ジョン・ウィック:チャプター2 (2017) JOHN WICK: Chapter 2 513本目
出演:
ジョン・ウィック役 キアヌ・リーブス
サンティーノ・ダントニオ役 リッカルド・スカマルチョ
カシアン役 コモン
バワリー・キング役 ローレンス・フィッシュバーン
監督:
チャド・スタエルスキ
お勧め度★★★☆☆
世の中大変な事になってますが・・・
ワンオペ育児中の私にとっては実はそんなに生活変わらず
夜の外食なんて随分行ってないし、ショッピングモールだって行くのに一苦労。
ついでに映画館もイベントも皆無。
公園とスーパーを行き来する生活。
ただ、保育園とかが閉鎖されて、預け先がないとなると、精神的にきつくなるなぁ。
あと、どれだけの辛抱なんだろう。
こういう時に映画に現実逃避。
難しく考えないで済むこういう映画はどうでしょう?
復讐を終えてから5日後。
愛車を取り戻し、帰って来たジョンに、イタリア系犯罪組織カモッラの幹部サンティーノ・ダントニオから暗殺の依頼を受ける。
彼にはかつて「誓印」を交わした借りがあったが、ジョンは引退していることを理由に断る。
しかし、サンティーノはそのジョンに対して亡き妻の想い出を奪うようなやり方で依頼を受けさせることに。
サンティーノの目的とは、そしてジョンの復讐がまた始まる。
こちら、前作「ジョン・ウィック(2014)」の続きです。
なんと、5日後!
正直前作を見ていなくても楽しめるという不思議。
なぜなら基本ストーリーは薄っぺらなので、単純にアクションを楽しむ映画なのです!
ただ、前作から覚えておいて欲しいことが三つ。
①愛車が敵の手元にあって、その愛車には妻との思い出の写真などが入っている
②前回は妻の愛犬を殺されたので復讐した
③妻は病気で亡くなった(殺されたとかではありません)
④ジョンは引退した殺し屋でとにかく無敵
まあ、これだけ覚えておけば大丈夫です。
アクション映画として、これでもか!というくらい人がバッタバッタと死んでいきます。
それなのに、なぜかグロくな不思議。
ただ、つっこみどころは沢山あって、
あれだけ殺し合いしているのに、周りの人は無関心、さすがニューヨーク
アクション映画にありがちな、血まみれの人間が歩いていてもみんな無視。
ただ、さすがに地下鉄内でドンパチやり始めたら、乗客が一斉に逃げて、なんだか面白かったわ
そしてニューヨークには物凄い数の殺し屋がいる!
それがわかるシーンもなんだか笑えます。
ところどころにニヤリとするユーモアが散りばめられている本作(キアヌはいたって真面目です)。
こちらの監督のチャド・スタエルスキはその辺り、狙ってやってるんだろうなぁ。
前作の復讐の理由が犬!っていうやつも、インタビューでは「なんだそれ?」と言われるのがわかっていてやったと言っていたし。
そのあたり、ストーリーはあえて薄っぺらにして、アクションに重きを置いていて潔くていいです。
ジョンと妻とのお話も結局あまり語られず、どうやら組織を辞める時にひと悶着あったようですが、それもわからず。
ジョンの過去は今回もはっきりとは明かされません。
今回も血だらけになりながらも美しいジョンを演じるキアヌ・リーブス。
キャラクター付けはちゃんとされていて、とにかく亡くなった奥様が好きで、ずっと左指の指輪を外せずにいて、犬が好きで、超絶強い、というジョンを見事に演じ切っています。
真面目で強いという部分がキアヌにピッタリ。
そして今回バワリー・キング役 ローレンス・フィッシュバーン。
なんと!マトリックスファンには嬉しい共演
また2人が見られるなんて!
実はローレンスがキアヌと話をする機会があった時にこの映画の話になり、「僕も出たいなぁ」とか言ったら、キアヌが監督に電話をして出演が決まったとか!
それもそのはず、監督のチャドはマトリックス時代にスタントをしていて2人とめちゃくちゃ絡みがあった。
監督としても2人の再共演を実現させたかったのかも?!
この映画の私の好きなシーンはストーリーは薄っぺらなのですが、ジョンが仕事をする時に、武器やら装備やらを調達する場面。
まるでRPGのようだわ
それぞれのお店にいって自分好みのものを調達していきます。
ちょっとシャレが聞いていてとにかくカッコいい~!
そして、バワリーが登場するホームレス達のシーンも好き
その辺りが見ていてワクワクさせてくれるところです。
ただ、このシーンについては若干すべてを活かしきれてない感じがするので、残念ですが。
映画の中でジョンが犬を預けるところも好き。
ホテルで"Do you board?"と聞きます。
BOARDとは犬や馬などを預かるという意味があり、ペットホテルをBoarding kennelといったりします。
でも、いきなり"Do you board?"って聞かれたらびっくりしちゃうよね。
そしてもう一つ、耳の聞こえない殺し屋(すでにキャラ設定が面白い)との手話の部分の字幕で"Not if i see you first"と言っている部分があります。
こちらもよく映画では登場する言い方ですが、日本語ではなかなかこういう言い方しないよね。
ここでのセリフは「俺が先にお前を見たら避ける」という意味があり、つまり「会うことはない」から、「次はない」という意味で使っているんだね。
映画以外で使う時は冗談でしか言わないので、本当はまたね、という意味で使うんだよなぁ
でも、あんなジョンの怖い顔で言われたら、冗談じゃないってわかるけど。
どんどん破滅的な方向に向かうジョンですが、とっても思わせぶりに終わります。
それもそのはず、「ジョン・ウィック:パラベラム」(2019)に続く!
この映画、面白かったと共感する人がいたら教えてくださいな。
私は前作はそんなにハマらなかったのだけれど、相当人気があったようで、続編、そして3作目も作成されました!
どう考えてもキャラ勝ちですが、キアヌが好きなら見て損はなし!
にほんブログ村
人気ブログランキング