ロスト・フロア (2013) SEPTIMO 571本目
出演:
セバスティアン役 リカルド・ダリン
妻役 ベレン・エルダ
監督:
パチ・アメスクア
お勧め度★★★☆☆
さて、遂に!
三大ロスト映画制覇!
え?何のこと?というあなた、(いや、当たり前だよ)これはベレン・エルダが出演している「ロスト」という邦題が付けられた3つの映画のことです。
「ロスト・アイズ (2010)」、「ロスト・ボディ (2012)」そしてこちらの「ロスト・フロア」です。
ええ、そうです勝手に命名してます
離婚した妻の元に住む子供たちを迎えに来たセバスティアン。
セバスティアンはエレベーターで、そして子供たちは階段でアパートの玄関まで降りていく予定だった。
しかし、途中で子供たちが消えた!
いったい何が起こったのか・・・!
この映画は、面白い要素が沢山あるんだよねぇ。
でも、全体の感想としては、前2作のロスト映画に比べてかなり普通のサスペンスに落ち着きました。
とにかく後味悪っ!
いきなり映画の冒頭で、ブエノスアイレスが犯罪の多い危険な町という刷り込みがされ、子供がいなくなる・・・。
でも、犯人の可能性のある人間が結構いて、それをひとつずつ潰していく過程は面白かった。
登場する人全員怪しいんだよね。
その辺りのミスリードが上手に作られています。
でも、違和感もある。
子供たちがいなくなったのがアパート内と確定しているのに、あんまり真剣に探している感がない
普通、アパート内で見失ったってなった場合、全部の部屋とか調べるよねー?
そして最後の大きな謎解きの解き方もちょっと無理やり感あったなぁ。
そして父親がとっても感情的でイラつく。
これ、親役のあるある。
でも、現実的に子供がいなくなったら、こういう風になりそうだからリアルではあるけど。
そしてこの父親セバスティアン役のリカルド・ダリンが私のタイプじゃないので、全然魅力的に感じず。
この人、タイトルに惹かれて見たら全然面白くなかった映画、「人生スイッチ (2015)」にも出演していた!
しかも、この映画中で最大に共感できなかったエピソード「ヒーローになるために」の主人公だった・・・。
どちらも私の好みじゃないおっさん
でも、この人、すごい役者さんで、スペインの第65回サンセバスチャン国際映画祭で、生涯功労賞にあたるドノスティア・アワードを受賞したという人。
すみません
素晴らしい役者さんらしいです。
さて、ベレン・エルダは今回どんな役かといいますと・・・、別れた妻役です。
この2人はすでに冒頭で引っ越しする、しないで揉める
まあ、どちらの気持ちもわかるんだよね。
例え別れても、子供は傍にいて欲しい。
だけど、基本的には妻と子供は一緒に住んでいるようだし、仕事が忙しそうな父親にはあまり選択権がないように見えた。
そして、最大のポイントとして、この父親が結構なクズってこと。
仕事はできるみたいだけれど、色んな所でトラブルを起こしているようだし、女関係もルーズだし。
この父親に共感できないところがこの映画の最大の落とし穴です!
三大ロスト映画の順位をつけるとすると、
「ロスト・フロア」<「ロスト・アイズ (2010)」<「ロスト・ボディ (2012)」です。
リリース順が違うけれど、この「ロスト・フロア」から見て、最後「ロスト・ボディ」で終わるのがオススメ。
一度も見たことがない人は是非!
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
前作2作が面白すぎて、ちょっと期待しすぎたなぁ~!
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