スマホを落としただけなのに (2018) 471本目
出演:
稲葉麻美役 北川景子
加賀谷学役 千葉雄大
浦野善治役 成田凌
富田誠役 田中圭
監督:
中田秀夫
お勧め度★★★★☆
私は携帯不携帯で有名です
今でこそ忘れないように気をつけているけれど、以前は平気で家に忘れ、店に忘れ、会社に忘れ・・・。
飲んでいて店に忘れるって本当に日常茶飯事だった。
だから、連絡しても全然繋がらない!とよく怒られました。
そういう時に限って・・・ということもあるけれど、逆に1日携帯を家に忘れて「誰か連絡してきてるんじゃないか」とソワソワして家に帰ったら、誰からも連絡がなかったという事もアル。
私はモバイルスイカもアップルペイも使っていないので、まだ依存はしていないと思ってる!
スマホを落としたら、怖いよ~!という映画。
富田誠と稲葉麻美は恋人同士。
大事な会社のプレゼンの日、誠はうっかりタクシーに携帯を忘れてしまう。
麻美が誠の携帯に電話をすると知らない男。
麻美は携帯を返してくれるように頼み、男は親切に近くのカフェの店員に預けていってくれた。
無事にスマホを手にした誠だったが、実はそこには大きな落とし穴が!
いやぁ、なかなか面白かったです。
たしかに「スマホを落としただけなのに」っていう映画
この映画は
猟奇殺人事件の犯人が誰なのか推理しながら、稲葉麻美役の北川景子の美しく恐怖に歪んだ顔を楽しむ映画
です。
殺人事件の犯人は長い黒髪の女性に執着があるようで、そういう女性ばかり襲っている。
この事件を担当した加賀刑事も実は黒髪の女性にちょっとしたトラウマがあり、正直最初、この加賀刑事のエピソードいる?って思った。
ミスリードさせるためのエピソードなのかな?と思ったけれど、この設定は後でちゃんと生きてきます。
そしてスマホを落とした誠が用心のために入れたスマホ追跡アプリ。
これも伏線として覚えておきましょう。
ただ、スマホを落としただけで大変な目にあった、という話だけでなく、それと同時進行でもう一つの謎が解かれていくという部分がこの映画の面白いところ。
この部分がなければ、ただのパニック映画になってしまっていたかもしれないけれど、面白い二重のミステリーになっています。
麻美と誠が行っていたレストラン”IL PONENTINO”。
なかなか良さそうなイタリアンレストランです。
その他にも麻美がランチしているカフェや、誠と一緒に行ったバー、武井と一緒にったソファー席のバーなど、良さそうな場所がたくさん
それと、麻美と同僚の加奈子が来ている衣装が「ザ・OL」って感じで好き
もちろん、二人はスタイルがいいからだけど、派手過ぎず上品なのにオシャレ。
参考になるわぁ。
主役の麻美役の北川景子。
とにかく表情が豊か。
誠の浮気を疑ってバーで鉢合わせするシーンでは顔が怖すぎてリテイクしたとか
でも、その恐怖に歪む顔でさえ美しい・・・
恋人の誠役に田中圭。
ちょっと優柔不断で抜けている感じが良い。
スマホ忘れそうなキャラ。
そしてITスペシャリストの部下に成田凌。
この人、「君の名は。」で、友人の勅使河原君を演じた人だね。
声優かと思うような演技力でびっくりした。
とにかく多才。
本当に多才。
ネタバレしたくないので、多くを語りたくないのですが、もしかしたらあるかもしれないというリアルさと、「いやあ、これはないよね」という非リアルのバランスが良くて、見ていてワクワクします。
そしてバカリズムや原田泰造や要潤などキャラの濃い俳優が登場していて、映画を盛り上げてくれています。
あと、漫画喫茶での取り調べシーンに監督が出演しているという遊びもあり
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
映画の最後に意味深にスマホが置き忘れられています。
これは!と思ったら、そうです!続編があるそうです。
でも、続編のオフィシャルサイトを見ると今作のネタバレしちゃうので、絶対に見ないでください!
まずはこの映画を見てからね。
そして「スマホ拾っただけなのに」というタイトル激似のホラー映画がありますが、全くの無関係です
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