となりのトトロ (1988) 559本目
出演:
サツキ役 日髙のり子
メイ役 坂本千夏
お父さん役 糸井重里
監督:
宮崎駿
お勧め度★★★★☆
ちょっと前まで、うちの息子(1歳)は「おうたえほん」というおもちゃが大好きで、とにかくその中の「さんぽ」をエンドレスで流していた
もう、本当に、何百回と聞かされたよ。
今は歌のフレーズを歌うと、その歌を流してくれるDJ風サービスに変わりました
この「さんぽ」は「となりのトロロ」の中でとっても人気のある映画。
夏と言えばジブリ、ジブリと言えば夏!(いや、もう9月だけど)
早速ご紹介!
母親の病気療養のために田舎町に引っ越してきたサツキ、メイそしてお父さん。
そこでメイは「トロロ」という不思議な生き物に出会って・・・。
まあ、超有名なこのアニメ。
私の従妹もうちに来るたびに見ていたので、私も何百回と見た・・・はず・・・。
それなのに前半のストーリー全然覚えてなかった!
なんとなく漠然とストーリーを知っていた、という感じでした。
今回見直してみて、本当に面白い映画だなぁ、と。
中だるみすることなく、いろんなハプニング(主にメイ)が起こって、小さな楽しいエピソードが散りばめられている。
まあ、もう、説明する必要もないくらい面白い映画です。
ネタバレも何もないと思うので、私の好きなエピソードをご紹介!
まずはご近所うのカンタ君。
彼が雨の日にボロボロの傘をサツキに貸してくれるシーン。
傘を貸したせいで彼がびしょ濡れで家に帰って、お母さんに怒られる。
でも、傘は忘れた!って言い訳。
もう、可愛過ぎ
そして、ちゃんとこの良い行いには続きがあって、サツキが傘を貸してくれたお礼を言いにカンタ家に行くので、カンタの良い行いは母親の知るところとなる。
良い行いは見ている人はちゃんと見ているよ。
あとはサツキがお弁当を作っているシーン。
小学6年生でスゴイレベルの高いお弁当。
そしてその後、転校してきたばかりだというのにもう友達ができているという、コミュ力の高さ!
小学6年生にしてはしっかりしすぎている、という意見もあるだろうけれど、そんなサツキが気持ちが溢れて泣いちゃうところも、とってもジーンとくる。
高確率で姉属性の人々に人気がないメイ。
うちの姉も「あんな妹嫌だ!」といつも言います
でも、妹の立場から言わせてもらえば、お姉ちゃんの役に立ちたい!私も何かしたい!いつもそう思っているんだよ。
それでみんなに迷惑かけちゃうの。
そこんところ、わかって欲しいわ。
さて、この田舎町。
最初はおばあちゃんの訛りから福島あたりかなぁと思ったけれど、お父さんが東京の大学にバスで通える距離だから、きっと関東なんだろうな、と思った。
そうしたら、どうやら、埼玉県辺りみたいです。
そして今見ても全然違和感がないから、不思議なんだけれど、舞台は昭和30年代だそうで。
お風呂の様子や、家にテレビや電話がない、など、よく見るとわかるんだけれど、全然古い感じがしない。
映画の公開も1988年。
実に30年以上前の作品!
舞台がずっと前だからなのか、古い映画の感じがしない、不思議。
このアニメで父親を演じて居る糸井重里。
私はアニメで声優以外を起用することに反対はなのだけれど(単純に演技が下手だから)、この映画を初めて見た時も、お父さんの棒読み調子には度肝抜かれた
でも、あら不思議。
何度も見ていると、このお父さんの棒読み調子が、いい味の演技と感じるようになってきた?!
これが宮崎駿の狙いだったのか!
お父さんのちょっととぼけた性格がよく表れているなぁ、と。
でもこれはあくまで、周りのベテランの実力派声優が支えている効果なのだと思う。
それをひしひしと感じたのでした。
そしてまことしやかにささやかれるいろいろな都市伝説。
ちゃんとエンディングのエンドロールまで見てください!
お母さんがどうなったか、姉妹がどうなったかがわかります
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
息子がもう少し大きくなったら絶対に見せたい名作。
ファンタジーなんだけれど、その中で周囲の人達と関わることの大切さを教えてくれる映画です。
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