さらば あぶない刑事 (2016) 361本目
出演:
鷹山敏樹役 舘ひろし
大下勇次役 柴田恭兵
真山薫役 浅野温子
町田透役 仲村トオル
松村優子役 木の実ナナ
キョウイチ・ガルシア役 吉川晃司
ディーノ・カトウ役 夕輝壽太
監督:
村川透
お勧め度★★★☆☆
日本帰国第1弾はやっぱり邦画!
「あぶない刑事」と書いて「あぶないデカ」と読む!
そのせいで「はぐれ刑事」も「はぐれデカ」と読んでいた人、多いはず!(いや、私だけか・・・?)
ドラマ放映当時は子供だったこともあり、タカの魅力はよくわかっていなかった私。
ただ、マセガキだった友達は「私はタカ派!」と言っていた。
私はとりあえず面白くてカッコいい「ユージ派」ということに。
正直ドラマの内容はあまり覚えていないけれど、彼らのキャラは強烈に覚えている。
そのぐらいキャラ立ちしたドラマだった!!
そしてその二人を完璧に演じている二人の役者!最高!
タカとユージ、定年まで5日というある日。
彼らの最後の事件は新興組織「闘竜会」の幹部として非合法のブラックマーケットを仕切っていた伊能の逮捕。
しかし事件は思わぬ方向へ・・・・!
彼らは無事に定年を迎えることができるのか!?
まず最初に思った事。
て、定年!?
まあ、そりゃそうだよね、いくらタカとユージでも歳をとるし。
だけど、
これほどまでにサングラスの似合う60歳がいるか!
これほどまでにバイクの似合う60歳がいるか!
これほどまでに拳銃をカッコよく扱える60歳がいるか!(二人の拳銃がそれぞれタイプが違うというのも素敵)
これほどまでにクールな60歳がいるか!ってこと!
とにかく、この映画は彼らのプロモーションビデオか!ってくらいカッコいいです。
昔のドラマを見ていた人にとっては本当に楽しめる映画。
最初に彼らが「タカ」、「ユージ」と呼び合った瞬間にあぶデカの世界が蘇る!
この映画は講談社から発売された「あぶない刑事」DVDマガジンの売り上げがかなり良かったことから映画化が決まったとか。
(DVDマガジンのHP)
最近これを見た人にとってはまさに涙もの!
ちゃんとファンを喜ばせてくれるような演出が随所にみられて愛を感じます
例えば誰も着こなせないユージのホストスーツ。
ユージの走り!
ユージのダンス!
タカのバイクに乗りながらのショットガン!
タカのキザなセリフ!
タカのアクション!
二人の息の合ったテンポよい会話を聞くのが楽しい!
もちろん、お馴染みの薫や透、松村なども登場!
薫役の浅野温子は最近年相応の役でドラマなどに出演していたのを見たことがあったので、薫大丈夫かなぁと思ったら!
全然変わってない!むしろ若返っている!
そして透役の中村トオル。
なんとなく真面目なイメージがあったけれど、ここではちょっと偉くなった透がみんなにいじられてやっぱりヘタレ感があるのが、凄い!さすがです!
そんなわけで昔のドラマを見ていた人には120%楽しめる映画。
でも、初見の方々にはどうでしょう・・・?
確かにストーリーに多少のツイストはあるものの、「あぶデカ」ならではのハチャメチャな展開なので、サスペンスとしては物足りなさを感じるかも。
でも、それでいいんです!
そういう映画ですから。
さて今回悪役の吉川晃司と夕輝壽太。
なぜか謎の日系南米人という設定
吉川晃司はこのためにスペイン語を習得したとか。
かなりの巻き舌で雰囲気だしてます。
そして夕輝壽太はブラジル出身ということで、ポルトガル語が話せるらしく、スペイン語は似ているので、ここもリアルな演出になっています。
子供の頃は全然気が付かなかったけれど、これ、横浜が舞台なのね。
横浜の港警察署に勤務しているみたい。
どのあたりが管轄区域なのかイマイチわからないけれど、みなとみらいも出て来るし、関内、桜木町、日ノ出町の近くも登場しているので、その辺りのなかなぁ?
私も行ったことがある場所が結構出てきてそれも楽しめたよ!
ドラマからのファンにとってはエンディングロールも見逃せません!
昔の映像を織り交ぜてあって、そして最後はジャンプシーン!
本当にファンの事を考えて作った作品なんだなぁと、それほど詳しくない私でさえ感動した!
こういう映画たまにはいいよね。
さて、本当にこれで最後なのか??!!
なんだかドラマをちゃんと見直したくなった!
人気ブログランキングへ
にほんブログ村