタシーンで皆爆笑)だし、もしも一緒に来ているのがステップファザーだったりしたら、それはそれで気まずいかも。
まあ、でも監督曰はく、どんな映画にもそういう要素はある、ってことで。
それほど酷い下ネタではないので、大丈夫・・・でしょう!
映画の中でファミリーカーとして絶賛されていたフォードフレックス。
まあ、確かに、ミニバンとSUVの両方を兼ね合わせたということで、便利そう。
でも、日本車でもっといいのあるだろ!という声が聞こえてきそう
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
日本公開は3月と噂されているけれど?
笑えて泣ける王道のコメディーです!
追記:
劇場未公開ですが、DVDの発売が2016年6月23日に決定しました!
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