カイト (2014) KITE 161本目
出演:
サワ役 インディア・アイズリー
カール・アカイ役 サミュエル・L・ジャクソン
オブリ役 カラン・マッコーリフ
監督:
ラルフ・ジマン
お勧め度 ★★★☆☆
昨日夜遅くにバーに行ったら、顔つきが南米人っぽいお客さんが「となりのトトロ」のTシャツを着ていた・・・
確かにそのバーは日本食レストラン(+韓国、アジアンフュージョンレストラン)だったから、何かのウケ狙いかもしれないけれど、そのTシャツの上にちょっとカッコいい皮のジャケット着ていたし、耳にはでっかい黒いピアスが開いてたから、最初気が付かなかったよ・・・。
まあ、とにかく、一部のアメリカ人の間で大人気の日本のアニメ。
あくまで一部、ね。
ってなわけで、原作が日本のアニメの映画。
社会崩壊した世界。
裏社会のボスに両親を殺されたサワは復讐のためだけに生きていた。
そんな時「両親を知っている」と現れた謎の少年オブリ。
オブリの知る、サワの真実とは??
まず、世界観をつかむのが難しいかも。
この世界についての説明は最初の数分間、文字でしか説明がなく、その後は映像をみてなんとなく想像するって感じです。
なので、この世界に入っていけない人はその段階で迷子です
私は昔から、スパイものとか大好きだから、ボスにたどり着くまでのお話と思ってあらすじを読んだ段階でかなり期待してた。
しかも、これが日本のアニメの実写化と聞いてさらに期待大!
だけど、そもそもR18のアニメの存在についてそんなに知らなかったので、R18でストーリー性のあるアニメが日本に存在していたことにびっくり!(すみません)
映画もかなりの暴力シーン、セクシーシーンと期待していたんだけれど、意外と普通です。
たしかに殺しのシーンが多いけれど、それもよくある演出だったし。
いろいろ面白くなるような要素は沢山あったんだろうけれど、なにか1時間半に詰め込んだら薄くなった感じ。
サワ、君はなぜそんなに強いんだ!
でも、それでも完全に強くない、すごく危うい感じです。
そこがちょっとドキドキして楽しい。
意外にあっさりボスと決着ついちゃいます。
でも、その後に本当のボスとの決着が待っています。
かなり疑問だったのは、カールがオブリの存在を知っていて、「あいつに聞け!」と言ったこと。
ただ、そうしないとオブリを避けているサワがオブリと対面しないだろうけれど、それはストーリー的にないなぁ・・・と思った。
その辺り、サスペンスの要素がまったくないので、ちょっとがっかりです。
この映画が注目されるもう一つの理由は、そもそも原作の大ファンだったというデヴィッド・エリス監督が撮影準備で訪れていた南アフリカ共和国のヨハネスブルグで急死したこと。
監督の意志をついで原作に近い形で映画にしよう、ということになったらしい。
監督の死因は明らかにされておらず、その時点でもょっと不思議な話。
事件性はないということらしいけれど、それなら何?
この映画に出演しているインディア・アイズリー もカラン・マッコーリフもほとんど他の映画に出演したことがないので、
これから楽しみな2人!
うちのBossがよく言うのだけれど、アメリカでいう可愛い人と日本の可愛い人は違う。
日本はロリコン社会とよく言われているから、サワみたいな子がたぶんオジサマに人気があるんだろうけれど、正直アメリカではこういう趣味の人は限られているから、サワの色気に落ちるアホなマフィア達がいるとはあんまり思えないんだけどねぇ・・・。
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
大したことない、といっても暴力的シーンは多いので、お子様向けではありません!
人気ブログランキングへ
にほんブログ村